碓井広義ブログ

<上智大学教授のメディア時評> 見たり、読んだり、書いたり、話したり、時々考えてみたり・・・

NHKだからこそ成立 充実の75分「新春TV放談2019」 

2019年01月10日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評


特番「新春TV放談2019」
NHKだからこそ成立する充実の75分

年に1度のレギュラー特番、「新春TV放談2019」(NHK)が2日に放送された。

司会はいつもの千原ジュニア。ご意見番のカンニング竹山や鋭い批評眼のヒャダイン、YOUといったお馴染みのメンバーの他に、「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)の貴島彩理プロデューサー、「ゴッドタン」(テレビ東京系)の佐久間宣行プロデューサー、SHOWROOM社長の前田裕二氏らが参加していた。

まず1000人に複数のドラマを挙げてもらった「人気ドラマランキング」を紹介。興味深いのは、このベスト10に入っていない「おっさんずラブ」や「大恋愛」(TBS系)が、1本だけを選ぶ「最も好きなドラマ」のランキングにはしっかり登場してくることだ。

思えば「おっさんずラブ」の全体平均視聴率は4%で、あの盛り上がりを説明できない。前田氏は「スナックのカウンターの中に客が入ってきた感じ」と言い、ヒャダインもSNSとの相性が良かったことを指摘する。貴島Pの「数字だけじゃない評価で、局内の空気が少し変わってきた」という言葉が心強かった。

さらにバラエティーの話題では、「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(テレ東系)や、騒動のあった「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)などを例に、テレビの“リアル”をめぐって本音の意見交換。NHKだからこそ成立する充実の75分だった。

(日刊ゲンダイ 2019年01月09日)
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