西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

西部劇「 復讐の6拳銃 」 を見た

2023年01月13日 | 西部劇映画

西部劇 「 復讐の6拳銃 」を見た

 

毎週金曜日は休息日……健康で細く長く仕事を続けていくために。  終日雨のどんより日で気分的に鬱陶しくて鹿児島から買ってきた“ 西部劇パーフェクトシリーズ ” の最新のDVD-Box の中から「 復讐の6拳銃 」を見た。児玉数夫さんの著書「西部劇総覧」には1941年ワーナーブラザーズ社製作で1960(昭和35)年に日本公開された・・・とあり、監督や主な出演俳優のデータが載っているだけで他には何の情報もない状態の作品。 

<ストーリー> 

南北戦争後の西部に悪名を馳せた無法者ヤンガー兄弟を主人公にした映画。 

南北戦争に敗れた南部人たちには北部の資本などから不法な土地の明け渡し要求などが相次ぎ、敗戦で南部発行の紙幣が使えなくなって税金を払えなくなった土地所有者などが追い立てられるようになった。 悪辣な北部人に対して無法と知りながら銀行強盗、列車強盗などを起こしていく一部の南部人たち。その中にコール、ボブ、ジムのヤンガー兄弟がいた……といったような昔の西部劇ではよくある筋立てですが、根本にアメリカの歴史があることを知るとなるほどな…と思います。ストーリー経過の中にフラッシュとして当時の新聞記事が散りばめられて出てくるのも昔の西部劇の特徴かなぁ。

 

上の写真で上左コール・ヤンガー(デニス・モーガン)、上右ボブ・ヤンガー(ウェイン・モリス)、左下ジム・ヤンガー(アーサー・ケネディ)。ギターを弾くヤンガー家の黒人使用人Wash (サム・マクダニエル)がなかなかのキャラクターを発揮しています、もしかして有名な人かな? 彼のギターとヤンガー兄弟の父ハンク(ラッセル・シンプソン)のピアノ伴奏でコールが ” ネリー・グレイ “ を歌う場面があって以前に亡くした恋人と歌詞の内容が重なって歌うコールの表情に出た来るような印象に残るなかなかいいシーンがあります。 

  

土地の収奪を図る悪役陣にボスのメリック(ヴィクター・ジョリー)・・・この俳優は昔の西部劇で悪役でよく見かけます、悪役専門かな? その子分たちも存在感がある。

  

末弟ジムの恋人メアリー役のジェイン・ワイマンは美人とはいえないけれど紅一点の色を添えている。なお、これも有名な無法者ジェシー・ジェイムズも出てきます。

ヤンガー兄弟の父親ハンク役のラッセル・シンプソンも気を付けてみていると昔の西部劇にはよく出てきますね・・・得難い脇役かなあ(smile) 

ヤンガー兄弟は結局は捕まりますが、悪いこともした(銀行強盗など)がよいこともした(南部人が土地を奪われるのを救った)・・・とかで救済の手があり恩赦が受けられるかも・・・という含みを持たせて映画は終わっています。 

*ちょっと画像が悪い白黒映画、でも10枚組で1500円で1作150円と思えば超安い・・・番茶も出花のB級西部劇 テンポが速くて昔の西部劇のよさがあるなと私的には思っている(smile)

コメント
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