中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

日本の現代史を知る一冊!松本清張「日本の黒い霧」

2011-06-12 22:52:12 | 政治
日々の経営、業務と並行して、私の頭の中には、常に日本の行く末の不安が潜んでいます。今回の歴史的な大地震、それに伴う、これまた歴史的な原子力発電所の大事故が起きたにも拘らず、日本の政治は、引き続き一部の売国奴と、影のオーナー(米国)の指示によって、どさくさに紛れた消費税の増税を画策しています。電力不足によって、日本企業の競争力が削がれようとしています。それでも休業日を変更したり、涙ぐましい努力をしている自動車産業など、日本の経済界は困難にもめげずに打開策を見い出そうとされている・・・頭が下がります。

橋下知事が独自の節電目標をぶち上げ物議を呼んでいましたが、感情論に流され、変な平等・共感主義で一律15%などと言う設定をする前に、日本列島全体を見回して、どのエリアが日本をカバーしていくか、時間のかかる復興と言う守りを急ぎながらも、世界経済の中で乗り遅れない攻めの戦略をとる必要があります。原発反対派の方には怒鳴られそうですが、本来事故の可能性と重大性がわかっている電力を導入した限りは、責任の所在をハッキリすることだけが重要で、まさかのことを議論して点検や停止ばかりしている時ではありません。ドイツが原発をなくすと言っていますが、それは隣の国から買えるからでフランスは大喜びでしょう。欧米、中国いずれの国でも原子力発電なしに経済成長どころか維持も成し得ないわけですから。浜岡原発のあまりにも早い判断をアメリカの指示と公言しました。勘のいい人は同感いただけますが、あれは危険だ!と一蹴されることも。危険と言うなら日本に限らず世界のすべての原発が危険だと思いませんか?

私は別に宗教的、あるいは政治的に偏った考えは一切ありません。ただ、40代も半ばを過ぎ、世の中のことを両面みるようになっただけだと思います。特に、日本でなされる報道の違和感は、中国を含めた外国から日本を見たことで感じましたし、政治の流れを変えるような大きな事件の裏側には必ず目的をもって仕掛けている人がいる・・・実際後になって分析するとほとんどがそうです。特に面白いのは、女、酒、汚職がらみで逮捕・糾弾された人の背景を追ってみること。例えば、手鏡事件の植草元教授、酔いどれ会見の中川元財務大臣、古くは田中角栄氏から現在の小沢一郎氏、IMFトップのセクハラ事件も何か裏があるかも知れませんね。

私のブログを見ていただく方の中には、大手企業の社員の方も多いかと思います。中国、欧米など世界での赴任経験を持った方もいらしゃるでしょう。戦争、戦後を知らない世代が日本の担い手になっていくわけですが、あらためて今の日本の仕組みが、どうして出来上がったのか?問題点は何で、誰が既得権益者か?ニュースの裏側に何があるのか?実力や影響力を持った人自らが勇気を持って変わらなければ、この国は変わりません。もちろん、一部政治家のようにサラリーマンとして他国に隷属していても人生は楽しめます。が、日本人として、この国の未来を明るいものにしていきませんか?冒頭の書籍も多少のヒントにはなると思います。