古代四方山話

古代について日頃疑問に思っていること、思いついたことを徒然なるままに綴ってみたいと思っています

始まりはえべっさん

2021-01-03 11:28:14 | 歴史

昨年、自身の備忘録的に始めてみたブログです。

あれがわからない、これがわからないだとか妄想を書き散らかしておりますが、なぜだか読んでくださる人が…。ありがとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

さて、こちら関西では初詣の次は十日戎。

娘が学生時代、とある神社で福娘としてご奉仕させていただきました(けっして今宮戎ではありません。あないなべっぴんさんではありません)。

「その神社のえべっさんは、どのえべっさんや」と質問し、娘に嫌な顔をされたことを思い出します。

えべっさんには系統があることなど、神社や神様または古代史などに興味がない人には常識ではないと。

・・・そうですね。

 

島根県松江市にある美保神社の主祭神、事代主命は「鳴り物が好き」で歌舞音曲の神様とされます。

事代主命を祀る大阪の今宮戎においては、えべっさんは耳が遠いので本殿の裏側の銅鑼をたたいてはじめて願いが届くと言われています。

鳴り物が好きだったり銅鑼をたたいたり。

事代主命はもともと「銅鐸」と関係していないか?と私は疑っております。

 

蛭子系のえべっさんの総本社が兵庫の西宮神社ですね。

今年は風物詩となっている、福男選びがなくなってしまって残念です。

西宮神社は同じ西宮市の廣田神社と浅からぬ関係にありますが、以前今宮戎にお参りした折、今宮戎のすぐ近くにも廣田神社があることに驚きました。

こちらの廣田神社も祭神は西宮と同じく「撞賢木厳之御魂天疎向津媛命」です。

ちなみに大阪の廣田神社、使徒がアカエイで、痔疾病平癒の御利益があるとのこと。事代主を祀る長田神社と同じですね。

 

少数派にはなりますが、少彦名命系のえべっさんも。

お江戸は神田明神さんが有名どころですね。

 

大阪の祭りはえべっさんで始まり、神農さんに終わります。

神農さんは、大阪市中央区の少彦名神社のお祭りです。

あれ?えべっさんに始まり、えべっさんで終わっている?


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