民主党は任期満了で衆院解散・総選挙をやれば勝てるのか?

二枚舌の幹事長を首相は御しきれるのか。野田・小沢会談をセットした輿石の狙いは「3つのない」/田崎 史郎
輿石の狙いは、明らかに引き延ばし作戦だ。野田と小沢の調整に時間をかければ、消費増税法案の採決時期を遅らせ、党の分裂を回避できると読む。これは、小沢にとって必ずしもマイナスではない。野田と自民、公明両党との話し合いによる同法案成立を阻止できるだけでなく、小沢グループの数を確実に減らす衆院解散・総選挙も避けることができる。

党内に蔓延している「選挙恐怖症」だ。民主党独自の衆院選情勢調査が「議席が半減し、100議席台前半」という結果だったことで、「失業」につながる衆院解散・総選挙を1日でも遅らせ、来年8月の任期満了直前までこのままでいたいと思っている議員は多い。

上の記事はリンクの抜粋だが、民主党輿石幹事長も小沢系議員も今総選挙を行えば負けると確信しているらしい。なので衆院解散を1日でも先延ばししたい腹のようだ。

これも私がいつも不思議に思うのだが、来年8月の任期満了を迎えて総選挙を執行すれば勝てるのかということだ。輿石氏に何か特別な策があるのか?消費税増税を先送りすれば野田氏の代表再選はあり得ず政治生命は絶たれる。そこまで見通し残る任期1年、小沢政権誕生を夢見ているのか?小沢裁判上級審がはじまるので小沢政権誕生は難しいだろう。まぁそんなことよりも、鳩山・菅・野田と続いた政権である。政権担当能力なしを露呈した民主党だ。残る任期中劇的に支持率が回復するとは思えない。

だとすれば民主党議員諸氏は1日でも長く議員歳費に有りつき、失業を先延ばしするだけ?さもしいがしょうがないか。(笑)
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消費増税、反対あり得る=谷垣自民総裁

消費増税、反対あり得る=谷垣自民総裁
自民党の谷垣禎一総裁は27日、宇都宮市での会合で講演し、消費増税関連法案に協力する条件として衆院解散の確約と最低保障年金などの撤回を改めて求め、「二つの論点にどのような回答を出すかによって、われわれは反対しなければならないこともある」と、野田佳彦首相をけん制した。谷垣氏は首相が近く民主党の小沢一郎元代表と会談することに触れ「首相の選択肢は二つ。党の団結を重んじて問題解決を先送りするか、党の分裂も辞さずという覚悟で取り仕切るかだ。それによって私たちの回答は大きく異なる」と語った。

筆者は以前から不思議に思っているのだが、自民党、就中、谷垣総裁の今国会(消費増税国会)への対応が不可解だ。

まずその一点は、「消費増税関連法案に協力する」と言っておきながら、衆院解散を確約しろと条件をつけている。いわゆる「話し合い解散」だが、野田首相が野党第一党の党首と談合して解散することには無理がある。解散は総理大臣の専権事項だ。最低保障年金の与野党調整はともかくとして、私が野田首相だったら谷垣要求を蹴って同法案を国会提出する。さすれば自民党はどうするのか?反対するのか?消費増税の賛否を解散の有無で決めるのは、理にかなわず自民党の自殺行為である。つまり消費増税是か非かの信念がないことになる。結果は自民党反対で同案は否決される。この段階で野田首相は衆院解散~総選挙に打って出る。まさに野田氏が政治生命をかけるのだ。一方、自民党の総選挙対策はあやふやなものとなり苦戦を強いられるだろう。

(自民党の)不思議に思う二点目は、消費増税反対の「小沢一郎氏を切り、党分裂覚悟で事に当たれ」と言うものだ。政権党の台所事情、他党のもめごとに首を突っ込み、野田氏に圧力をかけているのである。このことを民主党議員のみならず、一般の有権者から見れば、余計なお世話であろう。こういうくだらないお節介は支持を得られない。

以上不可解な自民党の国会戦略なのだが、こんなんじゃ総選挙になっても勝てないのではないか。政権奪取は夢のまた夢?おめでたい谷垣総裁である。
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内乱記-カエサル

