観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

雪降る干潟

2017-01-14 22:47:50 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時32分 潮位239cm
今日の干潮時間13時15分 潮位 78cm

 

今日は朝から雪が降っており、ほんのわずかの時間だけ雪が止んで光が射すこともありましたが、風も吹いており、非常に寒い一日でした。

稲永公園の松林も川側ほどではありませんでしたが、白くふぶいていました。写真のそれぞれの木をよく見ると、木の左側だけ黒っぽくなり濡れているのがわかりますでしょうか?雪が左側(北西)から吹き付けられていました。

 

こんな悪天候の日でしたが、今日はNPO法人藤前干潟を守る会の小・中学生を対象として通年で行われている干潟学習プログラムが稲永ビジターセンターで開催されていました。

今日のプログラムの中には、冬鳥の観察と鳥類カウントが組み込まれており、午前中、子供たちが野鳥観察館に訪れていました。

ふぶいていて、非常に視界が悪かったですが、みんな必死に目を凝らして鳥たちを探し、観察していました。

その後、比較的大きくて数えやすいカワウをそれぞれに数えて、数を比べ合いました。みんな同じくらいの数をカウントできていたでしょうか?

(ちなみに、野鳥観察館スタッフのカウント数は60羽でした。開館直後は1,200羽程度のカワウがいましたが、その後すぐに飛び去ってしまい、プログラム中のカワウの数は少な目でした。)

 

 

今日はほぼ一日、干潟にも、川にも雪が降っていましたが、多くの鳥たちが飛来して、餌を探している姿が観察でき、

1月7日以降確認できていなかったダイシャクシギ3羽を久しぶりに見ることもできました。

夕方になるにつれ雪、風がさらに強くなり、閉館時にはうっすらと積雪も見られるようになった野鳥観察館周辺。

明日はどのような風景や野鳥が見られるでしょうか。(お出かけの際はくれぐれも足元、防寒にお気を付けください。)

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ3、カンムリカイツブリ3、カワウ1,200、ダイサギ1、コサギ3、アオサギ18、マガモ23、カルガモ7、コガモ60、オカヨシガモ1、ヒドリガモ20、オナガガモ1,046、キンクロハジロ6、スズガモ190、ホオジロガモ5、ミサゴ5、チュウヒ1、シロチドリ23、ダイゼン73、ハマシギ248、ダイシャクシギ3、ユリカモメ139、セグロカモメ7、オオセグロカモメ5、カモメ20、ズグロカモメ13 


明日の満潮時間 8時08分 潮位234cm
明日の干潮時間13時51分 潮位 78cm

※明後日(16日(月))は休館日です。
明後日の満潮時間 8時41分 潮位226cm
明後日の干潮時間14時26分 潮位 79cm

17日(火)の満潮時間 9時12分 潮位216cm
17日(火)の干潮時間15時02分 潮位 82cm

※18日(水)は第三水曜日のため、休館します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっと会えました

2017-01-13 17:33:39 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間12時37分 潮位 81cm
今日の満潮時間18時21分 潮位231cm

 

今日は風が強く、非常に寒い日でした。時折みぞれまじりの雨がぱらつくこともありました。

明日は名古屋にも雪が降るかもしれないとのこと。みなさん、外出時等はくれぐれもお気を付けください。

 

そんな寒い日でしたが、稲永公園にはいつもより多いポケモンプレイヤーが訪れていました・・・。

一方、野鳥観察館ではシニア大学の野鳥に関する授業が開かれたり、

ウォーキンググループの団体が来館されたり、大阪や長野からの来館者もあり、にぎやかな一日となりました。

 

干潟には、昨日は4羽しか確認できなかったハマシギが久しぶりに1,000羽以上の群れで飛来しました。

時折、ダイゼンと一緒に群れで飛び回っているのが観察できました。

今年に入ってからはなかなかまとまったハマシギを見ることができていなかったので、一安心です。

 

さらに、やっと一昨日から野鳥観察館前の水たまりを訪れるようになったメジロですが、今日も姿を見せました。

少し辺りを警戒したこの後、水浴びをしていました。

さらには、ウグイスも出てきて、水浴びをしていました。

 

