中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

オリンピックに見る「グローバル」の正体。

2012-08-05 18:34:57 | 国際
ロンドンオリンピックも気がつけば終盤に差し掛かったようですが、時差の関係で、ネットで結果を知り後から録画を見ることが多く、固唾を飲んで見守る瞬間は少なくなりました。

そんな中、採点操作しやすいように英国の点数が出るまで待たされたり、土壇場まで使用器材が知らされないような陰謀がありながら、最終的には個人総合で堂々金メダルをとった内村選手はすごいです!ただ、全般的には、何かと判定が怪しく、後味の悪い競技が目立ちます。バトミントンの無気力プレーなどは、商業イベント、国の面子が露骨に現れた象徴とも言えます。

英国も巨人軍もよく似たもんで、紳士じゃないから紳士と名乗る…元は海賊、世界侵略の大元である英国や、ヤクザに一億円の読売巨人軍のどこが紳士なのか?子供の教育上よくないですね。もちろん、大人の世界でも、死刑の執行について、国が殺人をすべきではないなどと綺麗事を言う人権団体もいますが、まずはその前に殺人を犯し命を奪ったことが被害者に対してどれだけひどいことか?罪には罰があります。法治国家を諦めるなら仕方ないですが、法律通りに刑が執行されないことがおかしいのではないですか?これもルールは守ろう!などと子供に説明がつかなくなる一因です。

久々のブログもいつもの社会風刺になってきましたが、オリンピックを見ていると世界のパワーバランスがみてとれます。すっかりグローバル化してしまったJUDOですが、かなりの試合がもはや柔道ではありません。思い切って武道家はオリンピックのJUDOなど無視したらどうですか?石井慧のようにJUDOとして通用する競技団体でも作りオリンピックにチャレンジしては?かなり暴論ですが、世界の潮流に巻き込まれ迎合することがグローバル化ではないですし、日本の市場、日本人の技術や文化の中には鎖国をしてでも守る価値があるものもあります。

私の感覚でしかないですが、ドイツ人と日本人は、どこか窮屈に生きてるようにも思えますが、アメリカや中国のような、本能に忠実なだけの多くの国には真似のできない精神があるように感じます。それは明らかに製品の品質、設えに反映されます。

TPPしかりですが、グローバルなどと言う得体の知れない、いや、首謀者のはっきりした世界の罠に、わざわざ嵌りにいく以前に、日本を日本人の手で守り、あらためて熟成する必要があると思います。日本で価値を見出せないのに、市場=数字だけ計算して海外に出て行っても、相手が勝手に決めたり変えたりする土俵で返り討ちに会うだけだったり。そう、日本も独自の土俵を築き、守り育てることも、グローバル化と呼ばれる時代の方策だと思います。日本スタンダード、そのためにはやはり日本の自主独立を旗印にあらためて日本人らしさとは何か突き詰めてみる必要がありそうです。