バカに厳しいバカばかり

自戒の念も込めてそういうタイトルにしました。

【2005年版】今年の流行語大賞を完全予想(5)

2005年11月15日 19時29分12秒 | 流行語大賞/予想企画
※「流行語大賞」の二番煎じ企画、朝日新聞主催の「ワード・オブ・ザ・イヤー2005」が発表された。別の記事でも紹介したように、最終選考がネット等の一般投票である点が「流行語大賞」との違いであり、そのため流行語大賞のノミネート60ワードからも漏れているような語が入賞するなど、一部特異な面もあるが、全体としては「流行語大賞」の選考基準との相関性は高いので、「流行語大賞」予想の参考に、過去の入賞ワードと「流行語大賞」との相関性を確認してみる。

★なお、これまでの「今年の流行語大賞を完全予想」関連記事については、良ければこちらからご覧ください。

【公式サイト】
『朝日現代用語 知恵蔵2006』刊行記念「Word of the Year 2005」

2000年
1位)「IT」※大賞
2位)「おっはー」
3位)「ミレニアム」
4位)「めっちゃくやしい!」※選考委員特別賞
5位)「神の国」

【00年の流行語大賞】◎大賞、※特別賞、○入賞
◎「おっはー」
◎IT革命
○Qちゃん
○ジコチュー(ジコ虫)
○一七歳
○パラパラ
○「めっちゃ悔し~い」
○「ワタシ(私)的には…」
○「官」対「民」
※「最高で金、最低でも金」


2001年
1位)「同時多発テロ」※大賞
2位)「構造改革」
3位)「稲垣メンバー」
4位)「狂牛病」
5位)「イチロー」
他「感動した!」、ショーザフラッグ ※いずれも選考委員特別賞

【01年の流行語大賞】◎大賞、○入賞
◎「小泉語録」(米百俵/聖域なき改革/恐れず怯まず捉われず/骨太の方針/ワイドショー内閣/改革の「痛み」)
○「明日があるさ」
○e-ポリティックス
○狂牛病
○塩爺(しおじい)
○ショー・ザ・フラッグ
○生物兵器(BC兵器)
○抵抗勢力
○ドメスティック・バイオレンス(DV)
○ブロードバンド
○「ヤだねったら、ヤだね」


2002年
1位)「拉致」※大賞
2位)「ワールドカップ」
3位)「タマちゃん」※選考委員特別賞
4位)「偽装」
5位)「ムネオハウス」
他 ベッカム ※選考委員特別賞

【02年の流行語大賞】◎大賞、※特別賞、○入賞
◎タマちゃん
◎W杯
○貸し剥がし
○声に出して読みたい日本語
○真珠夫人
○ダブル受賞
○内部告発
○ベッカム様
○ムネオハウス
○拉致
※Godzilla


2003年
1位)「マニフェスト」※大賞
2位)「阪神優勝」
3位)「へぇ」
4位)「勝ちたいんや!」※選考委員特別賞
5位)「ゲッツ!!」
他 SARS ※選考委員特別賞

【03年の流行語大賞】◎大賞、○入賞
◎毒まんじゅう
◎なんでだろう~
◎マニフェスト
○勝ちたいんや!
○コメ泥棒
○SARS
○年収300万円
○バカの壁
○ビフォーアフター
○へぇ~


2004年
1位)「ヨン様」※大賞
2位)「たかが選手が」
3位)「ちょー気持ちいい」※選考委員特別賞
4位)「球界再編」※選考委員特別賞
5位)「アテネ・オリンピック」

【04年の流行語大賞】◎大賞、○入賞
◎チョー気持ちいい
○気合だー!
○サプライズ
○自己責任
○新規参入
○セカチュー
○中二階
○って言うじゃない…/○○斬り! /…残念!!
○負け犬
○冬ソナ


2005年
1位)「郵政民営化」※大賞
2位)「刺客」
3位)「想定の範囲内」※選考委員特別賞
4位)「インスパイヤ」
5位)「小泉チルドレン」
6位)「JFK」
7位)「愛・地球博」
8位)「フォー!」
9位)「クールビズ」
10位)「ホリエモン」



ちなみに「ワード~」の特徴として言えることは、次の通り。

※「流行語大賞」との間で、最近5年の大賞重複は、厳密には03年の1回だけと高くない。ただ上位入賞自体の重複は多いため、全体としては予想の有力な参考データになる。個人的に、今年は印象に残る事件が例年より絞られると思われるため、両者の入賞語重複率はかなり高いのではないかと推測する。

※「ワード~」の場合、入賞上位に、流行語というよりも「重大ニュース」のキーワードがそのまま入るケースが比較的多く(例:「同時多発テロ」「阪神優勝」「アテネ・オリンピック」等)、個人語録や流行/ブームの事象・名称がそのまま入るパターンが「流行語大賞」ほど多くない(最近はやや増えているが)。これは「流行語大賞」が、「受賞者を設けて授賞式を行う」という命題を抱えていることと関係しているかもしれない。

※一般投票により選考を行うため、「流行語大賞」にたまに見られる、全く意味不明、選考委員のセンスを疑うような語(例:02年「Godzilla」)が入り込む余地は少ないが、逆に投票制であるがゆえに、組織票の洗礼を受けたと推察される語もたまに散見(例:05年「インスパイヤ」、01年「稲垣メンバー」)されるのが、また特徴的。



★なお、これまでの「今年の流行語大賞を完全予想」関連記事については、良ければこちらからご覧ください。


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