令和7年 年頭所感 【会長 星野 陽司】

2025年01月05日 | その他

新年あけましておめでとうございます。令和7年の年頭に当たり、謹んでご挨拶を申し上げます。平素は私ども乾めん業界に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

また、昨年の能登半島地震により被災された方々は現在も復旧途上であります。そしてその後の集中豪雨などにより、いまだ続くご辛苦に対しお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧・復興を衷心よりお祈り申し上げます。

 さて、昨年は、4月期、10月期と輸入小麦の政府売渡価格(5銘柄平均)は小幅な引下げとなりましたが、主にめん原料となる中力系は引上げとなるなど、また、そば粉も高止まりし、包装資材、エネルギー価格、人件費といずれもこの先も上昇が懸念されている状況です。

こうしたことを踏まえ、本年も米をはじめ相次ぐ食料品の値上げが続くなど、引き続き消費の動向を注視し、乾めん業界としても値上げによる影響を慎重に見極める年となりそうです。

本年の主な事業は、消費拡大に関する普及宣伝事業として、消費者との接点を大事にし、従前同様、全国各地で各種イベントへのサポートを積極的に進め、多くの消費者に乾めんを味わっていただき、乾めんを日本の食文化の一つとして、国民的な評価を改めて集めてまいりたいと思っています。また、継続して、当会のPR事業『ニッポン全国めん遊記-どど~んと乾めんプレゼント-』を実施し、全国各地のそうめん、ひやむぎ、うどん、そば、中華めんなど特色ある乾めんを知っていただく機会を通じて、乾めんの持つ自然素材の良さ、美味しさにふれて、更に独自のアレンジレシピによる新しい乾めん食をアピールし、身近な食として味わっていただきたいと思います。

お馴染みのイベントとして、7月7日の「七夕・そうめんの日」、立春明けの2月5日の「にゅう(煮)めんの日」、「年越しそば」、「年明けうどん」等、地域産業振興の視点からも乾めんのPRに努めてまいります。

 本年特に心掛けたい取組としては、情報の素早い拡散を求め当会のSNSを情報ツールとして活用し、乾めんをご愛顧いただいている皆様はもとより、情報発信に関心の高い若者層へのアプローチも強化して、経済的にも手軽で、楽しく、豊かに、バラエティーに富んだ食事を提供する活動にも努めてまいります。

どうぞ、本年も全乾麺の運営並びに事業に対して、ご支援ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げますとともに、皆様方の一層のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

全国乾麺協同組合連合会

会長 星野 陽司


令和7年 年頭所感 【農林水産省大臣官房 総括審議官(新事業・食品産業)宮浦浩司 様 】

2025年01月05日 | その他

令和7年の新春を迎え、謹んで年頭の御挨拶を申し上げます。

平素より、農林水産行政・食品産業行政の推進に御理解と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

昨年の1月に発生いたしました令和6年能登半島地震、9月の豪雨等により、被害に遭われた全ての方々に対しまして心からお見舞いを申し上げます。

貴連合会の皆様方におかれましては、地域色豊かで常温保存が可能な特産品である乾麺の製造・供給により、国民の豊かな食生活の実現に貢献いただいておりますことに、心から敬意を表する次第であります。

また、貴連合会が駒沢オリンピック公園にて毎年開催される「The 乾麺グランプリ」は年々来場者も増えており、また来場者の満足度も高く、乾麺の喫食機会・購入機会の増加につながっている取組であると承知しております。引き続き、食品産業や食文化の発展のため、関係業界と一緒になって取り組んでいただきたいと考えております。

食品産業では原材料やエネルギー価格の高騰、人手不足や物流問題などの影響によるコスト上昇が続いております。このような状況の中、政府においては、昨年11月、「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」を閣議決定し、その裏付けとなる令和6年度補正予算が閣議決定するとともに、先月17日に成立しました。

食品産業については、食料の合理的な価格形成を実現するためのコスト指標の作成支援、食品生産性向上に向けた設備導入の支援の他、農林水産物・食品の輸出額を2030年に5兆円とする目標達成に向けた輸出支援等を盛り込んでおります。貴業界の皆様におかれましては、積極的に御活用いただきますようお願いいたします。

農林水産省では、昨年6月に「食料・農業・農村基本法」を改正し、初動の5年間を農業構造転換集中対策期間として位置付け、計画的かつ集中した施策を講じることとしており、食品産業・食品流通については、食料システムの持続性の確保に向けた食品事業者の取組を促進するための新たな仕組みを検討していくこととしています。また、産地・食品産業が連携した国産原材料の安定調達、フードテックなど新技術の活用等による新たな需要の開拓等を推進してまいります。

 今後とも、各種施策を推進してまいりますので、引き続き御理解と御協力をお願い申し上げます。

 本年が貴業界及び会員企業の皆様にとり、更なる飛躍・発展の年となりますことを御祈念申し上げ、新年の御挨拶とさせていただきます。

 

