かの記

蘭州での生活+αを綴ります

河西回廊の旅①武威

2010-10-27 20:50:29 | 旅しました
しばらく更新できないと言いながらこっそり更新しています。
(テスト勉強に飽きました)


研修の一環で、蘭州から敦煌まで約1,000kmを旅してきました。

河西回廊というのはシルクロードの一部で、武威、張掖、酒泉、敦煌の四つのオアシス都市を通ります。

7泊8日の長旅で、行きはバス、帰りは寝台列車。


そんなわけで一日目:蘭州~武威

武威は人口187万人の大きな都市です。

まず向かったのは、砂漠の中にある太陽エネルギー発電所。


もんのすごい数のソーラーパネルがあって、めちゃくちゃ発電してるらしいんですけど、
それでも効率があんまり良くないと嘆いていました。

西安とかの方が効率が良いとか。理由は謎です(説明がわからなかっただけ)。


その次は雷台公園。

ここには後漢時代(後漢:25-220年)の墳墓があります。
中は撮影禁止だったんですが、部屋がたくさんあって、ここには足が、こっちには手が、とかいう説明を聞いて少し怖かったです。

で、そのお墓から見つかったのが副葬品の銅製の軍団(馬、車、人、牛)。


特に先頭の馬はこの時代の銅製品の最高傑作とも言われているらしいです。
武威の象徴的存在で、街のいたる所にこの天駆ける馬の銅像がありました。

出土した本物は甘粛省博物館にあるらしい。
そういえば見たような気が…
モヒカン人形よりこの馬を熱心に見ておくべきでした。


おまけ。陽気な外国人たち。

彼らの現在の流行はあらゆる場所でジャンピングフォトを撮ることです。


夜は武威の外事弁公室との会食。

このおじさんが鬼のような人で、ガンガンお酒を飲ませるは、一人ずつ歌を歌えと無茶振りするは、やりたい放題でした。

「北国の春」を歌ってくれと言われたけど、誰の歌かさえも知らなくて、しかも画面には中国語の歌詞。
結局自分で歌っていました。

私の番になり、かとーさんと二人で「バラが咲いた」を歌う。
次に振られたら「瀬戸の花嫁」を歌おうと心に決めて、歌の説明を英語でどう言うか一生懸命考えていたけど、歌わずに終えることができました。

この先「日本の歌を歌え」と言われたら、迷わず「瀬戸の花嫁」を歌います。

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