患者さまからいただいた感謝のことば(臨床検査技師)

臨床検査技師として理学療法士の先生方と業務する中で、患者さまと会話しています。そんな患者さまのつぶやきを話します。

高血圧は隠せない…

2013-11-20 05:25:43 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

今日もリハビリ業務で入院患者さまと血圧の話をしていました

リハビリ前のバイタルを測定…
【血圧は高いって言われてましたか】
【降下剤はもらって飲んでましたか】
【血圧高いからお薬はもらってましたよ】
【薬飲んでどれくらいの数値ですか】
【飲んだら130くらいかな】
【飲まなかったら?】
【そうやなぁ~200越えてたときあったなぁ】
【めちゃくちゃ体に負担かけてますよ…】

そんな話をしながらリハビリをしていました

さて
リハビリ前
リハビリ直後
3分後…

心拍数HR
血圧BP
酸素飽和度Spo2を測定 記録していく

健康な方なら
直後が一番高く
3分後は下がる傾向

高血圧で服薬中の患者さまでは

直後は高く
3分後はさらに高くなる

血圧降下剤の効果は安静時に影響する

隠れ高血圧患者さまなら家庭で測定した血圧は良好

しかし 病院という白い建物を見たり白衣みると家庭での数値より断然高めになるだろう…

そんな患者さまを数多くみてきたのですが…

やはり血圧降下剤ってのは安静時血圧が良好な範囲内に収まるようになる
運動負荷や緊張が入ると本来の高血圧が見え隠れする いや隠れていないから 見えてくる…

お薬とはいえ 原因は治せない

完治ではなく 対処である
隠しきれないものなんですね…

そんなことを感じたエピソードでした

血圧が200もある…

2013-11-19 04:54:34 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

今日も入院患者さまにリハビリをすすめていく中での話です

その男性患者さまは前回の安静時の血圧が180もあり 私の中では 今日もそれくらいだろう…なと思いながらリハビリ業務をしていた…

しかし…
そうはいかなかった

安静時の血圧
右209/115
左でやり直し
211/117でした

改めてびっくり…
すぐに担当医師に連絡
しました

もちろん本日のリハビリは中止…

すぐに血圧降下剤でコントロール…


本日のリハビリは中止とした…

午後から病棟にて業務していましたが その患者さまから 血圧降下剤の効果で160台まで下がったから リハビリしたいって話がきました

いや やめときましょう
即答しました

その後 リハビリカンファレンスがあり 話題にあげ 医師に相談…

効果剤使って160台か…
今日はやめておきましょうとの話となりました

患者さまにもお伝えし
納得していただきました

リハビリしたい気持ちもわかる なんせ 自覚症状がない

けれど血圧が高すぎである

明日 またバイタルみて リハビリするかどうか判断したいと思います

自覚症状のない患者さまのエピソードでした

気持ちの持ち方…

2013-11-18 07:04:47 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

テレビ鑑賞をされている患者さま…

【どうされました?】
【楽天優勝したな】
【凄いですよね】
【どちらを応援されてたんですか】
【楽天だよ】
私、との菌もそう思います
【巨人ならまた優勝できるから】
【ここまでがんばってきた楽天に勝ってほしい】
巨人は勝てるチームだから…

そんな会話をしていました

病で入院してるけど
【こんな最終決戦見ると元気もらえるわ…】
【そうですよね】

元気だして早く帰って
やるべきことやらないとな… もうすぐ年末


そんな思いが言葉にでていました

被災地の方々もテレビの決戦みて 元気もらったって人多かったと思います

たしかに人は病気になる病気になったら 気力が落ちる…
気力が落ちたら さらに治りがよくないし 入院日数ものびる

【病は気から…】
昔の人はうまく言うなぁと思う。

【健全なる精神は健全なる肉体に宿る】ともいう
どちらも 切り離して考えられないけど

やはり気持ちの持ち方はとても大切な要素だと感じる今日この頃です

現状がゴールか…

2013-11-17 05:39:30 | 病気
おはようございます
との菌です

日常の業務を理学療法士の先生らとともにしている その中で入院患者さまがどれくらいの動きが可能なのかを評価していく

元々 患者さまがどれくらいのレベルで生活をされているのかを リハビリしながら評価していく

屋内は 伝い歩き
屋外は杖歩行など

患者さまがこなしてきたレベルがある

人それぞれちがう…
入院中のリハビリでも そのレベル以上の動きができるわけはない

つまり 患者さまの動きとしてはゴールである

医師や看護師さんたちは 入院されてきた原因疾患をなおすことに専念し

私たち リハビリサイドは 今までできていた動きをとりもどせるように 患者さまに毎日のリハビリをがんばっていただき ゴールをめざします

そして 退院となる
リハビリが現状ゴールまできていても 疾患がまだ改善されていない人もいる

そちらはまだ継続入院が必要ですが

疾患が改善されている患者さまで 医師により、または理学療法士により帰宅できると判断されると 退院許可をだすことになる…

患者さま自身が 今の状態で退院しても 家で 生活をしていく自信がない人ももちろんいます

でも リハビリだけのために入院日数はそんなに延長はできない

病院は疾患を治療する場所なのだから…

患者さまにとっては 思ったとおりに進まない事情である

そんなことを感じるエピソードです

円背で心電図とりにくい

2013-11-16 05:25:36 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

先日、心電図検査にて患者さまのお名前を呼び 確認する

車椅子か…
そこまでは まあ よくあるエピソード

さて、結構ひどい円背である。つまり猫背である
そんな患者さまって あらゆる検査 やりにくくないのかな?

