バカに厳しいバカばかり

自戒の念も込めてそういうタイトルにしました。

松井秀喜の結婚報道と日本人

2005年11月22日 19時38分17秒 | ニュースで二言三言
松井結婚!?女優・戸田菜穂交際ゴジラパパ激白・
2人は現在パリ旅行か
【夕刊フジより】

ヤンキース・松井秀喜外野手(31)が女優の戸田菜穂さん(31)と結婚を視野に交際していることが22日分かった。一部報道によると、2人は現在、オフを利用してパリを旅行中という。松井の父、昌雄さん(63)も夕刊フジの取材に対し、私見としながらも「結婚を考えているのだと思います」と激白、にわかに結婚が現実味を帯びている。

 昌雄さんによると、松井から戸田さんを紹介されたのは、松井がヤンキースとの契約更新交渉を進めていた11月初旬。同2日にCM関係の仕事でニューヨーク入りしていた昌雄さんに、松井が「会ってほしい女性がいる」と持ちかけ、カフェで戸田さんを交え、3人で話をしたという。

 戸田さんについて、昌雄さんは「名前は聞いたことがあったが、会うまで顔と名前は一致しなかった。会って素敵な人だなと思いました」と印象を語った。母親のさえ子さん(55)はまだ、戸田さんに会っていないという。

 昌雄さんは、「あくまでも自分の印象」と断ったうえで、「(結婚など)具体的なことは言われませんでしたが、こういう形で紹介されるのは初めてなので、私は結婚を考えているのだなと受け取りました」と語った。

 松井に対しては、「アドバイスはするが、秀喜はプロ入り、メジャー挑戦とすべて自分で決めてきた。彼が決断すればいいと思います」とエールを送った。

 一方、広島市在住の戸田さんの母親は、「あまりにも大きな話なので、返答のしようがない。松井選手とは会ったこともないし、お付き合いをしているという話も聞いたことがない。娘とは連絡が取れないが、本当の話なのかしら」と困惑していた。

 戸田さんが所属するホリプロ宣伝部は、「マネジャーに確認したが、お付き合いしている事実はないし、現段階で結婚は絶対にありえない」と否定した。

 交際を報じた「アサヒ芸能」によると、2人は今年6月12日の松井の31歳の誕生日にも、ニューヨークで会ったという。当時、松井は試合中に右足首を捻挫し、DHでの出場を余儀なくされていた。一時は靴が履けないほどに腫れ上がっていた。

 同誌はフジテレビ関係者の話として、「うちの秋ドラマ『大奥』への出演依頼を、『ケガをした松井のもとに行くから』との理由でキャンセルしたらしい。そのために台本の手直しが行われた」というコメントも紹介している。

 スランプに陥っていた松井は、誕生日を境に成績が急上昇。野球解説者らが「ケガのおかげでフォームが修正された」として“ケガの功名”だと分析していたが、むしろ“内助の功”だったのかもしれない。

 3年契約が切れた今オフ、松井は4年62億円の大型契約を勝ち取った。例年一発サインの松井にしては珍しく、交渉は長期間に及んだが、戸田さんとの将来を見据えていたとの見方もある。

 また、ニューヨークの松井関係者たちは一様に驚いた様子だった。

 松井とともに渡米して以来、常に傍らにいるヤンキース広報担当の広岡勲氏は「プライベートな問題については立ち入らないようにしていますが、現在、私のところには何の情報も入っていません」と話した。

 松井専属通訳のロヘリオ・カーロン氏も「えっ、本当ですか?」と驚いた後、「どこかへ旅行に行くかもしれない-とは聞いていましたが、誰と、どこへ、いつまで出かけるとか、詳しいことは知りません」と話した。

 ただ、「戸田菜穂さん」に対する衝撃はさほどない。これまでニューヨーク市内のレストランなどで2人を目撃したとの情報は複数あり、目撃情報が在米邦人の主婦層に広がっていたのは事実だ。

