観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

釣り針、釣り糸被害がまた

2023-11-08 21:34:52 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 8時27分 潮位 97cm

今日の満潮時間15時12分 潮位208cm

 

今日は立冬。暦の上では冬の始まりということですが、朝から青空が広がり、日中は気温が上昇して、とても冬とは思えない陽気でした。

しかし、稲永公園のナンキンハゼは葉が赤くなってきて、実も開いています。

 

さて、稲永公園では釣り人の非常に多い日々が続いています。

中にはごみを残していったり、遊歩道に椅子や道具を広げているマナーの良くない方もいたりします。

また、稲永公園の護岸下は石がゴロゴロしている場所なので、釣りをすると根掛かりしやすい場所です。よって、根掛かりした多くの釣り針や釣り糸が護岸の下に増えています。

10月半ばには、野鳥観察館の前の護岸でカワウが釣り針、釣り糸に引っ掛かり、動けなくなっているのが発見されました。

またも、釣り針、釣り糸の被害が発生したのです。

(↑稲永ビジターセンター提供)

幸い、稲永ビジターセンターのスタッフさんが釣り糸と釣り針をカワウから外すことができ、飛んでいったそうですが、怪我はしているはずです。

稲永公園の護岸前はラムサール条約に登録された野鳥の多い場所なので、釣り針、釣り糸の被害について考えてくれる人が増えると良いと思っています。

 

こういった被害を防ぐことと問題の普及啓発のため、藤前干潟協議会と釣り愛好家のWATERSIDE CONTROLは一昨年より藤前干潟の釣りごみ清掃を行っています。

第5回目の釣りごみ清掃を12月10日(日)に、稲永公園の護岸で行うことになりました。

詳細はWATERSIDE CONTROLさんの案内をご覧ください。

  

11月5日(日)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ28、カワウ4,701、ダイサギ46、コサギ1、アオサギ49、マガモ38、カルガモ3、オナガガモ472、オカヨシガモ10、ホシハジロ7、キンクロハジロ56、スズガモ604、ミサゴ10、ハマシギ739、オバシギ1、オグロシギ2、セグロカモメ2

 

明日の干潮時間 9時17分 潮位 92cm

明日の満潮時間15時42分 潮位219cm

 

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