源流をたどる旅 ~大海から上流へ~

流れのままに
心のままに。

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【長良川的生活展】改めて御礼を

2007年09月14日 | ライフワーク
このたびは、ご多忙の中、長良川的生活展に
足をお運びくださいまして本当にありがとうございました。

おかげさまで、1年前から練り上げてきた構想を
現実のものとすることができました。

これも、当日まで惜しみないご支援をくださり、
また、当日、わたしたちにお付き合いくださり、
相田みつを美術館の一空間をともに
創り上げてくださった皆様のおかげでございます。

本当にありがとうございました。

書家、筝奏者にとりまして、初めてのパフォーマンスで
適度な緊張感、集中したあの時間の空気感を
創出することができたのは、パフォーマーの力だけではなく
皆様がいてくださったからこそだと確信しております。

至らない点もたくさんございましたが、
温かく見守ってくださり、本当に感謝しております。

以下、少々長くはなりますが、今回当企画に出展・出演
いたしました美濃和紙職人の加納武さんと
書家の田中葉奈さん、明奈さん、筝奏者の日原さん、
そして企画させていただきました水野より、
皆様に心からのお礼のメッセージを記させて
いただきましたので
ぜひご一読いただければと思います。

また、少しだけではありますが、当日の様子を
映像担当の不破さんがアップしてくれましたので
ぜひごらんください。
http://blog.ayupro.com/


***手漉き和紙職人 加納さんより***
先日は相田みつを美術館第2ホールで行われました
「美濃和紙と書の展」にお越し下さり、
誠に有難うございました。

美濃和紙の展示会は今までにも何度も参加させて
いただいておりますが、
今回のような催しは初めてで、
しかも大変楽しく参加させて頂きました。

この企画を発案された水野さんを中心に1年程前から
準備を進めて参りました。
田中葉奈さん、明奈さんご姉妹の曽祖父が
郡上八幡のご出身で墨汁の創始者であるという
お話を聞いて、何だかわくわくした記憶があります。

今年に入って長良川の上流へ行き、
郡上八幡の橋の下で書を書いたり、
美濃橋の下で書いたりしました。
もともと墨で書く用途に向けての紙を漉いておりましたので、
実際にお二人に使って頂いてご意見を頂けたことも
大変勉強になりました。

また相田みつを美術館を初めて訪れたときも、
相田みつをさんの作品に大変感動し、
大きなお土産を頂いたように思いました。
と同時に、こんなすごいところで展示会を
やらせて頂くのだから良い作品をつくらなきゃ!
と気持ちが引き締まりました。

今回の2日間の展示は本当に参加者の皆さんの
ご協力なくしては成り立たなかった展示会でした。
美術館の館長様はじめスタッフの皆様も惜しみなく
ご協力してくださいました。

私としてはもっとご来場下さったお客様に積極的に
話し掛ければ良かったと思います。

参加させて頂いて感じたことは皆様とのご縁です。
本当に楽しい展示会をさせて頂きました。

皆様とのご縁をこれからも大切にしていきたいと思います。
本当に有難うございました。

幸草紙工房  加納 武

***書家・田中葉奈さんより***
この度は、「美濃和紙と書の展」に足を運んでいただき、
またご協力いただきまして、
本当にありがとうございました。
今回のイベントで初めて岐阜を訪問し、
美濃和紙に出逢い、
多くの新しい発見がありました。
普段使用している紙の制作過程を拝見し、
その職人技に感激しました。

また墨との相性の違いを実感し、
より良い作品制作のために
研究していきたいと思いました。

そして、岐阜の方々の故郷を大事にする心は、
日本の伝統文化でありながら衰退しつつある
書道を広めていきたいという
私の考えに合致しておりました。
そういった意味で本イベントにお越しくださり、
支えてくださった皆様と通じ合うことができたと
思っています。

また、今回初めて書のパフォーマンスに挑戦しましたが、
展示物としての書道との違いに戸惑いました。
しかし、皆様の暖かい視線のお陰で、
楽しく書くことができました。
このイベントを通して、書の新しい姿や楽しみを少しでも
感じていただけたら幸いです。

まだまだ未熟者ではありますが、これからも稽古に励み、
日々精進して参りますので、今後ともご指導、ご鞭撻の程、
よろしくお願い申し上げます。

田中葉奈

***書家・田中明奈さんより***
この度は足をお運びいただき、ありがとうございました。

私たちにとっては初めての書のパフォーマンスでしたが、
来場者の方々と言葉への想いを共有することで、
それが新しいパワーとなり、
私自身今まで体験したことの無い興奮状態で
書くことができました。
今回のイベントは、皆様に支えられて実現できたものであり、
感謝してもしきれません。
この経験を糧に、これからも書道活動に精進してまいります。
誠にありがとうございました。

田中明奈

***日原暢子さん***
お忙しい中お運びくださったお客様、
全力でご協力してくださったstaffの皆様、
本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
「美濃和紙と書の展」と題しました今回のイベントでしたが、
私自身が一番強く感じたことは
「人と人とのつながり」でした。
個々の人間がそれぞれにもつ純粋で真っ直ぐな
心髄がイベント会場内或いは
相田みつを美術館内に溢れていました。
そしてそれらは重なり合うのではなく各々に
放浪し調和していました。

日原

***水野馨生里より***
長良川的生活展に、お越しいただき、また、
多大なるご協力をいただき
皆様には本当に感謝をしております。

この企画考案のきっかけは、
「ものごとが誕生する背景を認識する機会が
今の社会にはあまりない」という問題意識でした。

わたしは2004年より岐阜市の伝統工芸品である
「水うちわ」の復活に関わらせていただいておりましたが、
うちわの原材料である和紙が誰によってどのように
つくられているのか、そしてそれを使って
職人がどうやってうちわを作っているのかを
間近で見て、知ることができました。

そのときに、様々な知恵や技術が組み合わさってひとつの
「うちわ」が誕生する瞬間の素晴らしさを知りました。

それと同時に、身近なうちわというものが、
いかに誕生するかということを
これまで全く知らなかったし、
知ろうとさえしていなかったということに
気が付かされました。

それ以来、身近にあるものが、どのような背景で、
どのような人によって、どういった原材料で、
どのようにつくられているのかということが
非常に気になるようになったのです。

そして、様々なものの誕生の背景と現状を探っていくと、
日本が抱える多くの問題、例えば、後継者不足、
環境破壊による原材料となる植物の喪失、
地方都市の財政破綻、地元文化・コミュニティの崩壊、
などにぶつかりました。

そして、ここでわたしは始めて、現状を認識することができ、
自分がすべきこと、できることは何かを
考えるようになったのです。

つまり、ものごとのルーツを探る、という過程がなければ
問題の認識もできませんでしたし、
次、何ができるのだろうか、
という自身への問いかけをはじめることも
ありませんでした。

なので、今回の企画では、美濃和紙ができる工程を
映像で見ていただき、道具に触れてもらって、
さらに、美濃和紙の上に新しい書という文化が
付加されて、展示される様子を一連の流れとして
みていただくことで、ものが誕生し、使われ、
それが文化になるという一部始終を
皆様に知っていただきたい、という思いがございました。

それを様々な制限がある中で、
また未熟なわたしの企画の中で
なんとか実現できないかと、尽力してまいりました。

こうした思いをどこまできちんとお伝えすることができたか、
非常に不安なのですが、何か少しでも、上述した以外の
ことでも、みなさまお心に残る瞬間が
あったのでしたら幸いです。

大変長くなり恐縮ですが、
こんなことをつらつらと思っております。

これからも、こうした場づくりを、
様々な方法で行ってまいりたいと
思っておりますので、引き続きご支援、
ご協力賜りますようお願い申し上げます。


長くなってしまいましたが、
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。


今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

長良川的生活展
メンバー一同
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