患者さまからいただいた感謝のことば(臨床検査技師)

臨床検査技師として理学療法士の先生方と業務する中で、患者さまと会話しています。そんな患者さまのつぶやきを話します。

え?6リットルですか

2018-01-05 05:14:38 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

今日も生理機能検査を担当していました

検査は肺機能検査…
【え?6リットルか】と思った その男性患者さんは間質性肺炎を患っておられました

指につけた酸素モニター(spo2)では96%を示していました

健常者の数値は95〜100%で 平均98%でしょうか

酸素なしで 【息止め】をし または激しい運動をしてもらい…

息苦しさを感じるラインは92%です

目隠しして
【楽になったら教えてください】と問うと…

93%よりあがっていることが多い印象です

酸素流量が3リットルになれば 鼻チューブ(カヌラ)をつたって風が入るのがわかるといいます

もし 鼻チューブの中に水滴(結露)がたまっていれば 私たちスタッフは 酸素流量10リットルで 水滴を一瞬で飛ばすことをします

それくらい強い風を意味します

私たちスタッフからみると 酸素流量6リットルなら 100%近くあって欲しいと願う数値…

96%は 肺が障害をうけ
まともに 酸素を体に取り込んでいないことを考えます

話が横に反れましたが
6リットル 96%の人が
肺機能検査をする ということは いろんな意味で
大変なことなんだと想像がつきます

案の定…その男性患者さんの 肺機能検査は 息苦しさなどの症状でなかなか 先に進みませんでした

健常者でも まじめにするとしんどい肺機能検査なのに…

肺障害を患っておられる人にとって とても大変なことなのです

早く済ませたいけど
なかなか早くできない

うまく誘導したいけど
咳こんで うまくできない
挙げ句のはてに 咳しすぎて 疲れはて 検査にならないなど…

酸素吸っている患者さんの肺機能検査は 本当に大変なので 出来る限り 短時間で終わるように 工夫したいと思います

やっぱり普通に呼吸できるってことは大事なことですよ…