幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

2023年フランス大会を目指して

2019-10-21 23:32:36 | スポーツ
 昨日書いたように、日本ラグビーの明日を考えた時に、このブームが来ているうちに、うまく波に乗ってどういう強化策を図っていくかが大事なわけですが、思わぬ朗報が飛び込んできました。「日本代表、南半球最強リーグ参戦が急浮上」。まさにベスト8まで進んだ効用がすぐに表れた形です。

 2020年シーズン限りでスーパーラグビーから除外されるサンウルブズが復活できるというニュース。もともと日本ラグビー強化のためにサンウルブズは結成され、2016年からスーパーラグビーに加入しましたが、思うような成績を残せずに当初の5年契約満了に伴い除外されることに決まったのですが、今回の活躍で再び参加できるようです。相手は南半球のプロチームですから、2023年大会に向けて再び強化が図れます。

 さらに南半球の強豪国4か国で争うリーグ戦「ラグビー・チャンピオンシップ」にも参加できるかもというのです。これは記事にあるように欧州の「6か国対抗戦」にも日本が誘われる可能性があり、その綱引きになりそうということですが、まさに今回の活躍が日本ブランドを大いに高めた結果です。

 南半球と欧州、どちらも遠くて日本代表が出かけていくのは大変ですが、強化を考えたら、ティア1の各国と定期的に試合ができるなんて、これ以上ないチャンス。魅力的な話であることは間違いありません。できたら両方に交互に参戦したいくらいです。ベスト8の「その先」が少し見えてきました。
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ベスト8のその先

2019-10-20 23:17:40 | スポーツ
 ラグビーW杯、ベスト4を目指した南アフリカ戦は日本の完敗でした。昔の日本なら「大善戦」と誉められてもいいくらい頑張りましたが、勝利を目指していた以上、3-26のノートライで敗れたことは完敗と言わざるを得ません。日本は自分たちのラグビーを南アに全くやらせてもらえませんでした。

 南アは日本のラグビーをしっかり研究し、日本のウィークポイントを的確に突いてきました。日本の弱点はスクラム、モール、ラインアウトです。体格に劣る日本に圧倒的なパワーで押し込むラグビーを仕掛けてきました。そして日本の長所である速いパスによる展開、そしてエースである松島と福岡という両ウィングに仕事をさせないディフェンスを徹底してきました。

 大会直前のテストマッチに比べて点差が開かなかったのは、南アに決定機でのミスが多かったからです。本当ならもっとトライを取られて大差をつけられていてもおかしくありませんでした。逆に日本はほとんどトライを奪える雰囲気がありませんでした。それほど南アのディフェンスがスピーディに日本を潰してきました。残念ながら、しっかり研究され対策を練られては、このレベルの相手にはまだ勝てないということが現実です。

 とは言え、今大会のベスト8というのは実に立派な結果です。しかもラッキーや偶然や奇跡で得た結果ではなく、内容が伴った本物でした。日本のラグビーはティア1に匹敵することを証明して見せました。世界中のラグビーファンが日本を認めた記念すべき大会になったと思います。

 問題はこの先、ベスト8の先です。これ以上の結果を残すためにはさらなる強化が必要です。そのために必要な施策はなにか?プロ化なのか?単なる個々の努力ではない、国としての戦略的な強化策を考えていかなければならないでしょう。またそういう努力を続けていかないと、今回のベスト8も開催国だったからという評価になってしまいます。せっかく獲得した認知と人気です。うまく強化に生かしてもらいたいと思います。
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交流戦「未遂」顛末記

2019-10-19 23:02:57 | テニス
 今日は久しぶりにサークルの交流戦の予定でした。毎回そうですが事前に先方ともいろいろ打ち合わせをして、参加人数もぴったり合うように調整し、対戦表を作り、スケジュールも決め、運営スタッフも固めて臨んだのですが、天気予報は1週間前から雨。しかも近づくにつれてどんどん降水確率が高くなってきます。我々は昔から「晴れサークル」を自称するほど天気には恵まれるのですが、これはさすがに厳しいかも、でも奇跡よ起きろと願っていました。

 しかし今朝起きたら完全にアウトの天気予報になっていました。雨雲レーダーでは10時半頃から雨が降り出す予定で、午後の降水確率は90%。9時半過ぎに相手の幹事さんとメールで「諦めましょうか」と中止を決定して、10時半にはうちのメンバーに連絡をしました。ただその時点ではまだ雨が降り出していなかったのでコートはキャンセルできず、あくまでも中止「予定」の連絡です。

