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カンマネの安心したいブログ

クライマーズハイ再び

すみません。ひつこいタイプなんです。先日の「クライマーズハイ」がどうにも良くわからなくて睡眠時間を削ってもう一回見直しました。もともとこの映画の問題点でもある全体的になに言ってるのか良くわからない点は、「日本語字幕スーパー付き」を選択する事でほとんどが解決しました。「オオクボレンセキ」も1回だけ「大久保清」と「連合赤軍」とはっきり言う台詞もありました。

前回観た時は、事故原因である圧力隔壁の破壊のスクープをなぜ最終的に記事にしなかったのかが疑問だったのですが、字幕スーパー付きで見ると表面的には一応は理解は出来ました。要は「チェック、ダブルチェック」。ジャーナリストの矜持として「100パー」裏付けが取れない事は記事にしないと言う信念なんだ言う事なんでしょう。

ただこれはもっとふかいい、言わば「read between the lines」って事なんじゃないんでしょうかね。画像の上から4行目の右端のカット。「少し出来すぎちゃいませんかこの話」。この台詞は「チェック、ダブルチェック」で「100パー」ではないから記事にしなかったんだとするには意味深過ぎる。

事故調の発表には今現在でも疑問であるとの意見も多い。急減圧はなかったとする説も根強い。急減圧がなかったとすれば本来なら「しりもち着陸事故を起こした後のボーイング社の修理が不適切だったことによる圧力隔壁の破損が原因」と言う説自体が成立しない。

このシーンの行間で言いたかったのは、24年経った今でも圧力隔壁説を、事故調の委員を直撃取材した一記者が直感的に感じた「これは出来すぎたストーリーだ」と疑問に思っている人は沢山いるんだそ、と言うメッセージなんじゃないでしょうか。世間の目はとりあえずはごまかせても、本物のジャーナリストの直感はごまかせないんだとの、作者の意思が入った問題提起なんだと見るのは深読みしすぎなんでしょうか。

実際はデイセンドしているようで2万フィート以上を相当長い時間飛行している現実。そんな空気が薄くなっている中で酸素マスクを最後までしないで操縦した乗務員。急減圧はなかったと推測される生存者の数々の証言。圧力隔壁破壊説でこの事故を終結させるには、急減圧の有無だけに絞って語っても、あまりにも疑問な点が多いのも事実なのです。

結局は事故調そのもののあり方、日航と国、そしてボーイング社などの大きな力で真実が隠されているのだとしたら、遺族はいつまでたっても納得は出来はしない。そしてこの事故の本当の原因が解明されない限り、24年前の事故が明日また起こるのかは解らない。

下画像は佐山が事故調に直撃して、結果を全権に伝えるくだりです。

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クライマーズハイこの辺のシーンはこの映画のキモです。まだ観ていない方は日本語字幕を付けての観賞をお奨めいたします。
新・DVD・レンタル鑑賞レビュー livedoor Blog 共通テーマランキングはここをクリック←まあ、いずれにしても風化させてはいけないって事なのです。

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