西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

ブルーグラス 6 ( ジム・イーンズ 1 )

2011年07月30日 | ブルーグラス音楽
  
Jim Eans (1)

米国盤 Rebel Records REB-1643 Jim Eans  Bluegrass Ballads


(1)Where The Cool Waters Flow (2)Orchids Of Love (3)Just For You (4)The Legend Of The Girl On The Cliff (5)If I had My Life To Live Over (6)Sally's The Gal For Me (7)I'll Pretend It' Raining (8)Rose Garden Waltz (9)Sleeping Where The Roses Grow (10)Baby Blue Eyes (11)All The Good Times Are Past And Gone (12)Kentucky Bluegrass Angel


往年のブルーグラス歌手の中でもカントリーが歌える力量を持った人でした。 この1986(昭和61)年のアルバムはタイトルどうり Ballads に焦点を絞っているので歌唱力を要求されるものだと思いますが、ジム・イーンズの渋いボーカルがまさにぴったりで個人的には大好きなレコードです。
ジム・イーンズ( 1923~1995年バージニア州出身 )はかなりキャリアがあって レスター・フラット&アール・スクラッグスなどにも在籍してブルーグラスの王道を歩いてきた人ですが どっちかといえば地味で ボーカルに渋い味わい深さを持っているので Country Song を歌ってもとても似合います。
このアルバムには個人的にですが好きな曲があります・・・・・(8)Rose Garden Waltz と(11)All The Good Times Are Past And Gone ( 良き日々は過ぎて )の2曲で 聴いていて涙が出そうになるくらいよい雰囲気をもっていて大好き。 ”Rose Garden Waltz ” は実にきれいなワルツ曲で、丁寧なフィドル( カントリースタイルのバイオリン ) と生ギターのバック演奏を主にジムの渋~い歌声が際立つもので ブルーグラスではめったにこんなきれいなワルツ曲には出会えない・・・・・と思っています。 

ビル・モンロー作の ” All The Good Times Are Past And Gone ” はたいていのブルーグラスバンドはアップテンポ気味に演奏して歌われますが、ここでのジムはきれいなフィドルとドーブローギターを伴って情緒豊かにスローテンポで歌っています、歌詞の内容からしたらスローテンポで歌う方が合うと思う・・・・・僕自身はこの曲のベスト名唱に入る-と思っています。 他にも(2)Orchids Of Love 、(3)Just For You 、(5)If I Had My Life To Live Over (この曲が一番 Jim Eans に合うタイプの曲のような気がする) (10)Baby Blue Eyes それにセイクレッド ソングの(9)Sleeping Where The Roses Grow などがスロー~ミディアムテンポの曲でジムの雰囲気に合うような気がします。 アルバム全体にバンジョーやマンドリンが活躍するタイプの曲は少ないですが フィドルとリードをとる生ギターがとてもきれいな音をだしていて個人的には好きなスタイルで、何といってもジム・イーンズの渋いボーカルを味わうためのアルバムで 聴くほどに味わい深くなるというスルメの味みたいなレコード。

全て1976~1979年の録音曲となっていて バックを務める演奏陣にもそんなに高名なブルーグラス畑の人はクレジットされていませんがそれでも Very Good feeling!!  ブルーグラスもやはりボーカルが生命です・・・・・・・・・・Rebel Records というのはブルーグラス専門のような典型的なアメリカのマイナーレコード会社だったように思いますが今でもあるのかどうか-ちょっと判りません・・・・・
” Rose Garden Waltz ” と ” All The Good Times Are Past And Gone ” はいつ聴いてもいいなぁ・・・・・CDとして出ているようだったら是非欲しいな

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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その後いかがですか? (northravenmountaineer)
2011-07-30 17:32:36
 なにやら体調を崩されたとかで心配しておりました。
 どうやら元気を取り戻されたようでまた引き続いて楽しみを拾ったような気分で居ります。
 私もその昔この Jim Eans 様は
聞いた覚えがありますが 第一世代の個性の強い人たちの中にあっては 実に地味で
ブルーグラスの世界よりカントリー的なフレイバーを感じさせる声質だなと思ったものです。懐かしく思い起こすスターでした。 
心使い有難うございます (ハンク秋山)
2011-07-31 23:32:56
貧血の改善が長引いていましたがやっと元にもどって元気も出てきました・・・・お酒も飲めるようになって喜んでいます。体重が8キロ減ってスリムになり今後この体重を維持しようと思っています。”懐かしのカントリー”今後もずっと続けますよ・・・・・書きかけの記事が30篇あるんですがアメリカ盤レコード解説の翻訳などが多いので文章の推敲に気を使っているので発表するのに時間をとっています・・・・聴きながら、楽しみながら訳しています。けっこう頭の体操になるんですよ。ジム・イーンズのこと御存知とは驚きました、こんな渋い人を聴くなんて人は少ないと思っていましたのでびっくりです・・・・でも同好の人の存在を知って嬉しいです(smile)

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