いつらくノート

日常のつれづれ日記

じい散歩

2023-09-13 23:04:00 | 本と雑誌




主人公は90歳になる夫。夫婦あわせて、もうすぐ180歳で、中年となった3人の息子たちは、全員独身である。

夫は散歩が趣味で女性とのコミュニケーションが好き。妻は、散歩先での夫の浮気をしつこく疑い、そのうち認知症が発覚。

長男は高校中退後、ずっと引きこもり。次男はしっかり者の、自称・長女。末っ子は事業に失敗して借金まみれ。

ひょっとしたら身近にいるかもしれない、事情を抱えた家族。

現代社会は昔と比べて、家庭の事情が複雑だよね。

この本を読んでいて、「老老夫婦」「認知症」「引きこもり」「LGBT」「金銭問題」。キーワードが浮かぶ。

話の展開が面白くて、すらすら読めた。


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94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題の一人暮らし

2023-03-31 20:34:00 | 本と雑誌



インスタで有名なおばあちゃん、西本貴美子さんの本。

72歳からカメラを始めて、パソコン編集もされている。

息子さんの経営しているカメラ塾に入会し、全国に友人もたくさんいる。

以前写真展に行ったことがあるけど、どれも面白い写真ばかり。楽しい写真ってなかなか撮れないよね?

西本貴美子さんの生い立ちも書かれているけど、競輪選手とか、美容師とか、人生を楽しんでる。

何歳からでもチャレンジはできるもんね。

私も見習いたいわ〜



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親不孝介護

2023-03-17 22:41:00 | 本と雑誌



「親不孝介護」

本の内容は、

「長男だから、親を引き取るか実家に帰らないと」→必要なし
「家族全員で、親を支えてあげないと」→必要なし
親のリハビリ、本人のために頑張らせないと→必要なし
親が施設に入ったら、せめて、まめに顔を見せに行かないと→必要なし

「親と距離を取るから、介護はうまくいく」。
一見、親不孝と思われそうなスタンスが、介護する側の会社員や家族を
そしてなにより介護される親をラクにしていく。

親も子も、それぞれ生活がある。
「介護=親のそばにいる=親孝行」
そうとも限らない。

弱っていく親を見ると辛い、だから怒る。認知症状の理解ができず、対応がうまくできないので互いが混乱する。

今まで疎遠だったのに、介護が必要になって急に会いにいく。関係がそんなに良くないのに、すぐに仲良くはなれないからうまく行かない。

読んでいたら、「そうそう、無理することないんだよね。」と思う。

介護は専門職に任せた方がいいこともある。

会社の総務課とか管理者の方、介護休暇取りたいという人がいたら、介護者の理解しやすい本かも。
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同志少女よ、敵を撃て

2022-12-13 22:50:00 | 本と雑誌



独ソ戦が激化する1942年、主人公はモスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマ。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺される。

自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。

「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になる事を決意する。

母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために狙撃手になった。

訓練学校で同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねる様子や、昔女性の地位がかなり低かった様子などが書かれている。

戦争の前線に行き、少女が戦争に行かねばならない時代とか、今じゃ考えられない話。

少女の葛藤がとてもよく書かれている。

ちょっと分厚いけど、読み応えありです。
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変な家

2022-06-23 20:55:00 | 本と雑誌



謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋——間取りの謎をたどった話。

知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に「謎の空間」が存在している。

知り合いの設計士にその間取り図を見せると、この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が存在すると言う。


この表紙の設計図、私も見た時違和感があった。窓ない部屋、扉が2箇所…

これを書いているのは、ホラー作家でYouTuberの雨穴さん。

家を調べれば調べるほどに、怖ーい出来事の事実。

近々映画化されるって。面白そう。

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52ヘルツのクジラたち

2022-04-22 19:51:00 | 本と雑誌


52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。

たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。

主人公の女性が田舎の街に越してきて、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年との関わりが書かれている。