内乱記 (講談社学術文庫)
カエサル
講談社

内乱記はカエサルが「賽は投げられた」と言って軍隊を率いてルビコン川を渡ったBC49年1月10日(当時の暦)以降の内乱の時代をカエサルみずから著したものである。かつての盟友ポンペイウスとの戦いが著の大部分である。「ガリア戦記」同様格調高い名文であるが、いずれも原典は存在せず八つの写本を通じて今日に伝わっている。写本は十一世紀から十二世紀のものと言われる。訳者は数冊の校訂本を参照し、数ある現代のカエサル研究書や文献を参考に翻訳した内乱記“國原本”で渾身の力作である。圧巻はやはり第三巻のポンペイウスとの直接対決だろう。Amazonのカスタマー・レビューを見ると、読みにくいというコメントがあるがそんなことはない。スピード感溢れる戦場の動きが生き生きと甦るようで一気に読了する。

原題はガリア戦記と同じ「ユリウス・カエサルの業績に関する覚書」の類いのものらしい。カエサルがなぜルビコン川を越えて祖国イタリア(保守派元老院)に弓を引いたか。この弁明の著であり、カエサルの正当性を訴えるための覚書というのが後世の定説になっている。なので内容は相当脚色してあり事実とは乖離しているとも言われる。でもそんなことはどうでもいい。

戦術面でカエサルが戦い上手であることは論を待たない。それよりも戦役に臨むカエサルの名演説がすごい。軍団や兵士を鼓舞するくだりはまるで雄弁士のようだ。カエサルは古代ローマ(共和制時代)の政治家であり軍人であるが、かてて加えて第一級の文筆家でもある。作家の塩野七生氏がユリウス・カエサルのファンだと語ったのをどこかで聞いたことがある。塩野女史やクレオパトラのみならず、ガリア戦記や内乱記を読んだ女性も皆カエサルの魅力に取り付かれるのではないか。(笑)

ところで、カエサル、ポンペイウス、クラッススによる第一回三頭(寡頭)政治が崩壊(クラッスス戦死)したことにより、残るカエサル、ポンペイウスこの2人の対決は避けられなかったに違いない。両雄並び立たずで、歴史の必然だったのではないかと私は思う。古代ローマの領土拡張にもっとも貢献した2人だった。カエサルはポンペイウスの死(BC48年9月28日)から4年半後(44年3月15日)ポンペイウス劇場で40人ほどの物々しい刺客に暗殺される。「事実は小説よりも奇なり」だ。イギリスの詩人バイロンの言葉である。

<おまけ>
さて昨今の日本はどうか。(国政が)内乱状態にあると言えば、針小棒大と批判されるだろう。与野党入り乱れての消費増税やTPP騒ぎ。いや与野党どころかそれぞれの党内が一枚岩になっていない。言わば小競り合い状態にある。この時代を少しさかのぼれば、この国も内乱=戦争状態にあるのかも知れない。
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一国の総理たる者

首相、小沢氏の説得に決意 消費税増税
野田佳彦首相は23日、衆院社会保障と税の一体改革特別委員会で、消費増税関連法案への反対を明言している民主党の小沢一郎元代表との会談について「来週のどこかの段階ではお会いできると思う」と述べた。その上で「大局観に立って、どうしても必要な法案で成立させなければならないことをしっかり説明したい。説明すればご理解いただけると確信している」と決意を示した。逢沢一郎氏(自民)への答弁。

民主党の小沢一郎元代表と野田首相が会談するという。輿石民主党幹事長が仲介したようだ。消費増税に反対している小沢氏を首相自ら説得する会談らしい。いわゆる小沢裁判は控訴審が確定している。被告人の身である。その小沢氏と首相が話し合う。これっておかしくないか?実に不思議である。

