どこか中国語研修に似ている？マッサージの極意！

上海で、いきなりマッサージの話を書き出して、何かと思われそうですが、1週間近く、ここ上海では夜はクライアントさんと情報交換。必然的に飲みが多くなります。突然週末に10キロ走ったものの、毎日酒浸りになり、肝臓も悲鳴をあげています。今日ご一緒したクライアントの方も、実はお疲れ。二次会の時間でしたが、期せずして二人でマッサージに行くことになりました。彼のおすすめのマッサージ店（台湾式？）で、全身按摩90分を頼みました。

日本でも時々マッサージに行きますが、基本的な相場は10分1,000円以内、1分100円の計算になります。100円でポテトチップスは買えますが・・・と藤谷美和子のＣＭが流れて何年経ったでしょうか？デフレ景気もあって、意外に100円の価値は当時より上がっているかも知れません。わずか60秒で100円硬貨を払うとなると、その1秒、一押しは重要になってきます。

中国のマッサージもピンきりですが、1時間60元（1分1元＝13円）のところもあれば、今日のお店は90分で180元（1分2元＝26円）でした。時に、余計なマッサージを法外な価格で進められるお店やホテルもありますが、とにかく疲れた時には普通に按摩をして欲しいものです。さっそく、特製の椅子に仰向けになって、首回りをほごくすことから始まりましたが、これが極上。よく、痒いところに手が届くと言われますが、まさにそんな感じです。その後のうつ伏せ、天井ツッパリ足技も、パワーとツボの抑えが絶妙で、まさに極楽極楽と言う90分を過ごしました。いや～、やはり駐在員の方は心得ている！たまにドブに金を捨てるような按摩士、いや、ただの素人に貢いでいたお金が惜しくなるくらいです。

ふと、我々が提供する中国語研修と比較してしまいました。以前にも、仮に1時間が6,000円の授業料なら、1分で100円を払う計算になると述べたことがありますが、実際に、言葉を覚える上で、解決してほしいこと、コツやポイントを適格に教えてくれる先生はどれだけいるでしょうか？ただ、ネイティブと言うだけで、会話をするだけなら、ＣＤ流してればいいですし、初心者のみならず、上級者においても、微妙な文法の違いを端的に説明してくれるかどうか、まさにツボにはまった指導をしてこそ価値があるわけです。

漢和塾では、業界でも高い部類に入る60分＝9,450円（税込）でレッスンを提供しています。当然、講師まかせではない本社スタッフのカウンセリングと言語以外の情報提供の価値があってこその価格ですが、少なくとも1分100円の価値を返すために、講師自身が日々どれだけ努力と感性を磨かなければいけないか・・・信念を持ってやってきたものの、まだまだ努力のし甲斐があると感じた上海の夜でした。