血縁関係のしがらみ、親が子に虐待、主人公の女性の辛い過去。

可哀想な人生を、どう助け合っていくか。

その人を受け入れる、良き理解者であるって難しいようで簡単、簡単なようで難しい...。

内容が明るい話題ではない。世間では見えない家族の問題を書かれているようにも思った。

本は月2冊読んでいる。そろそろ漫画も読みたいところ。
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ライオンのおやつ

2021-11-01 18:51:00 | 本と雑誌


余命を告げられた33歳の女性・海野雫(うみの しずく)が、ホスピスのある瀬戸内海の島を訪れるところからはじまる。

この島では、たくさんの国産レモンが栽培されていたため、土地の人間から「レモン島」と呼ばれていた。ホスピスの名前は「ライオンの家」といい、この家の代表を勤めるのはマドンナという白髪の婦人。

ライオンの家には食事担当の老婦人の姉妹がいて、他にも医師をはじめ、常時十数名のスタッフによって支えられていた。このライオンの家には、ちょっと珍しいイベントがあってゲスト達はここで、「もう一度食べたいおやつ」をリクエストできる。

レモンの香りのする島で、雫は同じホスピスにいる人びとや島の青年と出会い、最後の時間を穏やかに過ごしていく。



末期の病気になったら、最期までどう生きるか。

よく、「どう死にたいか。」と聞かれるけど、「どう生きるか。」を、考えたいものだ。

もしも自分だったらと、最期までの時間をじっくり考える本だった。

全然食べられなかった人が、ここで作るお粥はびっくりするほど食べられるとか、みんなで食べるおやつなどが美味しそう。

実名でなく、読んで欲しいあだ名で住み、自分のペースで過ごすことが出来る。こんな家で最期が過ごせたらいいなぁ。
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流浪の月

2021-08-20 12:34:00 | 本と雑誌



雨の夕方の公園で、びしょ濡れの9歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは、19歳の大学生・佐伯文。

引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文の家で、更紗はそのまま2カ月を過ごし、2人で外出した際に、文が更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。

いつまでも消えない“被害女児”と“加害者”という烙印、そして事件の契機となったそれぞれの秘密を抱えたまま、2人が15年後に再会する。

叔母の家にいた従兄弟から、性的虐待を受けていた更紗。恐怖から逃れられて久しぶりに楽しい日々を過ごす。

実際は文から虐待を受けずに過ごしていた。今までの生活を警察に問われ、従兄弟から虐待を受けていたことを思い出し恐怖で何も言えず、文は逮捕されてしまう。

15年後に再会してから、どんどん読み続けてしまった。

来年映画がされるようだ。広瀬すず、松坂桃李、横浜流星出演だって。

楽しみ。

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食べる投資

2021-06-29 21:10:00 | 本と雑誌



日本のビジネスパーソンに不可欠なもの。健康な肉体、ストレスに負けない強い精神、仕事を進める為の思考力、集中力。

栄養を知識を身につけて、健康という資産を作ろうという本だ。

粉のプロテイン、野菜ジュースなどでは栄養不足。体にいいからと普段口にしているものが、結果悪い事もある。

レシピも一部載っていたが、和食に出てくるような食材を使ったもの。おしゃれに作ってあった。

「O-157」を殺すとも言われている納豆菌。毎日納豆を1日1パックがおすすめと書いてあった。

毎日納豆も飽きるので、アレンジレシピ付き。

でもねぇ、やっぱり納豆は苦手だわ。少しずつ食べてみているけど、慣れるかな?

栄養学って面白いなぁ。
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くそじじいとくそばばあの日本史

2021-05-20 21:30:00 | 本と雑誌




すごいタイトルの本ですが、いつの時代も強烈キャラの人がいたというお話。

実在した人物を紹介している。

したたかな人、浮気症の人、意地悪な人、時代が変わってもこういう人はずっといるんだね。

文章がちょっと読みにくいのだが、なぜかな...?


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