疳の虫などの鍼灸治療（小児はり）

ママを困らせる夜泣きや疳の虫は小児の命に関わる状態ではなくても、あまりキツイとママがストレスフルになって困ってしまいます。

急激に身体が大きくなっていく過程での神経などにアンバランスが生じてそのストレスで症状が起きているような状態ですね。

大人に対して行う鍼とは違い「小児はり」では、ごく軽い接触（はりを軽くこすり付ける）で皮膚を介して神経を刺激してバランスを安定させていき落ち着かせていきます。


大人の治療間隔では週に２～３回の場合が多いのに対して、小児は急激に成長しているために身体のサイクルが早く治療間隔が連日（初回は３～４回）程度を目安に行う必要があります。
軽い症状であればすぐに収まっていきますし、少し大きくなって「風邪をひきやすい」などの抵抗力が弱い場合もお腹の調子がよくなり元気がついてきます。

小学校低学年くらいまでなら鍼を刺さない治療でも対応可能な場合が多いのですが、症状がきつく身体の反応が接触刺激だけでは改善しない場合は少し鍼を刺す場合もあります。

昔は「ちりけの灸」や「小児すじかいの灸」と言ってお灸をしていた時もありますので、鍼だけでなくお灸も小児の健康をまもる手段として用いられていたようですね。



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河童堂鍼灸院
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