農林水産省大臣官房

総括審議官(新事業・食品産業) 宮浦 浩司


令和7年 年頭のご挨拶 【アメリカ合衆国小麦連合会 駐日代表 中野 和典 様】

2025年01月05日 | その他

新年おめでとうございます。旧年中は全国乾麺協同組合連合会の皆様より多大なるご支援、ご厚情を賜り、僭越ながら米国小麦生産者に代り厚くお礼申し上げます。

新型コロナウィルス感染症収束以降、期待された経済活動の復調の機運は、コロナ禍の

一昨年2月に勃発したロシアによるウクライナ侵攻、昨年10月に再発したイスラエル・パレスチナ紛争による世界的な地政学的リスクの増加、継続的インフレに大きな影響を受けました。世界的な異常気象等天候リスク、及び国内外政治経済の不確実性・ボラティリティ(変動性)の高まり、結果としての原料・物流費を含む製造コスト全般の高騰という厳しい環境において、良質な麺類食品の安定供給に御尽力されている業界関係者皆様に深く敬意を表します。

  食料安全保障についての議論が深まる中、国産小麦の供給では足りない国内の原料小麦

の需要を補うべく、米国より、量と品質の点から安定的に原料小麦を供給させていただく支援活動が、米国小麦生産者を代表し、輸出振興を担う弊社の務めと理解しております。2023/24年度の米国産小麦の生産量は、昨年に続きカンザス州を中心とする中・南部平原部が干ばつの影響を受けたものの、東部、及び 日本向け硬質小麦の供給元である 北部平原部 (モンタナ州・ノースダコタ州他)での増産により、全体で、49.3百万トンと昨年対比10%の増産となりました。北米西海岸地域のホワイト(WW)小麦については、生育後期の乾燥天候により、昨年対比14%の減産となりましたが、前年からの繰越在庫により日本向け供給に問題はないと報告を受けております。また、同WW小麦のタンパク質の上昇についても、小麦粉のグルテン強度はそれ程強くなく、菓子用二次加工適性に問題はないものと現地関係機関より、報告を受けております。

  全世界的には、豪州、カナダの減産が、インド、米国、アルゼンチンの増産で、ほぼ相殺され、全体で 783.0百万トン(2023年12月度米国農務省報告)と前年より僅か0.8%の減産にとどまっています。しかしながら、4年連続で世界の小麦消費量が、同生産量を上回り、小麦輸出国の小麦在庫が漸減状態にあることから、世界の小麦価格においては長期的に底堅い展開が予想されております。

業界を取り巻く環境はいまだ予断を許さない状況ですが、重要市場である日本向けには、継続的に良質小麦を安定供給できるよう米国小麦生産者、物流・輸出関係者とともに鋭意努力して参りますので、引続きご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

  末尾になりますが、乾麺製造業の御隆盛、そして同事業に携わる皆様方のこの一年のご多幸を心より祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

アメリカ合衆国小麦連合会

駐日代表 中野 和典


令和7年 年頭所感 【KFC会長 小暮航介】

2025年01月05日 | その他

新年明けましておめでとうございます。
皆様には、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

また、旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
 昨年は、輸入小麦の政府売渡価格の高騰も一段落した一方、めん用小麦粉の値上げや、そば粉の価格も高止まりし、為替、包装資材、エネルギー価格、人件費といずれも動向が注目される乾めん業界にとりまして厳しい環境下の1年となりました。こうした中で全乾麺・KFC(青年部)は、国内需要の喚起とともに重要課題となる輸出促進について、事例や今後の取組を参考とするために、秋季勉強会として、「日本の食品」輸出EXPO(幕張メッセ)において、輸出への取組を学習し事業に役立てる意見交換等を行いました。

本年は、食品に対する消費者のニーズが多様化する中、乾めんを囲む食卓についてそのレシピに焦点を当てて普及宣伝に力を入れたいと思います。乾めんは、その素材の持つ特長を生かしつつ原料本来の素朴な味わいが魅力であるとも言えます。うどん、そば、そうめん、中華めん等の乾めんを食べることが長年にわたり続いているのは、やはり日本の四季に応じた伝統食としての季節ごとの旬の食が理由の一つにはあるのではないでしょうか。暑い時には季節の食材を添えて食から涼しさを味わえる乾めんを囲む食卓。寒い時には季節の食材を利用して体を温めエネルギーとなる力を養える乾めんを囲む食卓。勿論一年中冷たいめんやそば。温かいめんやそばもいいでしょう。国内の人口減少が続く中、一層の需要拡大を図るために、消費者特に若者に一年中、乾めんとともにバラエティーと栄養に富んだ食卓を提供できるよう今後とも傾向を研究し乾めん消費が支持されていく必要があります。商品価値は品質や味はもちろんですが、例えば最近の省エネや家事の省力化などの観点から調理時間の短縮を図りつつ食事を楽しみ、消費者の求める味やボリュームなどに敏感に対応するようなレシピ等の視点が必要ではないかと考えています。

今後も、新製品の開発など創意工夫を重ねて、特に消費者、実需者のご意見や視点をより大事にして、全乾麺の事業活動に参加しつつ、業界の発展、組織の活性化にも貢献できるよう、会員相互の積極的な意見交換、異業種等の交流を図り、ステップアップする年にしたいと願っております。多くの皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げますとともに、皆様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。

 

全乾麺・KFC(青年部=乾麺未来倶楽部)

会長 小暮 航介


HACCP認定審査会(R6.11.1)を開催をいたしました

2024年11月01日 | HACCP関係

令和6年11月1日(金)製粉会館5F会議室にて、HACCP 1工場の認定審査会を開催しました。

HACCP乾めん類1工場が無事認定されました。