
町に寒い風が吹きはじめる。
少しも暖かくならない指をポケットにいれて、足早に家路を急ぐけれど
ポストには何も届いていない。
あてどもなく待つ日々は冷たくて、
心はいつしか凍りついてゆく。
この指先を暖めるものは
ほんの少しの勇気と、やさしさ。
肝心な事はなにひとつかいてない
そんな手紙をだれかに贈ろう。
大切なのは想うこと。
鳩よ、鳩よ、心の鳩よ。
伝えておくれ。
遠くでいつも、
あなたを想っています。 と、
少しも暖かくならない指をポケットにいれて、足早に家路を急ぐけれど
ポストには何も届いていない。
あてどもなく待つ日々は冷たくて、
心はいつしか凍りついてゆく。
この指先を暖めるものは
ほんの少しの勇気と、やさしさ。
肝心な事はなにひとつかいてない
そんな手紙をだれかに贈ろう。
大切なのは想うこと。
鳩よ、鳩よ、心の鳩よ。
伝えておくれ。
遠くでいつも、
あなたを想っています。 と、