河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2653- 第九、クリスティアン・バスケス、東フィル、2018.12.22

2018-12-22 23:50:03 | コンサート

2653- 第九、クリスティアン・バスケス、東フィル、2018.12.22

2018年12月22日(土) 7pm サントリー

フアン・バウティスタ・プラサ フーガ・クリオージャ  5

Int

ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調op.125  16-12-14-24

ソプラノ、吉田珠代
メッゾ、中島郁子
テノール、清水徹太郎
バリトン、上江隼人
合唱、東京フィル特別合唱団、杉並児童合唱団

クリスティアン・バスケス 指揮 東京フィルハーモニー交響楽団


しばらくぶりのバスケス。ベートーヴェンをどのように振るのだろう。年末恒例で、時期的に、ベートーヴェンを振るというよりはむしろ祝祭的な側面が大きく、そういった聴き方になってしまいますね。

バスケスの第九、ちょっと重かったかな。音を押しつけるような具合で、弦の弾きもかなり強いし、ウィンドやブラスも同様、太く長くといった表現。
ドラマ性のある作品ながら、十八番の幻想のようなドラマとは一味違う第九。ドライヴィングも今ひとつ決まらない。

初楽章が開き切らない。出が原始霧ではなくて結構な強さで淡々と始まりミステリアスなところがない。それはそれでいいのだが、一気に作りに行く頂点が不発気味。どうも、第1楽章全体が序奏のようになってしまった感がある。

次の2楽章は別物のように軽快になりスッキリ。きびきびとしていて活力あり、スピード感も良好。スケルツォの3拍子系は独特なアクセント。トリオは猛速。

ここで、ソリストと合唱が登場。それまで空っぽだった台が埋まる。このようなスタイルは見ることの無いもので、合唱、ソロの同時入場で、ざわざわと一服感があってこれはこれでいいものですね。

第3楽章は元に戻ってしまったようなところがありました。ホルンソロは3番さん。
迫力ある1拍子振りの開始で始まった終楽章は、祝祭的な雰囲気が醸しだされたと思います。コーラスは児童合唱を加えたものでしたが、なにしろ全体が混成部隊で、色々なピッチが同時に来るところもあり最良とは言えなかった。演奏条件が良ければもっといい演奏となっていたはず。明白です。
ちょっと残念なところもありましたが、知らなかった面も見えてきて、もっと頻繁に来て欲しいですね。

ところで、一昨日聴いたザネッティ読響とティンパニを比べてみました。
2652- 第九、マッシモ・ザネッティ、読響、新国立劇場合唱団、2018.12.20

バスケスのティンパニはザネッティの十分の一ぐらいの強さ。といっても、たぶんこれが普通。ザネッティのほうが異常。異常な強さだった。これが第1楽章。
次の第2楽章は、バスケスのほうは、締まりっ気のあるバチに変えて、はじけるような鳴り。これが普通。ザネッティのほうは、第1楽章の締まりサウンドからバチ取り替えて、ガラリと音色変化、それがトローンととろみがついたような柔らかサウンドでバスケスと真逆。まあ、全体的に、ザネッティは確信犯的な演奏でしたね。くせ者ザネッティ。
それと、ザネッティ読響は3楽章のホルンソロを1番さんに吹かせてましたね。

最初に置かれた5分の作品、プラサのフーガ・クリオージャ。弦楽合奏、3拍子系の曲で、細かく刻む進行が美しい。バッハをもっと明るくしたような感じ、清涼感漂う佳作でした。こちらはいい演奏でしたね。

バスケスさん、次回もよろしく。
おわり

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 2652- 第九、マッシモ・ザネ... | トップ | 2654- 第九、マレク・ヤノフ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。