墳丘や重要な区画を囲い込む、また、
聖域を区画するという役割を有していたと考えられる「埴輪」。
奈良市菅原町には、埴輪作りを行っていた「土師氏(はじし)」が住んでいて、
埴輪を焼いた窯跡もみつかっている。
その埴輪作りを奈良市埋蔵文化財調査センターで体験させてもらった。
簡単にできると思っていたが「さにあらず」である。
紐粘土を重ねて行く「陶器造り」と同じようだが、
積みあがってゆくにしたがって口が広くなり、
また上部の粘土の重さに耐えかねるのか傾きだす。
外側の帯「突帯」には「秘技(コツ)」があり、
十分納得したが、出来栄えは今一つだった。
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