重度の不眠症を持ち、眠ることができないと言う男性。一見、大変そうに思えるのだが、彼は夜な夜な趣味の時間を楽しんでいるそうだ。
病気持ちをポジティブに考える。そういうことが、かのんにもある。
かのんは統合失調症を患ってはいるが、そのおかげで夫と出会えたし、現在所属しているとても良い職場にも出会えた。
仕事をする、ということはとても労力がいるし、しんどいことだし、普通、配慮はしてもらえない。
しかし、かのんの仕事に関しては、障害をオープンにして働くことにしたからこそ、無理なく、自分らしく働いていける働き方を会社から提案していただいている。だから、かのんは働き続けることができるのだ。
また、かのんは障害者手帳を持っている。障害者手帳を持つことを「自分は障害者」と認めることになるので、ネガティブに捉える方も少なくない。しかし、障害者手帳を提示すれば、映画を大人1人1000円で鑑賞することができる。このことは、障害に理解がある友人を映画に誘いやすかった。
かのんの病状に関していうと、感情の波に左右されやすくきつい時もある。これは事実だ。でも、感情が高ぶっている時は好きなことができるし、逆に感情が低い時は体と心を休めることができる。
一見、しんどそうに見えることでも発想の転換でハッピーになれるものだ。
かのんは自然とやっていたが、これは認知行動療法と呼ばれる立派な心理療法の一つだそうだ。
もちろん、どう考えてもハッピーにならないことだってある。そういう時は…一休み、一休み。一回休もう。
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