薪ストーブ暮らしが大好きでブログ書いてます。
燃焼のこと、薪作りやメンテナンスのこと、そんな写真と駄文で毎日更新!
薪ストーブ|薪焚亭
メイソンリヒーターが欲しくなった理由とウソみたいに安い町の寿司屋

今シーズンの閑居は、これまでのところ雪が少なく済んでいる。
まだ大寒前だし、このまま終わりってことはないだろうが、積もって欲しくない。
気温もそうで、晩に薪ストーブを焚いていて、
内外気温差が30℃になる寒い日が、今年はまだ一度も無いのだ。
ありがたいような淋しいような、なんだか変な冬だ。
グランデノーブルのようなソープストーン製の薪ストーブは、
在宅者がいる生活スタイル向きで、朝から晩まで焚き続けられるなら最高だ。
もちろん家の広さにマッチしていることが大前提で、
ウチのように狭いのに無理やり設置すると、朝しか焚けないなんてことになる(笑)
でもそれはそれで、追加薪の面倒さから解放されるので楽チンだし、
結果として薪は減らず、実はありがたかったりする。
蓄熱して長く暖かいので、外出して帰宅しても鋼板製の薪ストーブの時のように、
急いで再着火するような手間も無くなった。
薪のある暮らしは好きで始めたことだが、薪をくべることが好きな訳じゃない。
なので、できればなるべく回数を減らしたいってのが本音だね。
焔をながめているのは好きなんだけどね(笑)

1~2時間ごとの薪くべ労働からの解放は、
蓄熱体のメイソンリヒーターが欲しくなった理由の一つでもある。
最大の理由は終活で、今日54歳の誕生日を迎えた細君に残したいと思ったからだ。
二人とも順当に余生を全うすれば、彼女は十数年長く生きる。
その間、誰も薪ストーブを焚いてくれない。
一般的な家庭と違い在宅しているのはオイラで、細君はずっと外で働いてきたし、
もともと薪ストーブには全く興味のなかった人なので、
これまで一度も焚き付けたことも無ければ、追加薪すらくべたことが無いのだ。
ただ単に暖かければ、何でもいいみたいなところはあった(笑)
それでも、薪ストーブの暖かさを知ってしまってからは、
もうエアコンや灯油ストーブの暖房には、戻れなくなっていると思う。
なので、焚き手がいないとなれば、否応なしに自分で焚くしかなくなるから、
焚き方を覚えようとするかも知れないが、どうだろう?
それに薪の確保の問題もある。
その点、薪ストーブよりも薪を食わないメイソンリヒーターに入れ替えてやれば、
自宅の薪小屋と薪棚に、最低でも10年分の薪を残してやれそうだ。
朝と晩、一日に二回だけ焚いてやれば、真冬でも凍えることはない。
外出して帰って来ても、いつでも暖かい部屋が迎えてくれる。
グランデノーブルは蓄熱するとは言え、それなりに焚き続けなければならないが、
蓄熱体が10倍以上のメイソンリヒーターは、12時間に1回焚けばいい。

きのうは予定通り一日前倒しの誕生会だった。
出前ができないというので引き取りに行ったんだが、とても愛想の良い大将だった。
会計はウソみたいに安く、特上・上・並の3点でなんと4,500円(税込)だったし、
おまけに、出来立てホヤホヤの茶碗蒸しまでサービスしてくれた。
修業時代は別として、もう36年も町の寿司屋をやっているようで、
訊いたら、オイラよりも11歳年上の先輩だった。