もちろんやりにくいはずだ…

さて、
【ベッドに仰向けに寝れますか】
【無理です】
予想どおりである

心電図は左脇腹まで電極をつけないといけない

いっそ、右側臥位にするか…

体の中で心臓の向きやベクトルがずれるか…

【わかりました。】
【車椅子のままで検査しますね】
【できるんですか】
【そのかわり少しのけ反って座れますか】

今の時代
心電図も電極シールがあり 金属の吸盤ばかりではない

本当にありがたいです
どの道 他の検査で困るだろう…

患者さま自身が悪いわけではない

との菌らも いずれそうなるのだろう

いろんな患者さまが 自分たちの先の姿を教えてくれている…

そんなことを感じるエピソードでした

てんかん発作…

2013-11-15 05:31:07 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

臨床検査技師としての話です

先日、昼間の業務で脳波を担当しました

患者さまは 一過性の意識消失があり、てんかん疑いで脳波を検査するごとになりました

10/20【ten twenty】法に従って脳波電極を24本頭の決まった場所に取り付けます

パターン1~7の誘導を変えながら記録していきます。どんな波形が記録されるのか 異常波なのか… 健常者でも見られる波形なのか…

てんかん発作も次回への予測は不可能…

今は抗てんかん薬で症状はおさまっています

車の運転中にてんかん発作が起こらないでほしい。一番気になるところです

てんかん疑いで脳波の検査される患者さまは多いです。本当に怖いです

どうせ検査されるなら 記録中にてんかんを疑う波形が記録できると助かります…

早く良くなってくださいね

採血いややねん

2013-11-14 05:25:28 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

昨日 残業で採血をしていました。

それぞれの理由や病気で採血をされる患者さま

基本的に採血は嫌いな人が多いです

私 との菌も業務上 するのは 好きですが されるのは大嫌いです
刺される瞬間が怖いから

さて いざ採血するとき 一部始終ずっと刺すところを見ている女性患者さまもいる

男性はほとんど顔をそむけ 絶対に刺すところを見ない…

【本当に採血嫌いなんですよ】
【いや、わかりますよ】
【私もされるのは大嫌いです】
女性は出産という大仕事がある それに比べたら採血なんて 全然ですよって経験者は言う。

いつも言いますが
【男性は子供を生めません】【筋力はあっても痛みに耐える要素は持ってない人が多い】
【もちろん中には全然平気や】【女性患者でも採血嫌いなんですって人もいる】

必ずではないけど
そういう人が多いって話です

採血しながら
いろんな話をする 気を散らす効果も兼ねて…

そんな怖いって気持ちわかるから 出来る限りすみやかに 出来る限り痛みを感じないように採血してあげたいと思うエピソードでした

気まずい雰囲気…

2013-11-13 05:30:26 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

昨日の朝は
採血の早出でした…

本来、採血は得意なのですが…ちょっとミスったなぁと感じた話です

採血テーブル①に患者さまの名前をよび 名前確認をする

患者さまは右腕をだされた。

【こちらの血管から採血しますね…】
【あっ、いや。こっちからとってくれないか】
【いつも…こちらからとられているから】
【すみません、今日はこちらの血管がよく見えてますから…こちらからいきますね】

患者さまは少し不機嫌…怒りはしないがあきらかに不機嫌。

刺した瞬間わかった…
血が返ってこない

わかったことがもう1つ。私の体から血の気が引いたこと

やっば…
心の中で思いました

次に発する言葉は
【いいわけ】である

【もしかして血圧低いですか?】
【いや、普通やけど】
【採血とりにくいとか、よく言われますか?】
あきれたような表情をされる
【だからこちらの血管の方がいいって】
【すみません、もう一度させてください】
普通の人なら…
心の中で【こいつ、大丈夫か】って思うだろう

2回目をさせて頂いた感謝も兼ねて…
【〓〓さんですね】
【次に採血あたることがあったら、ここから採血するようにします】

不愉快だろうけど
最小限度の不愉快にしないといけない

そんな血の気が引いたエピソードでした

症状あるときに…

2013-11-12 04:59:08 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

昨日の話です
外来患者さまの心電図検査をしていました。

【今回の症状はどんな感じなんですか?】
【凄く脈が早くうって気分が悪かった】と…

【動悸として感じられたんですね】
【はい、そうなんです】
入院して今は 症状おさまっている様子…

本当に良かったです
しかし…

患者さまはそう思っていなかった

【心電図】って症状あるとき記録しないと無意味ですよね

【最悪、心筋梗塞】のように形跡を残す疾患もある…

患者さまとしては
症状あるときの記録をとらないと意味がない との気持ちと不安感…

その逆に
【病院の何かしら安心感】はあると思う

患者さまの立場から
症状あるときの記録
症状ないときの記録の差を気にされる

症状ないから 検査結果はノーマル…問題ありません そんな結果で診察を受けても 納得がいかないし 払うお金の面も納得がいかない…

なかなかタイミングよく 症状とかを記録できるって 本当にありがたいと思います

そんなエピソードでした

食事の介助…

2013-11-11 05:07:24 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

入院中の患者さまをみていて感じる…

配膳されてくる食事…
自分で食べておられる患者さま…
少しだけ食事介助しないといけない患者さま…
全介助の患者さま…
食事がとれず点滴の患者さま…

さまざまな患者さまがおられます

日勤の看護師さん
夜勤の看護師さん
それぞれが少ない人数で業務されている。

その中で 全員が自分で食べておられる患者さまなら なんて楽でしょう…

業務されている看護師さんの数以上に 【全介助】の患者さまがおられたら 大変です…

それぞれの患者さまの様子をカルテ記載…

点滴の交換…
寝返りや体交をする
オムツの交換…
採血…
バイタルのチェック…
などなど

食事の介助だけではない 私 との菌は 臨床検査技師ですが

毎日の患者さまの身近なケアをしていく
きれいなことばかりではないし…
本当に大変だと思う今日この頃です