顔出しNG presents 太いの堅いの

負け前提、予算制勝負師の私こと顔出しNGが、基本は太く、時には堅く、臨機応変(無節操)に楽して儲けんとする妄想録

●太いの堅いの #173 有馬記念

2008-12-27 14:23:02 | 競馬
昨年の1、2着馬が、そのまま人気を集めているが、そんな簡単に決着するか疑問が残る。マツリダゴッホは9番人気、ダイワスカーレットは5番人気の気楽な立場。外が全く伸びず、行ったモン勝ちの不可思議な馬場の助けもあった。マツリダは確かに中山が得意だし、スカーレットの先行力も強力。それぞれの前走内容も評価できる。ただ、いかに実績のない東京とはいえ、2走前に1600万下で負けたばかりのスクリーンヒーローに捻られたマツリダ、激戦のレコード決着と響きこそ派手だが、あと一完歩でカンパニー程度に突き抜けられていたスカーレットに、真の強さがあるかは疑問。相対的なレベル低下の中で押し出されているだけのような気がする。

有馬記念
カワカミプリンセス
マツリダゴッホ
ドリームジャーニー
ダイワスカーレット
スクリーンヒーロー
フローテーション

中山の2500mは内枠有利がデータからも証明されている。しかし、今回の枠順は実績上位馬が中から外に集中し、唯一、カワカミプリンセスだけが内を引けた。エリザベス女王杯は勝ちパターンからリトルアマポーラを捕らえ切れず、衰えを感じさせる内容だったが、休養続きだけに復調途上の面も残っているだろう。現状、チョイ足らずの不安は拭えない。ただし、そんな馬に乗せたら当代一の鞍上が付け目。前走後、陣営に再度の騎乗を求めてきたというほど手応えがあるようなので、ここは思い切った手綱捌きで一発を狙ってくるはず。前後半の1000mラップが5秒差もある超ハイペースを、4角先頭で崩れなかった昨年の宝塚記念は秀逸。その力を取り戻せば、ここで十分に勝ち負けになる。

武豊が愛用のダウンジャケット

マツリダゴッホはジャパンCで進歩した姿を見せた。我慢に我慢の仕掛けで、先に鞍上の手が動いたウオッカとの追いくらべに敗れたのだから、コース適性で劣ったと考えるしかない。得意の中山なら、先行策からの高速マクリに不発はない。背後から並ぶ間もなくかわせる速さがある点で、対ダイワスカーレットでは有利だろう。
Take

マツリダの仕掛けに呼応し得るのは、同じくマクリ脚があるドリームジャーニー。57キロまでなら結果を出しているので、斤量1キロ減は大きい。中山は朝日杯FSで豪快に差し切った舞台。2000mのローカルG3をトップハンデで勝てるようなタイプは、有馬記念で穴を開けることも少なくなく、今回は走れる条件がそろっている。昨年のような変な馬場にならなければ。

ダイワスカーレットは、アンカツが天皇賞の時に「有馬記念の2500mは(スカーレットに)長い」という旨のことを言っていた。昨年も1周目のスタンド前まで慎重に運んでいたし、一段とマークが厳しくなってどうか。大崩れはないだろうが、頭のイメージも湧かない。他に押さえは、前走は決してフロックではないが、もう少し様子を見たいスクリーンヒーロー、スプリングSのようなレースができれば、入着くらいはありそうなフローテーションのガイジン騎乗馬。

※livedoor blogと相性が悪いようで、トラックバックを返せないかもしれません。ご了承ください。



post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。