Reflections

時のかけらたち

アヴデーエワのコンサートへ ・・・ Yulianna Avdeeva piano recital

2019-02-20 23:55:03 | music
2月19日
東京オペラシティコンサートホール

ユリアンナ・アヴデーエワ ピアノ・リサイタル







プログラム

ショパン: 3つのマズルカ op.59
      ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58
シューマン: 幻想小曲集 op.12
シューベルト: 幻想曲 ハ長調 D760 「さすらい人」


アンコール
シューベルト: 楽興の時 第3番
バッハ: イギリス組曲 第2番からブレ―Ⅰ アルテルナティヴマン
ショパン: マズルカ第7番




すべての曲がすばらしく、こんな「さすらい人」聴いたことがある?というくらい
感動的でした。遥か彼方から音が聴こえてくるのです。
シューマンの幻想小曲集は好きで時々寝る前に聴く曲です。マヅルカも、ソナタも
みんなよかったです。ブラボーの嵐の中終わった演奏会でした。



聴いていると主人や母、そしてアヴデーエワが好きだった友人が浮かびます。
元気になって一緒に行こうと話していました。すっかり失念して慌ててネットでチケットを
とったので見にくい3階のレフトでした。真上から指だけははっきり見えました。

感情移入があまりなく、淡々と男性的でもあるのですが、すごい世界が広がるのです。
色彩が豊かだと感じることもありました。

昨年5月に聴いて久々に素晴らしいピアニストに出会うをアップしました。今月他界した友人が
すばらしいと教えてくれて、お誘いしたのだけどこの時も体調が悪くて行けなくて、来年も来るようだから
その時に行けたらねと話していたのに。一人で行きましたが、彼女のことばかり思い出されました。
音楽会に行くと亡くなった人に会うことができるような感じがします。

その日の朝、中国の世界的なピアニスト、ランランがTVに出ていてやさしいクラシックを弾いていて
彼の場合はもう音楽そのものになりきっちゃっていて、また違うタイプだと思いました。
ランランは以前日中関係の影響で日本でのコンサートをキャンセルしたことがあり、その時都民劇場での
コンサートがあり、まだ実際には聴いたことがありません。

あれだけの曲を弾いた後のアンコールも1曲目は簡単で優しく軽かったけれど、あとは迫力のあるバッハ、
そして何とも言えないリズムのマズルカを弾いた後に、サインにまで応じるというサービス。
今回はサインに並ばないで帰ってきました。それにしても男性のファンが多いコンサートでした。


Feb.19  2019  Tokyo Opera City Concert Hall : Takemitsu Memorial
コメント
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