昨日は お彼岸の入り ということで、
先日、ご紹介した赤い「腰袋」なるグッズと共に、実家へ行ってまいりました
・・上の写真は、実家・玄関先のカリブラコア
井上は、いつも通り、始発電車にて実家の庭仕事・・
天気予報では、お昼頃から雨とのことでしたので・・。
(流石に始発電車の頃は、もう薄暗い季節となりました。秋ですね・笑・)
庭仕事を終え、雨が降り出す前にと、母が庭の花々でつくってくれた花束を車に積んで、
急いで父と、母方の祖父母のお墓参りへと向かいました。
ふたつのお寺を回り、家へ戻る頃には、雨がぽつぽつ
「大降りになる前に帰ってこられてよかったね」と、言いながら、
ポストを見ると、母宛ての郵便物に交じり、
なぜか私宛のハガキが・・・
もしかして、私の現住所をご存じない小学校の同窓会のお知らせとか?
そう思いつつ、裏を返してみたところ。
『訴訟最終告知のお知らせ』
という文字が・・・
よくよく読んでみると、
私は。
自身の『契約不履行』により、『民事訴訟』として『訴状』が提出されているみたい
『このまま連絡なき場合は、原告側の主張が全面的に受理され、
執行官立会いの下、給与差し押さえ及び動産、不動産の差し押さえを強制的に執行させていただきます』
そして。
『裁判の取り下げなどの相談に関してはーーー』の一文のあとに、
『法務省管轄支局 訴訟最終通告通達センター』なる、もっともらしい団体名と
霞が関の住所と電話番号が記されておりました。
もちろん。
私には、なんの身に覚えもございません。
しかも。
霞が関の住所なのに、消印は豊島。
そして、その『訴訟』取り下げ最終期日は、明日、となっていました。
つまり、『訴訟』『裁判』『強制的に差し押さえ』などなどの言葉をちりばめ、
恐怖心を煽り、
その『訴訟最終告知通達センター』へ電話させ、
相談料や、和解金を振り込ませようという魂胆のようです。
「こんなハガキ、詐欺だから、ほっておけばいいの」
私はそう言ったのですが。
「でも、ここの住所がわかっちゃってるんだよね・・・」
母は不安な様子。
「ねえ、警察に電話して」
「そんな大げさな・・・」
私は、無視すれば、それでいいと主張したのですが。
「もしかしたら、相手はここの電話番号も知っているのかもしれない・・・
お願いだから、警察に電話して」
母に懇願され、
そうね・・
今夜、私が帰り、母ひとりきりになったとき。
おかしな電話がかかってきたり、見知らぬ人が突然、訪ねてきたりしたら。
どんなに不安なことかと思いなおし。
私は母の目の前で、[家の電話にて]警察に電話いたしました。
一通り、事情を説明したところ。
「お近くの警察に連絡し、お宅に行ってもらいますので、しばらくお待ちください」
と言われました。
そして。
5分ほどして管轄の警察の方から電話がかかってきました。
あらためて詳細を説明すると、
同様の相談が、すでに100件以上あるとのこと
「もう20年以上前に実家を出られた方のもとにも、旧姓で届いているようです。
たぶん、昔の名簿などが詐欺師の手に渡っているんだと思われます。
くれぐれも、ハガキにある電話番号に電話しないでください」
そう言われました
「ありがとうございました。おかげで、ほっといたしました」
私が、そう言って電話を切ると、
不安でこわばっていた母の顔に、ようやく安堵の笑みが戻りました
緊急の[事件・事故]ではないのに。
親切に対応してくださった警察の方たち、ありがとうございました
みなさまも、どうぞ気をつけてくださいませね。