寿司桶3人前は、初老の夫婦にはちと多過ぎた(笑)
魚紋とか富山の寿司に慣れてしまっていて、
町の寿司屋のシャリの大きさは、腹に重たすぎるのよね。
焼き鳥も買い過ぎて、20本食べきれなかった。
でもまぁ楽しく2時間の飲んだくれ、酔っぱらったら直ぐに横になれるのは自宅ならでは、
それに何と言っても安く済むのがいい、7,000円しか使ってない。
蓄熱体のメイソンリヒーターと薪ストーブを焚いて暮らす日々の思いを写真と駄文で!
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コメント ( 8 ) | Trackback ( )
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朝焚き付けして、夕方に残ってる熾(少しです)を一度だして、
薪を積んで、上に熾と焚き付けをのせて着火
ドアを締めて、空気を絞ったら翌朝までそのまま。
※朝、夕ともに、薪はぎっしり入れます
2時間毎に追加薪してた頃の2.5倍ぐらい入れますが、
5倍ぐらい長持ちするみたいです。
いろんなパラメータとか、住人の感じ方とかで
「それいいね」だったり「そりゃだめだ」だったりとは
思いますが、こういう例もありますよと。
人それぞれなので、そういう焚き方も良いんじゃないかと・・・
細かいことに拘らず、
家の性能や広さにあった焚き方を自分なりに見つけたのでしょうから。
メイソンリヒーターについては何度も小分けにして書いてるんだけど、
この日の記事だけだと誤解されるかな。
文章が下手で伝わってない?(笑)
メイソンリヒーターが欲しい一番の理由は、
今日の記事(1/27)でも書いてるけど、
熱振幅と温度むら、蓄熱体の最大のメリットはそこなのであって、
結果として追加薪が要らなくなるだけね。
消えてきてドアをあけたとき、開口部のフチに触れても
ススがつかないんです。
従来の炊き方だと手とか手袋にススが付いてイヤだったんですが
↓よそさんのブログですが、こちらで教えてもらったんです
https://musikusanouen.hatenadiary.jp/entry/2019/03/05/013726
我が家だと、使う薪の量は半分まで減ってないですが。
//
メイソンリヒータの件、熱の取り出し方がだいぶ違うんですね。
たぶんですが誤解してないと思いますよ。
薪くべの回数が少ないのは二次的というか付随するメリットですよね
それまでの焚き方では、
未燃焼ガスを相当捨てていたと言うことになるのかな。
燃焼効率を上げても限界があると思うので、
実際よりも薪が少なく済んで感覚的に半分になったように感じてる?
同じ家の暖房で焚き方を変えただけで、
燃料が半減したと言うのは考えにくいと言うか、
オイラの固い頭では、やはり辻褄が合わなくなってしまう(笑)
薪を増やすことで長く引っ張れるようになり、
熱振幅のサイクルも長くなるから、熱ロスが少なくなったのかな。
暑くても寒くても不快なので、
快適温度帯の時間を出来るだけ長くしたい訳で、
工夫して燃焼効率と熱ロスをベストな状態に持っていけたら、
薪の消費はかなり減らせるとは思うけど。
ちなみにメイソンリヒーターも上から燃やすのが良さげですね。
我が家はもっとぎっしり、焚き付けがバッフルプレートに当たるまで積んでます。
//
ぎっしりさせない普通の焚き方だと、炉内で燃えさかる薪が盛大に熱い排気で
熱をすてているように思えます。
実際に、ストーブ本体が空気を吸い込むせいで、どこかからやってくる隙間風は
ぎっしりさせない普通の焚き方の方が強くて寒いです。
ぎっしり詰めて上の方でだけ焚くと下記の様子です。
──────────────
・炉内の空気が押し出されて、擬似的に小さいストーブになる
※リンクのブログの方も、私のストーブもバッフルプレートの穴から空気がでていて、
薪を積み上げてるおかげで着火した焚き付け近辺に空気が吹き付けます
吹き付ける空気のおかげで炭化しつつある薪のガスに引火している様子も見えます
・炉内の空気が少ないので、バランスする「燃える薪」が少ない
※焚き付け当初は上の方だけ燃えてます
・「燃える薪」と対応する空気が少ないので、煙突から排気される流速が遅く、
排気で捨てる熱が少ない
※薪を沢山いれこんでるせいで不完全燃焼しやすいかというと、ぎっしりしてるんで、
「まったく空気に触れなくて燃え始めすらしない」らしく、燻ったり煤でまくったりしてないです。
・薪が減ってくるフェーズではつねに、熾きで覆われていて、
いま見えている熾きが燃え尽きる頃には下にある薪が熾きになって現れる
──────────────
燻ったり不完全燃焼したり、冷えたときに燃えかすが残ったりしないのを前提として
理屈でいうと、煙突排気の温度と流速がポイントと思います。
ストーブ本体の特製(バッフルプレートの穴とか))など、色んなパラメータで
「やってみたけどうまく行かない」という事もあると思います。
「あれー今回はうまくいかないな」
ということも少なくないんです。
で、使う薪の量が減ったかというと、せいぜい2~3割程度かな。
いや、あまり変わらないかな?
という印象です。
だいたい原木を貰ってることもあって
ご亭主と違って、樹種、長さ、太さを均一に作れないのが
困りものです。原木もらっといて贅沢いえないですが。
自分は売り手でもあるので、あまり突飛な焚き方は勧められない(笑)
そんなところですかね。