 10時半過ぎに雨雲レーダーを見ると雨が降り出すのは11時半頃に変わっていました。13時からテニスの予定ですから、コートに向かうなら12時より前には決めないとなりません。ちょっと困ったなぁと、何度も空模様を見たりネットで予報を見たりを繰り返します。そして11時半を過ぎてまた雨雲レーダーを見ると、雨が降り出すのはなんと12時半頃に。「おいおいおい」です。どんどん降り始める時間が延びていきます。

 今日は広島からわざわざ来てくれた昔のメンバーのK林くんがいます。彼はしびれを切らしたのか、12時前になって「今からコートに向かいます」とメールしてきました。少しでもテニスがしたいからと。遠方から来たメンバーをほっとくわけにもいかず、僕も急遽コートに向かうことにしました。行って雨になったらK林くんとランチして帰ろうと。他のメンバーには「僕は向かうけどみんなは無理しなくてもいいよ」とメールしてコートへ向かいます。

 12時45分にコート着。途中、雨はパラパラと降ったりやんだり。その時点で集まっていたのは5人でした。またこれから向かうという連絡も3人から入っていたので、2面あれば良いのですが、今日確保しておいたコートは交流戦用になんと7面。事務所で2面で良いので後はキャンセルさせてくれ、と言っても、「まだ雨が降っていないからダメ」の一点張りです。「まだ降っていない」わけではなく「先ほどは降っていたけど、今はやんでいる」だけなんですが、頑としてキャンセルさせてくれません。お役所仕事。仕方なく7面分のコート代を払います。

 13時過ぎ、また少しパラっと雨が降ってきたりはしていましたが、テニスを始めてしまえば少々の雨は気になりません。さすがにうちのメンバーは大したもので、三々五々集まってきます。途中まで来て雨がパラついてきたので帰ったメンバーも2人ほどいたようですが、最終的にはなんと16人も集まりました。テニスバカが多いのはサークルの自慢です。

 結局雨はずっと降ったりやんだりでしたが、しっかり予定通りの4時間テニスができました。使ったコートも最初は2面でしたが、最後は人数が増えて4面。残る3面は全く使わずじまいではありましたが、まあ半分以上のコートを使うことができたのですから、気持ち的には少し納得できます。希望通りにコートキャンセルをOKされていたら、最後はコートが足りないところでした。お役所仕事が怪我の功名になりました。

 テニス後のお茶会にも10人も参加して、久しぶりに来たK林くんを囲んで話も盛り上がりました。こういうアットホームな雰囲気でワイワイできると、長年サークルを苦労して運営してきて良かったなぁと、しみじみ思います。交流戦が流れてしまったのは残念でしたが、それでも「晴れサークル」パワーを改めて痛感した一日でした。




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ぐるナイごっこ

2019-10-18 23:59:13 | 日記
 先日の「ぐるナイ」にマツコ・デラックスが出ていて、高級中華レストランで「ゴチバトル」をやっていました。それを見ていた娘が「ああいう中華を食べに行きたい」と。いつもは家の近所の「味仙」で済ませているので、たまには本格中華料理を食べてみたいというのです。明日が娘の誕生日なので、まあそう言うなら連れて行ってやるか、ということで、今日名古屋駅にある某中華料理店を急遽予約して家族3人で行ってきました。

 たまにランチで行く店で、人気メニューは担々麺と麻婆豆腐という四川料理がメイン。ゴチバトルをやるような高級店ではありませんが、一応それなりの本格中華メニューは揃っています。なのでゴチバトル気分で次々とアラカルトで注文をしていきました。まず最初に「フカヒレの姿煮」。いきなりナンバー1メニュー候補です。最初に注文したのは時間がかかるから。案の定1時間後にようやく出てきましたから、最初に注文しておいて良かったです。

 ほかに「蒸し鶏」「カニのたまごあんかけ」「小籠包」「北京ダック」と合計5品。ここまでで「ストップ」をかけても良さそうな景気の良い注文ぶりですが、設定金額は2万円のつもりで臨んでいます。さらに娘が「油淋鶏が食べたい」と言い出したので追加オーダー。ビールやウーロン茶も頼んでいますから、ドリンクも合わせるとすでに限界かも知れません。

 しかし人気メニューの「担々麺」と「麻婆豆腐」を頼まずには帰れません。と言うことでオーダーを追加したものの、さすがにこれだけのボリューム、3人でシェアしても食べ切るのは大変です。ぐるナイならスタッフが美味しくいただいてくれるかも知れませんが、我々にそんなスタッフはいません。

