観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハマシギがいっぱい

2018-04-24 20:13:13 | 春の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 7時42分 潮位132cm
今日の満潮時間13時04分 潮位172cm

 

今日は午前中は曇りでしたが、お昼に近づくと雨がパラパラ降り出し、夕方近くには本格的な雨となりました。

午前中の干潟には、多くのチュウシャクシギを観察できました。

日ごと、護岸近くに飛来するチュウシャクシギが増えており、今日は30羽を超えるチュウシャクシギが一斉に庄内川護岸近くの干潟で観察できました。

 

その後、満ち潮になりお昼過ぎには干潟がなくなりしたが、再び干潟が広がり始め、さらには雨が強くなり始めた15時過ぎ、今度はハマシギやダイゼンなどの大きな群れが飛来しました。

ハマシギは久しぶりに(4月15日以来)1,000羽を超え、護岸近くの干潟にも群れが入っていました。

今日観察できたシギ・チドリは、ダイゼン69、ハマシギ1,162、オバシギ7、オオソリハシシギ13、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ46 でした。

また、コアジサシ5羽も確認できました。

今夜から明朝までは強い雨が降るとのこと。この雨の後、シギ・チドリたちの飛来数に変化はあるでしょうか。

 

さて、 名古屋市野鳥観察館では5月12日(土)・13日(日)に「愛鳥週間イベント」を実施します。

現在、5月12日(土)に行う「野鳥ミニ講座」、「渡り鳥調査隊」、そして5月13日(日)に行う「探鳥会」、「野鳥のおはなし」の参加者を募集しています。

今日はこの中でも「野鳥ミニ講座~鳥の色付けをしよう!~」についてご紹介します。

今回の野鳥ミニ講座は、鳥のデコイ(鳥の形をした模型)にアクリル絵の具で色を塗り、鳥の色や形について興味を持ってもらう講座です。

(※今回用いるデコイは、国内産のバイオマスプラスチックを原料に使用しているエコデコイと呼ばれるものです。)

エコデコイの種類は、小鳥、カワセミ、カモを用意しており、講座ではこの中からひとつを選んで好きな色に色付けしてもらいます。

スタッフも色付けにチャレンジしてみましたが、普段よく見ているつもりの鳥でもいざ塗ろうとすると、「お腹の色は何色だっけ?」などと細かい部分の色などが分からないことが判明。図鑑を見つつ塗り進めて、「背中やお尻はこんな模様になっているんだ」などと新たな気づきや発見をしながら、色塗りに没頭していきました。

自分だけの鳥の模型ができる楽しみもあります。ぜひぜひご参加ください。

☆野鳥ミニ講座「鳥に色付けをしよう!」(※対象は小学生~大人)
鳥のエコデコイに絵の具で色を塗りましょう。エコデコイの形は小鳥・カワセミ・カモの中からひとつを選べます。
日時:5月12日(土)①13:00~14:00、②14:30~15:30
定員:各回10名(要事前申し込み・先着順)
参加費:500円(材料費として

 

明日の干潮時間 9時00分 潮位111cm
明日の満潮時間14時42分 潮位186cm

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