西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

西部劇 「 チャトズ・ランド 」 を見た

2020年07月26日 | 西部劇映画

西部劇「チャトズ・ランド」を見た

これは私的には優れた西部劇だと思っている1972年(昭和47)の作品です。監督はイギリス人のマイケル・ウィナー、以前にバート・ランカスター主演の「追跡者」という西部劇を載せていますがそれにも感心しましたが 今回の「チャトズ・ランド」もなかなかいい。

チャトは白人とアパッチインディアンとの混血という設定、チャールズ・ブロンソンが寡黙で渋いインディアンを演じています。 

出だしのシーンがいい、ハットをかぶったチャトが酒場のカウンターで酒を注文する…例によってバーテンダーは" インディアンに出す酒はない" と断わる。そこへ来合わせた保安官がさらにチャトにいちゃもんをつけて拳銃を抜こうとした瞬間 チャトの拳銃が先に火を吹き保安官を倒す。 

居合わせた男が町の顔役と思われるクインシー(チャック・パランス)に駆け込んで”保安官がインディアンの男に撃たれて死んだ”と告げる。クインシーは元南軍の将校で、どこか南北戦争時代の栄光を引きずっているような男だ。彼はおもむろに南軍の軍服を取り出して着用、彼を中心に10数名の追跡隊が結成されて逃走したチャトを追うことになった。”見つけて吊るしてやる”と息巻く男たちによるインディアン狩りの様相を呈してくる。 

ここで面白いのが、”保安官が撃たれたんだぞ” と追跡隊に加わるように告げても”えらそうにしているからだ”・・・と断る者がいること。こんなシーンはどこか現実味があって映画の雰囲気に色どりを添えていると感じる。 

さて追跡隊....インディアン一人くらいすぐにと高をくくっていたが、日数が経つにつれだんだんと見えない敵に苛ついてくる。荒野では欠かせない水の入った革袋がいつの間にか切り裂かれていたり、移動に欠かせない馬が銃撃で倒されたりしてどんどん困難な状況に追い込まれてゆく。元々統率のとれていないバラバラ集団だけに仲間割れがあったりで追跡隊は一人また一人と倒されていく……そう 荒野はアパッチ族チャトの領域(Chato's land)なのだ。 

始めのうちはチャトには追跡困難の状況にしていけば追跡隊は諦めて帰るだろうと思っているふしがあった。だが、住処を襲われ妻を輪姦され、身内のインディアンが撃たれて火あぶりにされて殺されたのを見たことから復讐心に変わっていき、一人一人仕留めていく・・・そして最後には・・・といった展開。 

追跡隊にひとりメキシコ人がいる。白人達には蔑みの目で見られているが荒野に精通し、チャトが一番警戒している男だとわかる・・・・しかし。  てなわけで異色の西部劇だけどずっと緊迫感が漂っていて実に面白い 

インディアンが髭を・・・なんておかしいといった批評も見たことがあるけれど 白人との混血という設定だから問題ないのでは。   ”ウーン!マンダム”なんていう男性整髪料のコマーシャルがテレビで流れていた頃のチャールズ・ブロンソンかなあ(smile) 今見ても古さを感じさせない作品だ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7/21(亡き弟の誕生日)でブルーグラスを聴く

2020年07月26日 | ブルーグラス音楽

   

 

令和2年7月21日 (弟の誕生日)ブルーグラス音楽を聴く  

亡くなった2歳下の弟の誕生日だったので彼が遺したCDを3枚聴いた。 

カントリーやブルーグラスが好きになったのは兄である私の影響でしたが、だんだんと自分なりの好みが出てきてからは弟も独自の道を歩み始めた。ここに載せたのはLester FlattとMac WisemanというBluegrass music の第一世代の歌手。それぞれが自分のバンドを持って活躍していたけれど年々ブルーグラスの第一世代が少なくなってきたせいかこのように一緒にレコーディングこともする出てきたんですね。大物歌手のカップリングの走りのようなアルバムですが、CD時代になって幾つかのレコードから選曲して今回のCDになったというわけです。 

二人とも若い時代にビル・モンローのバンド  The Bluegrass boys にいたことがあるので旧知の仲間みたいなものです。歳をとってきてからの録音のせいかブルーグラスミュージックが本来持っているドライブのかかった緊迫感とかスピード感はなくてどちらかと言えばミディアムテンポのカントリーに近い音作りになっています。バンジョー、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)、フラットマンドリンが入っていてもね。だから全体的にはゆったりとしたドーブローギターがいい雰囲気を出しています。 でもこれは仕方はないね。 

それに比べるとジム&ジェシーの方ははるかにブルーグラス本来のドライブのかかった曲が多いし兄弟のデュエットが素晴らしい。グランド・オール・オープリー出演25年記念として出された1991年発売のCDとのことでゲストにエミルー・ハリス、リッキー・スキャッグス、ポーター・ワゴナー、マック・ワイズマン、ビル・モンローなどが曲によって参加している。弟ジェシーの弾くマンドリンはクロマチック奏法というんですが、僕はマンドリンはトレモロスタイルの方がマンドリンらしさがある・・・といって弟と議論しあったのが昨日のことのようで懐かしい。 もう1枚のCDは別の機会に載せたい

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

裕次郎の石原軍団が解散する

2020年07月26日 | つれづれに

 

石原軍団が解散する 

(令和2)7/18日曜日のスポーツ紙に載っていた記事。 そうなんだ・・・裕次郎の石原プロが解散するんだね、来年(令和3)1/16をもって58年の歴史をもって解散するとのこと。 

1987(昭和62)年に石原裕次郎が亡くなって33年経つというから時代の流れといっていいかも知れない。石原裕次郎を知らない…という世代もあるくらいだから。渡 哲也、舘ひろし、神田正輝といい人達に恵まれたと思うなぁ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銅像受難の時代

2020年07月26日 | 時事

銅像受難の時代・・・(令和2年)7/15の新聞記事から 

アメリカの白人警官が黒人の男性を膝で押さえつけて死に至らしめた事件ではアメリカおろか世界中に差別撤廃運動、暴動がおこった。そのあおりを食らってアメリカではコロンブスの銅像をはじめ、南北戦争の南軍司令官だったリー将軍や第26第大統領のセオドア・ルーズベルトの銅像が撤去されたという。また、どういう経緯か分らないけれど初代アメリカ大統領ジョージ・ワシントンの銅像を破壊する動きも出ている・・・と記事にあった。ルーズベルトは先住民(インディアン)と黒人男性を両脇に従える構図の像らしい。どのような経緯か分らないですがイギリスのチャーチル元首相像もやり玉に挙がっているらしい・・・どんなに偉い人物でも表裏があるし功罪もある・・・だから現代の基準に合わせていたら全て✖になってしまうんじゃないかなあ、一時的なヒステリックさでそんなことしてしまっていいのだろうか。

歴史の教育も大変になりそう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする