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兎にも角にも

kanseisha-weblog

路上観察日記-1

2009-07-21 09:33:53 | Weblog

超芸術トマソンという言葉があります。
赤瀬川原平氏が提唱されたもので、「不動産に付着していて美しく保存されている無用の長物」と定義されています。
なぜトマソンかというと、その昔ジャイアンツが巨額を投じて獲得した四番打者トマソンが、額面どおりの活躍ができず、いつまでも三振を積み重ねる様子を「お金をかけて三振を量産する」と皮肉って表現したものだとか。

街中にはいろんな事情が重なって無用の長物と化したものがあります。
仕事がら、そんなものを見つけると宝物を発見したようでついついにやけてしまうものです。
そんなわけで、冒頭の写真ですが、
会社の近く、十日市の交差点に残っている操車塔で、昔はここに常時職員がいて、電車のポイント、信号切換を手動で行っていたそうです。

これは建物としてもかなり魅力的。
足元が絞られているので構造的にもアクロバットな印象がある。
どうやらエアコンも完備されているらしい。
しかも360度のパノラマ風景を楽しむことができる。
可能ならぜひ賃貸物件として取り扱って頂きたい。
きっと応募があると思います。
週末飲み会で終電を逃した人が一夜の宿として利用するにも最適です。(梯子を登るときは注意)

ちなみにこの操車塔、我が社では「はるおの家」と呼ばれています。

(身長はわりとトマソンなノッポさん)

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