観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

師走に突入

2016-12-01 18:10:42 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間12時50分 潮位 90cm
今日の満潮時間18時25分 潮位228cm

 

今年も早いもので今日から師走です。

寒さが厳しくなり、さらには何かと忙しい時期に入りますので、みなさん体調にはお気を付けください。

しかし、昨晩は雨が降ったためか、今朝はさほど冷え込みませんでした。

また、日中は曇りでしたが、風がほとんど吹かなかったため、屋外での野鳥観察も楽しめるお天気でした。

 

今日は10時半頃に観察ポイントに到着しました。この時の干潟には、ダイゼン、ハマシギの姿はありましたが、今日はシロチドリはまだ飛来していませんでした。

↓広がった干潟ではハマシギたちが餌を探して歩き回っていました。今日は約600羽のハマシギを確認できました。

↓干潟に流れ着いた流木の近くで餌を探すハマシギ。

↓時折、何かに驚いて一斉に飛び立つ様子も見られました。

 

↓護岸の近くには、昨日も紹介したヒドリガモの群れが泳いでいました。きれいな繁殖羽のオスもいました。

 

↓スズガモの群れも比較的護岸近くで観察できました。スズガモは潜水採餌ガモ(海ガモ)で、水中に潜って川底の泥の中にいるシジミなどの貝やカニなどを捕って食べます。

↓スズガモのメス(左)とオス。メスはくちばし基部の羽が白色で、オスとの判別がしやすいです。写真のオスは、まだ少しだけ褐色部分が体に残っているので、エクリプスから繁殖羽への換羽の最終段階のようです。

 

↓また、今日はヨシ原の上をチュウヒが低空でゆっくり飛翔しているのも観察できました。

※ハマシギとチュウヒの写真は地元のHさんから提供いただきました。

 

↓今日は野鳥観察館前から、夕日が静かに落ちていく様子を見ることもできました。

 

【12月の渡り鳥調査隊のご案内】
内容:藤前干潟に飛来する野鳥を観察し、種類と数を調べます。冬鳥であるカモ、カモメ、ハマシギなどを観察できるはずです
日時:12月3日(土)11:00~13:00
場所:名古屋市野鳥観察館
対象:小学生以上
定員:20名
参加費:無料
持ち物:防寒着、双眼鏡(お持ちであれば)
申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ71、カワウ90、ダイサギ2、コサギ2、アオサギ20、マガモ20、カルガモ28、コガモ200、オカヨシガモ5、ヒドリガモ11、オナガガモ1,117、ハシビロガモ10、キンクロハジロ337、スズガモ516、ミサゴ28、チュウヒ1、シロチドリ61、ダイゼン124、ハマシギ599、イソシギ1、ダイシャクシギ3、ユリカモメ32、セグロカモメ6、オオセグロカモメ1、カモメ2、ウミネコ15、ズグロカモメ18

 

明日の干潮時間13時22分 潮位 94cm
明日の満潮時間18時55分 潮位223cm

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