増税反対の小沢氏を翻意させたい気持ちは分かるが一国の総理がやることか?民主党の幹事長輿石氏の仕事だろう。「輿石さん、あなたが説得しなさい」と指示すればよいだけの話しだ。その間、首相はでんと構えて結果を待ち確認すればよい。その上で首相が最終判断する。これこそ大局観に立っての政治決断である。ちまちま何でも率先垂範すればよいというものではない。総理大臣たる者の職責をわきまえるのだ。
<参考>松下幸之助が総理大臣に期待したこと
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白痴化が進行しているのは政治家や指導者たち

そのむかし、「一億総白痴化」と過激な発言をしたのが大宅壮一だった。テレビばかり見ていると思考力を低下させ、みんな白痴になるというものだ。まぁ私はテレビをあまり見ないが、老化が進み痴呆気味である。(左のサイド・バーのプロフィール参照)

然しながら大半の国民は白痴ではないし、自分を卑下する必要はない。ところが昨今の政治情勢を傍観すると白痴化が進んでいると思われる。それは一介の国民ではなく、政治家であり、オピニオンリーダーたちである。

下のリンク記事はその最たる例だ。古賀茂明氏の某TV局の発言が物議を醸している。古賀氏は経産省の元官僚。霞が関の退職勧奨を受け入れた後、民間人となり度々テレビのお茶の間を賑わしている。その彼が関電の電力供給問題について痛烈に批判した。批判は自由だがその発言が中傷誹謗的なもので、品性の欠けらもない聞くに耐えないものだった。しかも具体的事実を示したものではない憶測発言である。民放の番組とはいえ公共放送である。その辺の芸能人のコメントなら笑って過ごせるが、彼は地方自治体の最高顧問。古賀氏の上司で今や飛ぶ鳥を落とす勢いの大阪市長橋下徹氏が古賀氏を「表現の自由」と擁護している。

「関電が停電テロ」と府市顧問…橋下氏は擁護
大阪府市統合本部の特別顧問としてエネルギー政策などに関わる元経済産業省官僚の古賀茂明氏が17日のテレビ朝日の番組で、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を巡り、「関電が火力発電所でわざと事故を起こすなどして、大幅な電力不足というパニックを起こすことにより、原発を再稼働させるしかないという、いわば『停電テロ』のような状態に持っていこうとしている」と発言していることがわかった。関電はホームページ(HP)で「そのような事実は一切ありません」と反発。一方、橋下徹大阪市長は報道陣の取材に、「表現(の自由)の範囲内と思う」と古賀氏を擁護した上で、「関電がHPでクレームをするのはもっともで、違うのであれば違うと反論すればいい」と述べた。

こっち(下のリンク)は、その橋下氏が大飯原発を条件付きながら容認した。夏の電力ピーク時を乗り切るために、期間限定で原発を稼動させればいいというものである。一見正論のようだが、1~3カ月だけなら動かさないほうがよい。発電所のような重設備はひとたび稼働させれば長時間運転しなければ効率が落ちるのだ。現場をないがしろにするど素人の意見である。

細野担当相、大飯再稼働理解求める 広域連合委、橋下市長は「期間限定稼働」言及
大阪市の橋下徹市長は「3段階すべて満たしていないのであれば(フル稼働よりリスクの低い)臨時か、1~3カ月なのか、期間限定の動かし方もあるのではないか」と提案した。

そもそも原発再稼働のステップはどうなっているか?ネットで調べたら下記の図を見つけた。産経新聞の過去記事である。この図の手順が正しいのであれば、原発再稼働の可否判断と決定は政府にある。つまり政府の政治判断に委ねられるのだ。政府の判断は怪しからんと、一国民や関係自治体の首長がいろいろ理屈をつけて叫んでもどうにもならない。仮に首長たちの政治的思惑があってもだ。確かに関係自治体の合意が謳われている。だが合意という表現はあいまいだ。細野原発相が頭を下げて再稼働をお願いしている。こんなのは報告でよい。地元自治体の首長は政府報告を受けて了解で終わりだ。案の定このような過剰なコンセンサスが現下のドタバタ騒ぎを助長している。

