西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

お気に入りCD -6-

2009年10月29日 | つれづれに
Eddie Kirk 英国盤 BACM CD D-029 Eddie Kirk  Blue Bonnet Blues
(1)An Arm Full Of Heartaches (2)Sugar Baby (3)A Petal From A Faded Rose (4)When My Castles Came Tumbling Down (5)Blue Bonnet Blues (6)Blues Stay Away From Me(with Cliffie Stone,Tennessee Ernie Ford & Merle Travis) (7)Philosophy (8)Born To Lose (9)No Tears Tomorrow (10)Candy Kisses (11)The Gods Were Angry With Me(with Tex Ritter) (12)You, Sweet Little You (13)Save The Next Waltz For Me (14)I've Lived A Lifetime With You (15)I'd Rather Hear Most Anything (16)Leetle Juan Pedro(with Tennessee Ernie Ford) (17)The Two Years We Were Married (18)Unfaithful One (19)How Do You Mend A Broken Heart (20)Promise Me


Old Country & Western ないし Classic Country が好き-とか興味がある-という人達にとってとても熱心なCDレーベルが幾つかあります。ドイツの Bear Family Records とイギリスの Jasmine Records と British Archive Of Country Music (略してB.A.C.M)はその代表的なもので現在でも精力的に昔のカントリーをCDで出してくれています。3社に共通するのはマーケットを世界中のファンに向けているということだと思います(社名の入力検索でカタログを見れますよ)。

今ではほとんど忘れられてしまったような昔のカントリー歌手の曲をCDで出すわけですから当然そういう形にしないと成り立たないのは目に見えています。本場アメリカが見向きもしなくなった古い歌手を引っぱり出してきて詳しいデータや解説を載せて販売する・・・・・・というスタイルは案外好評のようで本場アメリカもあわてて逆輸入する形でファンのニーズに応えるとか、古きカントリーの見直しをするなんてことに発展したりしているようです。 80年以上の歴史を持つカントリー・ミュージックですから若い世代だけでなくて それぞれの世代が持つ想い出のカントリー歌手がきっといるんだろうし、それに応えてくれているのがこのようなレコード会社なんでしょう。
特にドイツは熱心なファンが多いのか とても詳しい解説を載せたりしているのでそれに刺激されたのか 割合おおざっぱだった本場アメリカのレコードやCD解説もこころなしか丁寧になってきた印象もあります。
アメリカという国は ”新しさ、若さ ” を尊ぶ国なので ”古い”ものはどんどん捨て去っていく・・・・・というようなところがあるので (Country Music に関していえば)逆に他からその価値を指摘されて初めて重い腰を上げる・・・・・なんていうところがあるんだと思います。 ここに挙げたエディ・カークはC-マーケティング(京都のK岡さんという方がやっておられる)というところからレコード、CDを買い始めた時に教えていただいたイギリスの B.A.C.M 社のカタログの中から初めて買ってみたCDでした。 Tower Records とかで買いたいと思っても classic country はほとんど期待できないのが残念です。 簡単な解説が載っています・・・・・

「エディ・カークは今日では完全に忘れられています、しかし1940年代末から1950年代初めにかけて何曲かのヒット曲を出していたことで再考されてもよいだけのものがあると思います。エディ(Edward Merle Kirk)は1919(大正8)年コロラド州 Greeley にある牧場で生まれました。若い頃はいっぱしのボクサーで、18才になるまでの数年間はフライ級のアマチュア競技に出ていたといいます。プロのミュージシャンとしてのスタートは The Beverly Hill Billies に歌手兼ギター奏者として参加した時からです。1935(昭和10)年には Larry Sunbrock に雇われて国中を演奏旅行した経験があります。同じ年には National Yodeling Championship に優勝して2年間そのタイトルを保持しています。 第二次世界大戦中は海軍に在籍、除隊後はカリフォルニアに住んで KXLA 放送局の Hometown Jamboree や KFI/KTTV 局の Town Hall Party (いずれも初期の頃の西海岸で有名なカントリーミュージックショウ)のレギュラーメンバーとして活躍しました、同じ頃に幾つかの西部劇( B-western )にも出演しています。

1947(昭和22)年に Capitolレコードと契約を結んで 翌1948(昭和23)年にトップテンヒット曲となった ”The Gods Were Angry With Me” を出しましたし、1949(昭和24)年にはジョージ・モーガン作の ”Candy Kisses” を歌ってトップテンヒットに輝いてもいます。その後もシングル盤を出し続けたのですがいずれも大ヒットするまでには到りませんでした。 1953(昭和28)年までには Capitolレコードを辞めて RCAレコードに移籍し 数枚のシングル盤をレコーディングしましたが成功に到らずじまいでした。RCA レコード社を辞めてからは徐々に music business に興味を無くしはじめるようになっていきました。後年は飛行機(a passion for flying と表現)に熱中するようになったといいます。 エディ・カークは1997(平成9)年に亡くなってカリフォルニアの Riverside National Cemetry に埋葬されました。
この B.A.C.M 社のCDが発売されたことで 今まで顧(かえり)みられることのなかったこの才能豊かなカントリー歌手のことが見直されることを私達は願っています。 」・・・・・・と述べてあります。

テックス・リッター、マール・トラヴィスといった西海岸の Capitolレコード社草創期のカントリー歌手達に混じって結構名前の通った人だったようですが、先の2人がたくさんのLPレコードを出すまでになったのにエディはヒット曲があったにもかかわらず1枚のLPも出せないまま姿を消していったのでした・・・・・ということはやはり ”何かが足りなかった”・・・・・ということなんでしょう。 でもこのCDを聴くと昔のほのぼのとしたカントリーが甦ってきて-なかなかいいところがあります。トレモロを多用したスティールギターとフィドルの伴奏は真に素朴な時代のカントリーで、エディ・カークがとても歌の上手い歌手であったことがよく判ります。

有名なのは(6)Blues Stay Away From Me (8)Born To Lose (10)Candy Kisses (11)The Gods Were Angry With Me あたりですがエディが歌う ”Candy Kisses”はオリジナルのジョージ・モーガンのものに比べてとても swing していて 特に伴奏のフィドル( country style のバイオリン)のセンスのよさには舌を巻いてしまうほどです。ブルーグラスなんかでは絶対に聴かれないような弾き方で、おそらくWestern Swing 畑の人でないとこういう swinging fiddle は弾かないでしょうし なかなかの聴きものです。私は(12)You, Sweet Little You という曲がとてもメロディラインがきれいな素朴な佳曲で気に入りました。

これはエディ・カークという忘れられたカントリー歌手を顕彰するのに十分なベスト盤CDだと思います。

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