 現在、本拠地ヤンキースタジアムへロッカー整理に来ていない選手は松井だけ。この日もテレビ局や新聞記者など複数の報道陣が松井を待ち構えたが、姿は見せなかった。

 松井は再契約後、16日に本拠地で開いた会見の後、担当記者と草野球を楽しんで敗戦投手となった。報道陣に姿を見せたのはこれが最後で、その後、当地での目撃情報はない。複数の関係者に確認したところ、パリ行きを知る人物は皆無だった。

■とだ・なほ 昭和49年3月13日、広島市生まれ。広島県立安古市高校、玉川大文学部外国語学科フランス語専攻卒業。平成2年、ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、翌年に芸能界デビュー。5年、NHK連続テレビ小説「ええにょぼ」でヒロインに抜擢(ばつてき)され人気を博す。テレビドラマ「ショムニ」「anego」などで演じたキャリアウーマンがハマリ役。身長165センチ、B82・W60・H88。

ZAKZAK 2005/11/22



※ソースが夕刊紙なので予断は禁物だが、しかし、いざこうして現実味のあるニュースが出てみると、つくづく日本人は松井選手のことが心配な国民なのだということがよく解る。イチロー選手が大リーグに行った時の「どこまでやれるか」という世間の関心と、松井が大リーグ行きを決めた時のそれとでは全く意味が違った。簡単に言えば、松井に対する視線には「立派に育った遠縁の子を海外に送り出す親戚の声援と不安」が含まれていたと思う。

北陸の怪物が上京して名門球団に入り、スーパースターの監督に仕えながら、曲がった方向に進むことなく成長を遂げ、タイトル争いなど若干勝負弱いこともあったけど、底知れぬパワーと努力で日本不動の4番と呼ばれ、それでも常に「礼儀正しく」「真摯」。松井はある種、日本人にとって「若者の成長の理想形」を体現する存在だった。

だから、渡米後あれだけ実績を重ねても、ゲームに出られなそうだと心配、ホームランが出ないと心配、何か日本のときよりお金にシビアになったみたいと契約交渉のニュースさえ心配と、常に日本人は松井を見ながら「立派にやってる」という安心と「大丈夫かしら」という心配の間を交互に行き来し続けている。

その意味で、松井の結婚は、少なくとも年配の国民にとって他人事などでは全くない。自慢の親戚の子に相応しいお嫁さんを見定める場なのである。その点、まだ松井本人が何も言っていないのに、グラサンかけて自分からベラベラ嬉しそうに喋った酒井美紀は、あの時点で少なからず「親戚」の不興を買ったと思う。まだ今回のニュースも確たる段階ではないので、まだ逆転の目があるのかどうか知らないが、万一酒井美紀逆転となった場合、結構「秀ちゃんのいい人ならそれが一番だわ、もちろん。ただ、ねえ~(含み持たせながら)」みたいな、微妙に釈然としない空気が流れるはずだ。

それも含め、今回改めて戸田菜穂という候補を聞くと、既に何度か出ていた名前とはいえ、なんとも微妙というか絶妙な人選ぶりで、ちょっと驚く。凄く美人だが派手すぎず、仕事は好調だが売れすぎず、浮いた噂も大して聞かず、あとこんな言い方も何だが、若い女に走ったわけでも手練手管使われた訳でもなさそうな「同年代」。ついでに実家は開業医。しいて言えば「仕事辞めるのか」と「英語大丈夫か」程度が「親戚」サイドからのご意見というところか。とりあえず、芸能関係という枠で「国民の夢を壊さない」という選択をするのなら、まず「正解」に近いのではと考えてしまう。いやそんな、他人が好き勝手言う筋合いでは毛頭ないのだが。

なんにしても、結論はどうなるのか。夕刊フジとはいえお父さんがコメント出しているというのは、少なくとも「徳光がお膳立てした女性」よりは堅い気がする。間違いなく1億人の「親戚」が事態を見守るゴシップだ。「戸田菜穂は松井の『ええにょぼ』になれるか?」とか書いてくる週刊誌とかブログとかありそうだな。「ええにょぼ」って確か、仕事のために夫と別居婚している女性の話だった気もするけど。あとどうでもいい事だが、松井のお父さんって、すっかり「意外にマスコミ好き」なキャラが定着しているな。香西かおりとCD出したあたりから

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