 担々麺までは何とか頑張れましたが、最後の麻婆豆腐はかなり厳しかったです。「やめておけば良かった」という言葉が頭の中をぐるぐる回ります。辛いから水もどんどん飲むので余計にお腹は膨れていきます。とは言え頼んだメニューを残すのは恥だと思う昭和世代、なんとか頑張って食べ切ってやりました。なんのバトルなんだかもう訳がわかりません。

 最後の会計では23540円。ドリンクを除けば2万円を少し切ったかなというところです。ニアピン賞くらいはいけたかも。最初から払うのは僕と決まっているので、いくらニアピンでも嬉しくもなんともありませんけど。そして明日からまたダイエットのために粗食に戻らなければなりません。
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2019ドラフト会議

2019-10-17 23:32:08 | 野球
 今日行われたドラフト会議。注目は佐々木と奥川の2人の高校生投手でしたが、佐々木はパ・リーグ4球団による抽選の結果ロッテ、奥川はセ・リーグ3球団の抽選の結果ヤクルトに決まりました。良い結果だったと思います。ともに投手陣の整備が課題のチームです。こういうチームに有望なルーキーが入るのがドラフトの本来の姿だと思います。

 また石川は中日、オリックス、ソフトバンクの3球団が指名。まさかソフトバンクが石川を指名してくるとは思いませんでした。地元のスターを与田監督が引き当てた中日が獲得しました。与田監督は昨年の根尾に続く連勝。これで将来の中日の野手の軸が2人できたと思うと素晴らしい結果です。

 広島が大学ナンバー1投手の森下、DeNAが高校生遊撃手の森を単独で獲得。広島は相変わらずドラフトが上手いと思いました。外れ1位で日本ハムが河野、西武が宮川をそれぞれ抽選で獲得。このあたりの即戦力社会人投手を獲得できればOKでしょう。阪神は西、楽天は小深田、ソフトバンクは佐藤、そして外れの外れでオリックスは宮城、巨人は堀田となりました。原監督は引きが弱いです。

 2位以下では阪神が5位までずらりと甲子園のスター選手を指名してきたのには驚きました。2位井上、3位及川、4位遠藤、5位藤田。育つのに時間がかかるし、育てるのが下手そうな阪神が大丈夫でしょうか。中日は2位橋本、3位岡野と社会人の即戦力投手を獲得、4位の慶応大の郡司は近い将来の正捕手候補。5位と6位は高校生投手ということで、1位の石川も含めてかなり狙い通りのドラフトになったのではないかと思います。

 それと中日が育成ドラフトで指名した名大の松田亘哲。名大から初めてのドラフト指名です。高校時代はバレーボール部だったという異色の経歴。かつて東大の井手をドラフト3位で指名したこともある中日がまたやってくれたという感じです。選手として大成するのは難しいかも知れませんが、井手のように将来はフロントに入って中日に貢献できる人材。応援したいです。
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東京五輪マラソンを札幌で開催

2019-10-16 23:18:47 | スポーツ
 IOCが来年の東京五輪のマラソンと競歩を札幌で開催することを検討していると発表しました。聞いた瞬間は「へー、良いんじゃない?」と思いましたが、よくよく聞いてみるとIOCが言っているだけで、日本陸連も五輪組織委員会も寝耳に水だったらしく、そういう根回しなしに発表して本当に実現できるのかと思います。

 恐らく先日のドーハで行われた世界陸上での惨状から思いついたことでしょう。ドーハは真夜中に走ったにも関わらず、気温は30℃を超え、湿度も70~80%。女子マラソンでは4割の選手が途中棄権しました。東京の8月の朝はドーハの深夜と変わらないくらいの暑さだろうと思いますから、IOCが危機感を抱くのはわかります。

 ただ東京が暑いのは今に始まったことではありません。最初からわかっていて危惧されていたことです。それを開催まで1年を切ったこの時期に開催地を変更するとか言い出されても、そりゃ困るでしょう。まず勝手に候補地にされた札幌がどう考えるかですが、仮に札幌が受け入れると言ったところで、残り9か月でコース設定から会場の準備、受け入れ態勢など、どこまで調整と準備を進めることができることやら。オリンピックだからと言って、どんな無茶でも通るわけではないでしょう。

 また日本のマラソン代表は先日のMGCで決めましたが、わざわざ暑さに強い選手を選ぶために特別にMGCを開催したのに、話の根底から覆されてしまいました。涼しい札幌でやるならまた代表選手は変わってくると思うのですが、今さら選考のやり直しもできません。陸連にしてみれば勝手なことを言わないでくれとなります。

 そもそも他のスポーツ中継のためにオリンピックは8月にしてくれとアメリカのテレビ局が無茶を言っているわけですから、IOCが金儲けばかり考えず選手のことを考えているというなら、開催時期自体を前回の東京五輪のように10月にすれば良かったのです。それができないなら、温暖化はますます進みますから、これからは8月も冷涼な北欧かカナダ、もしくは南半球でばかり開催すれば良いと思います。

 さて、本当にマラソン・競歩は札幌開催できるのでしょうか?無茶ぶりされた組織委員会には同情するしかありません。
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税金はインフラ整備に?