従ってこれに不服の脱原発を進めたい国民は、大飯原発再稼働を決定する現政権を転覆させるしか道はない。これが議院内閣制下の政党政治であり議会制民主主義である。


ー原発再稼働の流れー


ーストレステスト参考ー

こうして思うにこの連中はいたずらに時間を空費している。時間コストほかの認識が大甘なのだ。泥棒が来て縄をなう政治はやめてもらいたい。国や地方自治体のリーダー、テレビ・コメンテーターたちが白痴化している証左であろう。
<参考>「ステークホルダー民主主義」の終焉 - 池田信夫blog
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電力使用制限令、経験することが必要…橋下市長

電力使用制限令、経験することが必要…橋下市長
橋下徹大阪市長は14日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)が再稼働しない場合に関西で深刻な電力不足が見込まれることについて、報道陣に「こういう状況は二度とない。次世代のために電力使用制限令とはどういうことなのか、しっかり経験することが必要だ」と述べ、制限令の受け入れもやむを得ないとの考えを示した。

先日、大阪府の松井知事が「日本全国から見れば余っている地域がある。足りない地域に融通して欲しいとお願いするのは値打ちがある*」と語った。それも叶わないのだろう。大阪市の橋下市長が電力使用制限令を受け入れると言い切るのだから、関電管内で率先して頂ければよろしい。大飯原発再稼働が難しいならやむを得ない。絶大な人気を誇る橋下氏だ。その結果がどうなろうとも、関西地方の皆さんは理解するだろう。大変な犠牲を強いる試みだが自己責任でがんばれ。
*一首長が「値打ちがある」とは訳の分からない言い回し。評論家気取りだ。
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維新、離党議員擁立は既成政党を団結させる

船中八策に賛同なら、離党議員擁立も…橋下市長
地域政党・大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は11日の定例記者会見で、次期衆院選の候補者選定に関し、「(政党を)辞めた国会議員をどうするかは、政治判断だ。(維新が)有権者に愛想を尽かされることもあるが、ちゃんとした人物や経歴であれば、賛同を得られる場合もある」と述べ、既成政党を離党した国会議員の擁立もあり得るとの考えを表明した。橋下氏は候補者選考の際には、維新の衆院選公約にあたる「船中八策」への賛同などを条件とする考えも示した。

地域政党大阪維新の会(橋下徹代表)の国政進出は周知のとおりだが、既成政党の落ちこぼれ議員に手を突っ込という。維新は次期衆院選で400人以上の候補者擁立を目指すが足りないのだろう。一方、落ちこぼれ議員や衆院選落選確実組は、この橋下発言に小躍りする。まぁ両者の利害が一致すればそれもよい。

然しながら維新のこの戦略は、既成政党を警戒させ合従連衡の動きが活発になる。おそらく政界再編の引き鉄になるだろう。考えられるのは、民主党・自民党のスクラップアンドビルド(統廃合)だ。民主党の現執行部を中心とする消費増税推進派と自民党の大半の議員による新党結成である。必然、これを受け入れられない小沢一郎議員に近い議員らがひと塊になって新党を結成する。つまり、維新グループと既成政党の分裂~再編による三すくみによるガチンコ勝負になるのではないか。その他泡沫政党はどうでもよい。


次期衆院選に向かってよーいドン。「この指とまれ」とか、「ほ ほ ほたるこい、こっちの水はあーまいぞ、あっちの水はにーがいぞ」がはじまる。前者はトンボだから秋口?後者はホタルだから真夏だ。(汗)
<追記>
民主党の輿石氏は来夏の衆参ダブル選でいいと都合のいいこと言ってるがどうなるか?
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何かが狂っている

橋下氏電力不足に「増税」構想の狙い
関西電力大飯原発3、4号機の再稼働手続きを痛烈に批判してきた橋下徹大阪市長が、今夏の関電管内の電力需給逼迫(ひっぱく)が現実味を帯びる中、原発が動かない場合には節電など生活の制約を住民らに求める現実路線にかじを切り始めている。その内容は「増税も検討して、節電の具体策に出ないといけない」(4月26日の関西広域連合の委員会での発言)という独特なもの。

