西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

ケニー・ロバーツ  ジミー・ロジャースを歌う

2012年04月10日 | ジミー・ロジャースを歌う
 Kenny Roberts (4)
米国盤 Palomino Records PAL-319  Yodeling Kenny Roberts   Sings Jimmie Rodgers Songs (カセットのみ発売)

(1)Mule Skinner Blues (2)Rock All The Babies To Sleep (3)When The Cactus Is In Bloom (4)Mississippi River Blues (5)Hobo Bill's Last Ride (6)Yodeling Ranger (7)T For Texas (8)Train Whistle Blues (9)In The Jailhouse Now (10)Any Old Time (11)Frankie & Johnnie (12)Jimmie The Kid


今回は2010=平成22年5月22日に書いて未投稿のままだったものです。 最近 音響機器メーカーTEAC が出しているターンテーブル / カセットプレーヤー付きCDレコーダーという機械(つまり、レコードやカセットテープをCD化できるレコーダー)を買ったので今日は(H24.4/9)テープをCDに録りながら聴いてみたので載せてみました・・・・・2年前の記事ですがそのままの形にしてあります。

2010年5月16日 日曜日の夜このカセットテープを聴いてみた・・・・・相当昔に買って2~3回聴いたっきり仕舞い込んでいたもの。 CD時代になってからレコードは聴いても カセットテープはほとんど聴かなくなってしまって忘れられた存在になっていた。
これを聴いての私の正直な感想は ケニー・ロバーツ(1927年~現在 テネシー州出身 )の力のこもった熱唱で、まさにケニーの最大の名盤といえるほどのものだ-ということでした(私の個人的感想ですが)。レコードとしての発売があれば少しは話題に上ったかもしれないのに-という思いと、これまで熱心に聴かなかったことが恥ずかしいくらい。

” Country Music の父 ” といわれるジミー・ロジャース(1897~1933年 ミシシッピ州出身 )に憧れてカントリー歌手になったという人は昔は沢山いて、思い入れの強い人は 「 ~ sings Jimmie Rodgers 」 等のアルバムを出したりしています( ハンク・スノウなどは4枚もジミー関連のLPを出している )。 古いながらもジミー・ロジャースの歌大好きの私は Palomino Records ( フロリダ州にあった )というマイナーレーベルから 「 Yodeling Slim Clark Sings Jimmie Rodgers 」 というLPレコード( 2007.10/7の記事を参照して下さい ) が出されていることを知って かつてアメリカの中古レコード店に注文して買ったことがありますが、その時にそこの人が 同社からはケニー・ロバーツもジミーを歌うアルバムを出しているよ・・・・・と知らせてくれたのでした。 その時は お客さんの needs に合わせて情報を提供してくれるところなんかはアメリカの業者さんはさすがだな-と思ったものです。

実際はカセットテープのみの発売でしたが、それでもカントリーヨーデルの Kenny Roberts がジミー・ロジャースを歌う-となると気になって せっかくのお知らせに応えて買ってみたのでした・・・・・はるばる日本からのオファーにアメリカの業者さんは喜んで わざわざコメントを入れてくれていました。 今ではパソコンのネット販売で何でも手軽にポンと手に入る時代になりましたが 情報の少なかった頃に足を棒にして苦心惨憺して得た時の喜びはいつまでも残り・・・・今でも消えずに残っています・・・・こんな感覚ってこの先もう来ないような気がします。

ケニー・ロバーツは Jimmie Rodgers やカウボーイ ソングを得意とする Yodeling Slim Clark (1917~2000年 マサチューセッツ州出身 )に憧れてカントリーミュージックの世界に入ってきた人だけに昔ながらのカントリースタイルです。 最大のヒット曲が1949年の ”I Never See Maggie Alone ” と少なくて 必ずしもカントリーの Main Stream を歩いてきた歌手とはいえませんが 何故か存在感のあるカントリー歌手ではあったようです
>( ケニー・ロバーツ 若い頃の写真-Bear Family Records のCDから )。

さて、内容ですが(1)Mule Skinner Blues ( Blue Yodel No.8 ) は初期の頃のビル・モンロー(1911~1996年 ケンタッキー州出身 Bluegrass Music の父 )が火の出るようなアップテンポのブルーグラス スタイルでヨーデルを入れて歌い演奏したものが有名ですが 僕はここでのケニー・ロバーツ盤を聴いて断然こちらの方のファンになりました。まさに圧巻で Kenny Roberts も負けてはいません、ヨーデルはもうお手のものですし。
そのほか全曲にわたってケニーのギターのほかにリードギターと思われる生ギター奏者がいるようでシンプルながらセンスのよい伴奏をつけています、ぜい肉のない良質のジミー・ロジャースソング集です。

ケニー・ロバーツのこの Palomino Records の録音がいつ頃のことなのかはっきりしませんが(1970年代前半までは Starday Records 専属だったらしいので恐らくその後ということなんだと思います )、かえすがえすも残念だなと思うのはレコードでの発売がなかったことでしょうか、内容の濃さを考えるととても勿体ない気がします・・・・・カセットのカバー写真を見ても判るように、Kenny Roberts の顔写真もなくて文字だけのもの・・・・いかにも地味でインパクトに欠ける仕様で、Palomino レコード社には商売っ気なんか全くないのかな-と思わせるものです・・・・・僕自身も業者さんに教えてもらわなかったら知らずにいたでしょう。 このようなアルバムはもっと多くの人達に聴いて欲しい-と願うばかりで・・・・・どこかのレコード会社がCD化して出してくれないものかな-と切に願っているところです。
ケニー・ロバーツはまだ元気なんでしょうか?
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