Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

釣り人のメッカ(イスタンブール)

2012-08-16 18:26:55 | トルコ
今日から通勤客が少し戻ってきた感じ。もっと故郷にいればいいのに・・と思うのは地方に根のないもののわがままか。
だって、昨日までの風通しの良さ!といったらね。

そういえば、ご近所の年寄りコンビニでパンの品切れとお豆腐の品薄が続いていたけど・・なんだか震災直後を思い出したkおばちゃんです。
無ければ無いでもいいんですが、棚が空っぽだとなんだか寂しくなる欲張りモノです。

このお休みに脱国した友達のFBの書き込みを覗きながら、行ったつもりになってるkおばちゃんです。安上がり!
それに・・来年の旅を友だちから誘われて・・いそいそと検索にかかるのもまた一興。絵に描いた餅で終る可能性大です。
なんて、旅行に出られない憂さ晴らしをしております。

○1月1日(日)

さて、お宿をあとに散歩に出かけたkおばちゃん。シルケジ駅をあとに、向ったのは・・すぐそばの海の方です。


Emınönüエミノニュって発音するのかしら?


カモメが群れ飛んでます。

あちらに見えるのが所謂『新市街』と呼ばれるところですね。今日は向こうを目指して見ます。


海とは反対側にはモスクが沢山!イェニ モスクYeni Camiかな?あの向こうはスパイス・バザールだったはず。


それにしてもカモメの多い事!


本当はもぐらなくても良かったのですが・・人の流れがそっちに向っていたので思わず地下道にもぐってしまいました。


上を車の通りの激しい大通りが走っており、それの横断のための地下通路・・なんでしょうけど、両側にびっしり売店が連なっています。


人の沢山居るところでは『商売』をしなきゃいられない、さすがイスラム圏です。
儒教やキリスト教色のつよいところでは『商売』は卑しい行為と思われがちですが、どっこいイスラム圏では商売しないほうが『悪い』のですよね。たしか。
そのかわり、銀行預金のようなもので金利を稼ぐのは『良くない事』と位置づけられていると聞いています。
うーーん。よく判りません。
額に汗して働かなくても、右のものを左に動かす、なんてだけでも利ざやを稼げればよいということなんでしょうね。

ただ、ここで悲しい現実も目にしました。

階段の途中でうずくまる子ども。どう見ても10歳になるかならないか・・1月だというのにコートももちろん来てません。たしか裸足です。寒いからうずくまってるんでしょう。
近くに親らしき人物は見えませんでした。物乞いをする気力もないのでしょうか。ただうずくまっているだけ。
薄汚れたその少年、彼に手をさしのべる人はだれもいません。ただその前を大勢が過ぎて行くだけです。
もちろん、kおばちゃんも何も出来ません。だから偉そうなことは言えません。

ただ、そういう子どもがこの大都市の片隅に生息しなくちゃいけない世界がここにはある。という現実を認識しただけです。
もしかすると、kおばちゃんの思い過ごしかもしれませんが、あの少年に助けの手が届くことを祈るしか出来ない自分が情けなかったです。

トルコは、野良猫、野良犬の天国とききます。でも人間にはどうでしょうね?
日本の豊かさを『普通』と思って、何も感じないで生きていたことを実感させられました。

暗い気持ちになりながらも、散歩を続けるkおばちゃんです。目的地に向うにはあそこに行かなきゃ行けません。


あそこ、つまり橋をわたらなければいけないのです。


この橋の名前はガタラ橋 Galata Köprüsüというそうです。この橋は『川』にかかっているのではありません。
川ではなくて、金角湾Haliçに掛かっている橋です。湾といっても・・奥に深い入り江のような感じです。
橋の造りは2層になっており、上は交通のため、そして下は商売のためでお店が沢山あるようです。

上部の歩道の欄干にはこのような人物が沢山居ました。


ここはアタリが少ないのか・・それともまだ時間が早いのかそんなに混んでないような気がしました。


どういう人が釣りをしているのかは判りませんが・・良く見ると『貸し竿屋』さんもあるみたいです。


システムが良くわかりませんけし、釣った所でどうする・・その魚!と言う問題もあるのでおためしはしませんでした。

それにしても、この橋の下を通過して金角湾に入って行く船は多いのですが・・・魚も多いのでしょうね。


一応船の通行を妨げないところでの釣りというルールは守られているようです。


右奥にみえるのが、対岸のアジアサイドでしょうね。


振り返ると今来たEmınönüエミノニュと、その向こうにトプカプ宮殿が望めます。


それにしてもご熱心に釣りをする人が沢山!


ガタラ橋は釣り人のメッカでした。

橋を渡り終えて・・本当は地下横断道路を渡らなきゃいけないところを・・地元のお兄ちゃんのあとをくっついて横断!
やっと、ここまで辿り着きました。
コメント
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