今週末の寒波や大雪による鳥たちの動向が気になるところです。

 

【1月の藤前干潟に関するイベントのお知らせ】

☆第6回ごみと水を考える集い
内容:「伊勢・三河湾の漂着ごみゼロ」と「ごみがうまれない社会創り」の啓蒙活動とネットワーク作りの推進を目指して行われている集いです。
日時:1月22日(日)13:00~17:30
場所:稲永スポーツセンター
※詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦HP)をご覧ください。


☆1月の渡り鳥調査隊
内容:藤前干潟に飛来する野鳥を観察し、種類と数を調べます。冬鳥であるカモ、カモメ、ミサゴ、ハマシギなどを観察できるはずです。
日時:1月28日(土)11:00~13:00
場所:名古屋市野鳥観察館
対象:小学生以上
定員:20名
参加費:無料
持ち物:防寒着、双眼鏡(お持ちであれば)
申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160


☆藤前干潟サイエンスカフェ「藤前干潟とつながる海~伊勢湾の流れ~」
内容:干潟をつくり、生きものを支える「海の流れ」について専門家からお話しを聴きます。
   講師:小椋進氏(国交省名古屋港湾空港技術調査事務所所長)
   ファシリテーター:伊藤健吾氏(岐阜大学応用生物科学部准教授)
日時:1月28日(土)13:30~15:00
場所:稲永ビジターセンター
定員:20名(先着・事前申込み)
参加費:無料
申込み・問い合わせ先:
    環境省名古屋自然保護官事務所
    TEL:052-389-2877、FAX:052-389-2878
    メール:WB-NAGOYA@env.go.jp
締切り:1月23日(月)必着 ※定員に満たない場合は、継続募集
主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
協賛:イオンモール名古屋茶屋店

※詳細は下記HPをご覧ください。
http://www.city.nagoya.jp/kankyo/page/0000088964.html
http://chubu.env.go.jp/blog/2016/12/22/

明日の満潮時間 7時32分 潮位239cm
明日の干潮時間13時15分 潮位 78cm

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日も会えました

2017-01-12 21:38:09 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間11時56分 潮位 85cm
今日の満潮時間17時38分 潮位229cm

 

風は強くはありませんでしたが、今日も寒い一日でした。

昨日、稲永公園の野球グラウンドで餌を食べていたツグミの群れの中にいたシメを今日は木の上でみつけました。

昨日見た個体と同じ個体でしょうか。

 (↑シメの写真は地元のHさんから提供いただきました。)

 

周辺の木々には、昨日と同じようにたくさんのツグミも観察できました。

今秋および今冬は、ポケモンGOで人通りが絶えなかった影響からか、野鳥観察館の建物の前ではほとんど小鳥を見ることができていなかったのですが、

ついに昨日、メジロの群れが野鳥観察館前の水たまりにやってきて競うように水浴びをしているのをみつけました。

今日も、メジロの群れは水たまりにやってきていました。

 

  

今日は港生涯学習センター主催の藤前干潟について学ぶ講座が稲永ビジターセンターで開かれ、

その講座の中で野鳥、特に冬鳥であるカモを野鳥観察館から観察する時間が設けられました。

 

今、藤前干潟に一番多く飛来しているオナガガモの群れや、

体の色が白色と黒色にはっきり分かれていて、頭にちょんまげのあるキンクロハジロが、潜水を繰り返している姿をなどを観察できました。

 

この他、すっかりきれいな繁殖羽に変身を終えたコガモのオスや、

 

ヒドリガモのペアなども近くに観察できました(左がオス、右がメス)。

ヒドリガモは護岸の石に生えている藻をくちばしでこそげ取って食べていたようです。

カモたちも食事に必死な様子です。

 

