kirakira-kirara

ある日突然『あなたガンです』って言われてビックリ…。
子宮頸ガン0期で円錐切除したkaorieの経過観察中の日記です。

記憶ってなんだ…感情は残ってくれたらいいと思う

2019-11-04 | 日記
こんにちは。kaorieです。


父が認知症になってしまったので、最近『認知』『記憶』とかの言葉に敏感になっています。笑

そもそも記憶ってどういう仕組みになっているんだろう。
よく考えると、自分自身の記憶もかなり怪しいことに最近気づいた。マジで。


私がアルツハイマーだとかそういうことじゃなくって、かなり自分に都合よくというか…人間って自分仕様に
記憶に色をつけているのかも、とそういうことを思ったんですよ。


昔の歌を思い出して歌っているときに、『この人はしゃくりあげるみたいに歌うんだよね~!』と話していて
どれどれってYouTubeで当時の歌声を聞いてみたら全然違った…とかよくある。笑


あ、それから私の場合は強烈な心配ごとがあると認知機能が著しく低下してしまうみたいなんです。
娘に聞いたらけっこう『大丈夫か?』と青ざめるレベルだったみたいで。
娘が高校、息子が大学のダブル受験だったときは、心配しすぎて自分でもちょっと気づくくらいには変でした。

でも、人から見るとちょっとどころじゃないほど変だったみたい。笑

買った記憶はないのに同じものが恐ろしい数ストックされていたりとか、ティッシュ買ったのにすっかり忘れて店を出ようとして声かけられるとか…。

食べ物じゃないものを冷蔵庫に入れて忘れてしまったり、とんでもないもの(お弁当を止めるゴムとか!)をレンジにかけようとして寸前で気づくとか。コワ…。


最近はこういう明らかに変なところからは回復しましたから大丈夫ですよ。笑


先日娘の成人式の着物を選びに行ったんですけどね。
あ、レンタルにしました。購入してもきちんと保管できないのわかってるんで。いい年して情けないですけど。
気に入ったものが見つかったので良かったんだけど…その後娘は部活に行き、私は翌日実家に行くときの頼まれものを
買いに行ったんですね。


で、休日でたくさんの人が行きかう中、娘の成人式のことボ~ッと想像しながら歩いていたんですけど…


父は娘の成人式のとき、ちゃんとわかってくれるだろうか。


晴れ姿を見て笑ってくれるだろうか。


覚えていてくれるだろうか。


そんなことをつらつらと考えていたら泣けてきました。
娘の成人式まであと1年2ヶ月。
父はどうなっているんだろう…。


見たもの聞いたものがもしきれいさっぱり記憶から消えてしまうんだとしても、感情だけは残っていてほしい。
心のどこかに残っていてほしい。