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東日本大震災動物救護シェルター 写真展

2013-03-11 | Weblog




以前福島へお手伝いに行かせて頂いた、
原発警戒区域に残されたペットを救出・保護している団体
「にゃんだガード」その団体の写真展が、
元戦場カメラマン中川こうじさんの写真を中心に横浜で行われます。


わかってもいたし、細々と支援もしていました。
シェルターに保護された犬猫のお世話のお手伝いもしました。

けど、本当の現実を直視するのを正直少し避けていました。

2011年4月22日、国は原発20キロ圏内への立ち入りを禁止しました。
もちろん正当な言い分も沢山あるでしょうが、
その瞬間、国は事実上その区域内の動物を飢え死にさせ、
見殺しにすると決めたのです。

この団体はそんな国の法律を無視する事に決めました。

そして警察に見つからないように立入禁止区域に潜入し、
見つかれば警察との追いかけっこの日々。

その区域内には数えきれない程の動物達。
犬、猫だけではなく、豚、牛、ダチョウなど家畜達も
お腹をすかせて町中を右往左往する無法地帯。

そして町のいたる所に、放射能に耐えられなく死んで行った子達や、
食べ物が足りず餓死をしてしまった子達の亡骸。

私はその中に行った訳ではありませんが、団体の方に話を聞く限り、
現実とは思えない世界だと言われました。

連れて帰っても保護しておく場所が足りず、
立入禁止区域には200個の餌箱が置かれました。
その中に定期的に餌を入れにいくのです。

もちろんそんな数では区域内の餌の量はまったく足りません。

隊員の方が区域に入り車を降りると、お腹をすかせた動物達が一斉に集まってきて、
愛情を求め、隊員に擦り寄り離れようとしない子もいるそうです。
逆に人間に怯え、敵意をむき出しにしてくる子達もいるそうです。

当たり前です。野生や野良ならまだしも、
今まで家族として毎日餌を貰い、たっぷりの愛情を貰っていた子達が
突然、家族が誰もいない世界に取り残されてしまったのですから。
その孤独感、絶望感は想像を絶するものです。

しかし放射能の量は国も言う通り、生命に危険を及ぼす量。
隊員達も長居をする事が出来ず、泣く泣く車に乗り込んで後にすると、
擦り寄ってた子達も、近づいてこなかった子達も、
ずっと、ずっと、去ってく車が見えなくなるまでじっと見送っているそうです。

どの子もただただ、愛情を求めているのです。


でも、置き去りにした人間が悪いかというとそういうわけではありません。
その取り残されたペットたちの多くのご主人達は亡くなっています。
出て行かざるを得なかった人間にも勿論家がありません。
知人の家の仮住まいでは、ペットも一緒にと言い出せません。
探しに行きたくても国に禁止されています。

飼い犬、飼い猫の安否を気にする飼い主がこの団体の元へ
泣きながら相談にくるそうです。

置いてきたくて置いて行った飼い主など、どこにもいないんですよね。


私は久しぶりに人前でボロボロ泣きました。
普段、人前で泣くのは恥ずかしいと思っているのに、
その時は不思議とそう感じる事はありませんでした。

そして避けていた現実を目の当たりにして、
自分の中で少し風化しはじめていた事を深く反省しました。


震災への考えや関わり方は人それぞれで、賛否両論はありますが、
被災地に対する憶いはきっと同じ。もし良かったらお立ち寄り下さい。


これからも随時各所で写真展を行って行く予定とのこと。

私のポストカードも支援品としてこっそり販売してあります。


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[東日本大震災動物救護シェルターにゃんだーガード/中川こうじ写真展]

2013年3月13日(水)~17日(日)
10:00~20:00(17日18:00まで)
*入場無料
@かなっくホール ギャラリーA
(東横線東白楽駅徒歩10分/JR東神奈川駅すぐ)
横浜市神奈川区東神奈川1-10-1
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