感泣亭

愛の詩人 小山正孝を紹介すると共に、感泣亭に集う方々についての情報を提供するブログです。

中村真一郎の会

2010年04月24日 | 日記

今日、明治大学で「中村真一郎の会」が行われた。


今年で5年目である。


総会では、丸谷才一氏が会長に再選され、あいさつに立った。


中村真一郎の文学の意味について語った。


難しいところもあるが、上質の日本文化の伝統をきちんと保つべきだ。


というお話と受け取った。


その事こそ文化なのだと思う。



生前の中村真一郎の実像を写したNHKの番組がビデオで流された。


映像は、生きた中村真一郎という人間をあますところ無く映し出し、実に面白かった。


会で配布された「中村真一郎研究」の第5号。


元中村真一郎の住み込みの秘書を務められた木村佐一氏の


「豪徳寺二丁目猫屋敷(4)」にも中村の日常や考え方がよく示されており興味深い。


粟津則雄氏の講演の後、懇親会が行われた。


山崎剛太郎氏は、所用で先に帰られたがお年とは思えない。


大学の出口までお送りしたが、


「一人で大丈夫」


と元気に手を振って出て行かれた。


人に頼らないこの気持ちが元気さの源泉なのかもしれない。


軽井沢から見えられた作家の塩川治子さんや小諸から見えられた大久保保さん


などのお話を伺った。


大久保さんからは、堀多恵さんの葬儀の際のプリントのコピーと新聞のコピーをいただいた。


女優で俳人の松岡みどりさんからも、「映画の中の日本文学」のパンフと毎日新聞に掲載されたみどりさんの句のコピーもいただいた。


佐岐えりぬさんの妹さんの本多美佐子さんとtwitter俳句や感泣亭句会の話をして、いるうちに、会も終わりに近づいた。


この会の事務局は、水声社に置かれており、社長の鈴木宏さんの力に依るところが大きい。



「中村真一郎研究」を手に入れたい方は、直接水声社3818-6040まで連絡して欲しい。


1000円+税である。