西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン (ジョニー・ボンド 3)

2015年07月09日 | 懐かしのカントリースター
 
Johnny Bond 小伝 Part 2


「1940(大正15)年6月に3人( Jimmy Wakely, Johnny Bond, Dick Reinhart ) がカリフォルニアに到着したあと このトリオはナイトクラブにミュージシャンとして臨時の仕事を得て働き始めました。しかし、9月になるとジーン・オートリーが雇ってくれてCBS ラジオショウである Melody Ranch に出演するようになり、自分たちの道を歩くようになったのでした。それまでにはバンドの名前を The Jimmy Wakely Trio に変え、Gene Autry や Roy Rogers、Tex Ritter、Johnny Mac Brown のようなスターたちが主演するいわゆる ”B ”-Western(西部劇) 映画の幕間の音楽余興を演じたのでした。 
 
1940年代初期にはジミー・ウェイクリーがソロとして独立したために The Jimmy Wakely Trio は解散します、そして Dick Reinhart はテキサスへもどっていき、 Okeh / Columbia レコードとレコーディング契約を結んでいたジョニー・ボンドはジーン・オートリーのところに残り、オートリーが兵役にとられた1942( 昭和17 )年までそこにとどまったのでした。1940年代中頃までにはジョニー・ボンドは ” Cimarron ” とか ” I Wonder Where You Are Tonight ” といったポピュラーになった曲を通してソングライターとして人気を得ていたのですが、”Cimarron ” は同名の映画に触発されて作られた曲、”I Wonder Where You Are Tonight ” はビル・モンローの演奏でブルーグラスのスタンダードになった曲です。
 
1943( 昭和18 )年にCBSは Cottonseed Clark と Foy Willing を使って Hollywood Barndance を立ち上げました。ジョニー・ボンドはそのシナリオを書くことで手助けをし、コメディの仕事も請け負ったのでした。この人気番組は1947( 昭和22 )年まで続き、ジーン・オートリーが戦争から戻って Melody Ranch ショウを再開するとジョニーはそのもとで再び働き始めたのでした。 
 
1952( 昭和27 )年には KTTV の11チャンネルで Town Hall Party が紹介されました。これはカントリーミュージックショウのライブ放送としては最後の一つに数えられるもので レギュラーメンバーの中にはテックス・リッターやジョー・メイフィス、ジョニー・ボンドが名を連ねていました。この放送はロックンロールの台頭によって終焉を迎えることになる1954( 昭和29 )年まで続きました。そして2年以内にはライブ放送というのはなくなってしまい、16年間続いたジーン・オートリーの Melody Ranch ショウでさえも立ち消えになったのでした。 
 
1960年代までにはジョニー・ボンドだけではなくジーン・オートリーも Columbia レコードから解雇されてしまいました 。ボンドは独立レーベルでレコードを出し続けましたが、彼にとって最大ヒットとなった ” Ten Little Bottles ” という曲が出たのもこの時期でした。 
1970年代にはイギリスを訪問して当地で愛嬌を振りまき、晩年にはテックス・リッターとジーン・オートリーに関する伝記を書いて過ごしました。1974( 昭和49 )年に The Academy Of Country Music / Pioneer Award に選ばれるという栄誉に浴しています。 
 
何度か心臓発作を繰り返した後の1978( 昭和53 )年6月12日にカリフォルニア州 Burbank で生涯を閉じ、遺灰は海に撒かれたとのことです。」…・・以上CD解説から。 

レコードには私の好きなハンク・スノウとジョニーが一緒に写っている写真が載っていました。 
レコード裏にはジミー・ウェイクリーがジョニー・ボンドについて書いた文章が載っていますので次回に訳して載せることとします。
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