河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2272- 佐藤千佳 ピアノ・リサイタル、2017.2.6

2017-02-06 23:42:28 | リサイタル

2017年2月6日(月) 7:00pm 小ホール、東京文化会館

バッハ トッカータト長調 BWV916  7′
バッハ トッカータホ短調 BWV914  8′

ベートーヴェン ピアノソナタ第21番ハ長調 ワルトシュタイン 12′3+10′

Int

ショパン ノクターン第3番ロ長調 7′
ショパン バラード第1番ト短調 9′
ショパン バラード第2番ヘ長調 8′

ショパン バラード第3番変イ長調 7′
ショパン バラード第4番ヘ短調 11′

(encore)
ショパン/ノクターン嬰ハ短調第20番 遺作 4′

ピアノ、佐藤千佳


お初で聴きます。
ワルトシュタインのアダージョはやや速めのアンダンテ模様、スピーディーなもので終楽章の序奏的色彩。全体的に強弱のダイナミクスに重き置くものではなくて、締まったプレイで淡白と思えるぐらい。硬めの響きはジャブジャブ感がなくてクリアでシャープ。チェンバロ風味の小気味のよいもの。やみくもに激しさを求めないワルトシュタインで作品に語らせる。ロンドは美しいもので、モヤモヤしないのはペダルの扱いにあるのかもしれない。
この演奏の前2曲はバッハのトッカータ、チェンバロ風な味わいが濃く、その流れがベトソナにそのまま流れてきている。プログラム前半のスタイルはピアニストの主張がよく出ていたと思います。

後半はガラッと変わってショパン。ノクターンのあとバラード全4曲。4曲で40分近くかかる規模の大きいもの。自分としては、これら作品は物足りない。ドラマが無いからといった話ではなくて、インスピレーションと作品創造の力、この2点で随分と物足りない。4番は色々と感じるところはありましたが。まぁ、こちらの聴きこみ不足が多分にある。
淡々とした演奏はすっきりしていて芯を感じる。いい演奏でした。ありがとうございました。
おわり


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