神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

雲南市吉田町、田部家の蔵

2014年06月29日 18時08分59秒 | 日記

 雲南市吉田町に田部家という大きなお屋敷があります。西日本でも有数の地主で、かつては中国山地から採取される砂鉄と豊富な森林資源によるたたら製鉄で財をなし、代々、この家の当主は代々、田部長右衛門を襲名します。

 吉田町の中心部にその田部家の繁栄を今に伝える立派な蔵が残されています。


 ここだけは石畳で舗装され、電線は地下に埋設されています。景観保護です。

Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)






Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)




Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)














Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)










Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)


Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)


Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)

 蛙男商会のFROGMANによる「秘密結社鷹の爪」の吉田くんの出身地でもあります。

 宮 駿のアニメ「もののけ姫」の製鉄シーン「たたら場」のモデルになった所もこの近くです。ただ、映画では木炭生産のために森林伐採され禿山になったシーンが出てきます。「たたら製鉄=自然破壊」。実際は木々を根こそぎ伐採するわけではなく、切り株を残して、そこから再び芽が出て森林となる。計画的な伐採によって森林資源が枯渇することはなかったようです。

 一方、砂鉄採集のために山を削り、川の水で土砂の中から砂鉄を選別します。鉄穴流し(かんなながし)といいます。時として、洪水時に下流に大量の土砂が流れ、洪水、田畑の埋没が発生、下流住民との摩擦もあったようです。出雲平野はたたら製鉄によって形成された土地でもあります。その話はまたの機会に。


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