また、講座の中では観察してもらえませんでしたが、今日は藤前干潟では比較的珍しいホオジロガモを7羽観察できました。

しかし、7羽とも頰が白色ではないメスまたは若いオスの個体で、名前の由来となっている頰が白色のオス(繁殖羽)ではないのが、

少しだけ残念なところです。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ44、カワウ2,157、ダイサギ2、コサギ2、アオサギ27、マガモ10、カルガモ6、コガモ151、ヒドリガモ4、オナガガモ1,687、ハシビロガモ2、ホシハジロ1、キンクロハジロ23、スズガモ431、ホオジロガモ7、ミサゴ8、ハヤブサ1、シロチドリ47、ダイゼン77、ハマシギ4、イソシギ1、コアオアシシギ1、ユリカモメ125、セグロカモメ13、オオセグロカモメ10、カモメ29、ズグロカモメ22

 

明日の干潮時間12時37分 潮位 81cm
明日の満潮時間18時21分 潮位231cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツグミの群れとシメ、そしてハイタカ

2017-01-11 17:50:22 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間11時09分 潮位 91cm
今日の満潮時間16時52分 潮位223cm

 

今日は時折雨がぱらつくなどして、日が射すことがほとんどない、どんよりとした寒い一日でした。

稲永公園の野球グラウンド周辺には、今日は大きなツグミの群れをみつけました。

多数のツグミが一本の木に集まると、ツグミのなる木のようです。グラウンド周辺全体では100羽近い数のツグミがいたと思われます。

しばらくすると、人のいないグラウンドにツグミたちが降りて、必死に餌を食べ始めました。

このツグミの群れの中には1羽のシメが混じっていました。

 

また、しばらく採餌の様子を観察していると、ツグミが地面をつついている最中に急に一斉に飛び立ちました。

何かと思って辺りを見渡したところ、近くで1羽のツグミがハイタカの足におさえられていました。しかし、その次の瞬間には、2羽のハシボソガラスがそのツグミをハイタカから奪っていました。

グラウンドから去っていくハイタカの後姿。

カラスが去った後に残ったツグミの羽根(食痕)。

 

いよいよ寒さが厳しくなってきて、小鳥たちもその他の鳥たちも食べ物を探すのに一生懸命のようです。

 

明日の干潮時間11時56分 潮位 85cm
明日の満潮時間17時38分 潮位229cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連休後半、月曜日をお勧めします。

2017-01-07 17:03:47 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 6時14分 潮位 91cm

今日の満潮時間12時47分 潮位193cm

天気もよく三連休の人たちも多いと思います。

今日は小潮で明け方前の干潮時間、観察館が始まる頃には潮位が高くなっていて、ただでさえ潮位が高く干潟が小さいのに、満潮時間を3時間過ぎた干潟は一段と狭くなり、居るはずのハマシギの姿は無く少し寂しい干潟でした。
ハマシギは結局、潮が引き始めた夕方になって70羽程の群れを見られただけでした。

明日も長潮で干潮時間は8時前、天気は下り坂らしいですが、明後日の9日月曜日は今日に比べて2時間干潮時間が遅くなって9時と、少し早起きすればハマシギの群れ達が観察できるかもしれません。

春から夏なら潮が引きすぎるので中潮をお勧めしていますが、
この季節は夜の潮で潮位が高いため12日(木曜日)前後の大潮の日をお勧めします。

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ44、カワウ3,222、ダイサギ3、コサギ5、アオサギ23、マガモ34、カルガモ27、コガモ1142、オカヨシガモ2、ヒドリガモ13、オナガガモ1,583、ホシハジロ2、キンクロハジロ32、スズガモ332、ホオジロガモ4、ミサゴ9、チュウヒ2♂♀、シロチドリ58、ダイゼン84、ハマシギ70、イソシギ1、ダイシャクシギ3、、ユリカモメ78、セグロカモメ18、オオセグロカモメ19、カモメ28、ズグロカモメ35、ヒヨドリ30+庄内川を渡って西へ群れで飛翔

8日(日)の干潮時間 7時45分 潮位1.01m

        満潮時間14時00分 潮位1.93m

9日(月)の干潮時間 9時08分 潮位1.02m

       満潮時間15時06分 潮位2.04m

10日火曜日は、振り替え休館日です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする