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某てれび局のCGデザイナーを引退した かんたろの日々
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2016年(11月)の型絵染め

2016-11-02 | 芹沢けい介・暦

今月(11月)の型絵染め
芹沢先生の型絵染 「暦」シリーズ
2016年1月から一年間リビングに飾っているのは1988年です。
1988年はとても珍しい横型のデザインです。


11月は秋を前面に出すデザインです。。
紅葉の色とNのデザインは非常に美しいです。


薄いベージュの罫線デザインはシンプルですが、可愛らしくて ほのぼのしますね。 


紅葉と葛でしょうか。
秋ですねぇ~


1988年のデザインは もともとは1949年(昭和24年)を元にした復刻版です。
*来月は1988年の12月を飾る予定です。


★芹沢けい介の「暦」について
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人間国宝の染色家芹沢けい介先生は、1945年から 亡くなる1984年まで「暦」を制作し続けています。
「暦」シリーズはもともと 琉球紅型技法(布に染める技法)をそのまま和紙にもちいて染める技法で、今もその作り方を変えずに手間をかけて作られています。

戦後空襲で芹沢先生の制作が思うようにできなくなったのをきっかけに 狭い仮アトリエでも制作ができる和紙に染める『型絵染技法』を考案されたようです。
美しい「歴」のデザインを型紙に彫り、糊を置き、和紙を染めて、洗い、乾かしたもので、
水に強い和紙の特性を生かして『型絵染』はつくられています。
外国の将校向けに日本土産品として作ったのが始まりだといわれています。

芹沢けい介デザインの『暦』シリーズは日本版と外国版と合わせて、約60年分のデザインがあるそうですが
その中からかんたろがコレクションしている作品を毎月ピックアップしています。

11月1日(火)のつぶやき

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