キーウィの収穫をいたしました
参加できない車椅子の母は、部屋の窓越しに監督係り
・・・収穫前に写真を撮るのを忘れてしまい・・・
この写真は、夏に撮ったもの。
「今年はこんなちっちゃいのばっかり」
籠に入れた直径5センチほどのキーウィを見せると。
膝の上に広げた植物図鑑で、なにやら研究していた母は、とても残念そう。
母 「この時期、油粕入りの骨粉を根元に追肥すると、来年の実のつきがいいんだって」
私 「・・・こっぷん? もしかして骨の粉?」
母 「そう」
私 「きゃっ、やだ。なんの骨?」
母 「よく知らないけど、牛とか動物の骨じゃないのかな。
物置の左側の棚に置いてあるから、撒いてくれない?」
裏の物置に行くと、確かに。
『油粕混合骨粉』という、さらさらした肥料らしき物体が入った袋を発見
私 「ただ撒けばいいの?」
母 「そうね・・・少し根元を掘って土と混ぜてくれる?」
やれやれ・・・
その日、朝から庭仕事に励んでいた井上は、
すでに腰に痛みを感じはじめておりましたが。
母の専属庭師見習いである私は、
その言いつけを忠実に実行しなければなりません。
根を傷つけないよう、キーウィの根元の土を小型のスコップで掘り返し、
あとは手で掘り進め、
そこに追肥を行いました
作業を終え、ふと気づくと、医療用ゴム手袋の指先に穴があいて。
右手人差し指の爪の中に、深く土が入り込んでおりました
これだから、ネイルなんて無理なのよね・・・
ちなみに。
帰宅後、調べたところ。
『骨粉』とは。
獣骨を砕いて乾燥させたもの。
リン酸カルシウムを多く含み、分解を早める油粕と混ぜて使用すると、
果実の実りを豊かにしてくれるそうです