人為的に敢えて電力不足状態にさせておいて、痛みを分かち合えということなんだな。この場合の痛みとは、一つには原発停止による電力会社(関電)の赤字補てん分を増税*に頼ること。二つには計画停電や節電による窮乏生活を強いられること。いずれも国民が背負わなければならない。こんなことが一人の政治家(橋下大阪市長)の独断によって決まっていいのか?一政治家が不用意?な発言をして、自ら首を絞めることになるのは一向に構わないが、国民の首を絞めることになっては困る。何かが狂っている。
*総括原価方式による料金改定(=値上げ)でなく増税で賄うらしい。
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練習


もう少しヘッドを残したい

今年初めて郊外にある打ちっぱなし練習場へゆく。ここのところ疲労からくる腰痛でゴルフ・スイングができない。あちこちからプレーのお誘いがあるのにすべて断っている。きょうは午後から冷たい雨降り。外出をやめ静養に専念する予定だったが、意を決して出かける。5月23日のゴルフをどうしても断れないので腰の状態を確認したかったのである。現場に到着し身体をかばいながら恐るおそる2,3球打ち始めると、後ろから声がかかった。振り向くと元会社の後輩である。研究熱心な彼はときどき当練習場へ通っているらしい。談笑しながらとなり同士で練習することになった。

さて二人の写真を比較する。私(上の写真)のスイングは典型的な年寄りスイング。なのでほとんど曲がらない。ゴルフ場のボールは飛ばないが、キャリーで200ヤード飛ぶ。後輩(下の写真)は飛距離・方向ともバラツキがあるが、ナイス・ショットすれば230ヤードは飛ばす。決してお世辞にも美しいスイングとは言えないが、若いから飛距離が出るのだろう。うらやましい。

やっぱりフル・スイングすると腰が痛い。重症になれば元も子もないので、適当な打数で打ち止め。早くコースに出たいが、暑い夏になるまで我慢しようと思う。


後輩 
左足に体重シフトしない明治の大砲 
手打ちが原因 他人のスイングの批評はだれでもできる(笑)


平日なのでご覧のとおり客はまばら


信州も新緑の季節になった
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同一労働同一賃金は誤りである

一般的に「同一労働同一賃金」とは、性別、雇用形態、人種、宗教、国籍などに関係なく、同一の職種に従事する労働者に対して、同一賃金を適用すると言われる。連合などは、「同一価値労働同一賃金」を主張している。職種(仕事)が異なっても労働の質が同じなら同一賃金を適用すべきと言う。

私の独断と偏見によれば、この賃金政策はいずれも誤りである。前者は同一職種に就いている者でも個々による生産性にバラツキがあるからだ。後者は仕事の種別が異なっても賃金格差をつけてはいけない解釈だ。職務・職能給制度を導入している企業は職種そのものに労働価値の差があるとするので、この賃金制度を受け入れることはできない。このように無理やり賃金の平準化を進めてゆくと、労働者にとっては逆に不公平になる。他方、雇用主である企業にとっても労働の対価である賃金に合理性がない。

理想的な賃金体系はないかもしれないが、上で述べたとおり、私の考え方はもうお分かりであろう。「同一労働価値同一賃金」がベターだ。同一の職務に従事して同一の利益を産む者には同一の賃金を支払う。とはいうものの、日本的慣行賃金には生活給的な要素を付加(扶養手当など)する傾向があるので、個々人の職務能力の差による不利益を補正することを認めればよい。しかしこれも将来的には廃止したほうがよいだろう。

こんなことを書けば読者から突っ込みや批判を受けるだろう。労働者が産み出す付加価値を定量的にどのように公平公正に評価・査定するか難しいというものだ。評価を属人的に委ねられる部分もあり完璧な評価や査定はあり得ない。だが評価の精度をできるだけあげることは可能だ。本件は本稿の趣旨とは別次元の問題なのでこれ以上言及しない。

ところできょう他者のブログを拝見し思うところあり拙いコメントをした。そんな訳で本稿をエントリし補足する。なので下記リンクを参照願えれば幸いである。
言論プラットフォーム アゴラ 日本の不景気は女性差別が原因だ その3 中嶋 よしふみ
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