バカに厳しいバカばかり

自戒の念も込めてそういうタイトルにしました。

ハイオクとレギュラー取り違え発覚で懸念される便乗2例

2006年09月21日 00時41分53秒 | ニュースで二言三言
ハイオクとレギュラー、取り違え10年 津市の給油所 (朝日新聞) - goo ニュース

石油元売り大手の昭和シェル石油(本社・東京都港区)は20日、津市にある系列の給油所で10年間にわたり、ガソリンの「ハイオク」を取り違え、「レギュラー」を顧客に販売していたと、発表した。給油所で配管の接続ミスがあり、誤って販売したガソリンの量は約166キロリットルに及ぶという。同社では「ご迷惑をおかけし、心からおわび申し上げます」と謝罪した。

 同社によると、問題があったのは、同市戸木町の給油所「久居インター西店」。先月27日、客から「車のエンジンが不調になった」との連絡があった。同社が調べたところ、96年12月に給油所の改装工事をした際に、レギュラーの貯蔵タンクからレギュラーの計量器につなげるべき配管がハイオク用の計量器に誤ってつながれていたことがわかったという。

 給油所にはハイオク用に6本のノズルがあり、うち2本がレギュラーになっていた。誤って販売した量は1日あたり約50リットルになるという。

 同社は今月15日に経済産業省と公正取引委員会などに報告し、同委員会などから口頭注意を受けた。給油所では11日午後から2本からの給油をやめている。

 同社は「車の運転に支障はないが、信頼を大きく損ねた」として、専用の問い合わせ窓口(0120・400・746)を設置。迷惑をかけた顧客に対しては、返金などの対応をするという。

 同社は資本金約341億9000万円で、05年度の売上高は約2兆2685億円。従業員数は約1400人。全国に約4700カ所のGSがある。

2006年 9月20日 (水) 12:34



「迷惑をかけた顧客に対しては、返金などの対応をするという」。この種のトラブルにつきものだが、どうやって迷惑かけた客を特定できるのか。非常に難しい。「そういえばうちも車故障したことあった」とか自称「迷惑かけられた客」が、この機会に大量増殖しそうな予感。「強く出られない相手には強く出る」がいまや国民の文化になりつつある昨今、返金求める車の列(レギュラー仕様車過半数)が津市を通り越え、県境も越えて大津市までみたいな。いや、さすがにそこまで行列厭わない客はいないにせよ。以上、懸念される便乗その1。

片方で厳然たる結果として、今回の取り違え事件により、10年間で「異常を訴えてきた客が1人だけでした」という事実も露呈しているわけである。となると、価格値上げで末端のスタンド経営にも恐らく厳しさが増しているなか、ならウチも密かにノズル付け替えちゃおうかなーみたいな、大胆な経営判断に走るスタンドが出てきたりしないものか。以上、懸念される便乗その2。


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