2019-10-15 23:59:09 | 政治
 今回の台風19号による甚大な被害で、「もっと税金をインフラ整備にかけろ」という声がたくさんあがっています。確かに日本は災害大国ですから、地震や台風に備えたインフラ整備が大切なのは言うまでもありません。F35戦闘機をアメリカから爆買いしている場合か、という意見はよくわかります。

 ただ今は大型台風が通り過ぎたばかりだから、そうした意見が頻発していますが、別の問題が勃発すればそんなことはすぐにみんな忘れてしまいます。中国や韓国などとキナ臭い時は防衛費にかけろという声は高まるでしょうし、年金問題が起きれば社会保障に金を回せと必ず言われます。なにか話題になるたびに、その対象が教育費だ、医療費だとコロコロ変わります。当然です。どれも大事な税金の使い道だからです。

 国家の歳入は無限ではありません。あれにもこれにもと金を使っていたら破綻してしまいます。と言うか、すでに日本の国家財政は破綻寸前の大赤字を抱え込んでいるのですから、まず優先すべきは財政再建だという主張にも理があります。政治とはそうした矛盾するような要求を調整し、バランスを取っていくことです。民主党政権が批判された要因にはそうしたバランス取りが上手くできなかったことも大きな理由としてあるでしょう。

 ただ翻っていまの安倍政権にそれができているのかと言われたら、これも疑問に感じざるを得ません。外交のためとは言え、各国に気に入られようと大金をバラ撒いています。しかもその割にはアメリカにも中国にもロシアにも金づるとしてしか見られていませんし、日韓関係に至っては最悪です。外交に金を使っているのに成果なしでは意味がわかりません。

 せめて少しでも税金の無駄遣いをやめようと政権が努力しているようなら、難しいバランス取りをしていることを評価しようと思います。しかし「桜を見る会」に大金を投じたりしているのを見ると、むしろ国家の税金を自分の自由になる小遣いだとしか思っていないのではないかと感じてしまいます。

 小遣いが足りなかったら親に言って貰えばいいと考えている世襲のボンボン政治家たちで作っている政権です。足りないからと言って、また消費税率を引き上げようとするのも遠からぬことだと思います。
 
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両手バックの進歩

2019-10-14 23:43:26 | テニス
 先月からテニスエルボー防止のためにバックハンドを両手で打つ練習を始めています。山本麻友美プロにまず基本を教えてもらった上で、壁打ちをメインで練習を積んでいます。まだまだゲームの中で使えるほどには上達していませんが、少しずつ打つコツを掴みかけてきたというか、極端なミスヒットは少なくなってきました。

 今日約1か月ぶりに山本プロのレッスン会でまた両手バックハンドを見てもらいました。球出しをしてもらって10分以上にわたって打ったのですが、前回よりはかなり良くなったとお誉めの言葉をもらい自信がつきました。特に腰から膝あたりの高さのボールはかなり上手く当てることができるようになってきたのですが、まだ胸より上はなかなか力が入りません。山本プロからは最初は無理せず高いボールはロブで返すようにした方がいい、そのうちコツが掴めれば打てるようになるからということで、高いボールはロブで返す練習をしたのですが、これも何とかできました。

 今後の課題としてはゲームの中で実際に両手で打つことです。球出しのボールと実際の生きたボールでは全然難易度が変わります。そもそもバックに来た、と思ってから両手で構えるのに慣れていないので、どうしても少しセットが遅れ気味になり、その結果振り遅れたりミスヒットしたりしてしまいます。自然に両手バックの構えができるようにならないとゲームの中では使えません。

 山本プロからは「まずバックは両手で構えて、難しかったら片手でスライスで返すように」ということだったので、とにかく両手で打ちに行く気構え優先です。テニスを40年やってきて今さらの打法変更ですから簡単にはいきませんが、テニスエルボーで痛いのですから仕方ありません。

 ただ、テニスエルボー自体はかなり症状が軽くなってきたので、実は最近片手バックハンドもあまり打つのが怖くなくなってきました。もちろん片手の方がボールのコントロールはしやすいのですが、せっかく両手も練習して身につき始めたのですから、武器をひとつ増やすためとテニスエルボー再発防止のために頑張って練習していくつもりです。
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スコットランドの敗因

2019-10-13 23:26:33 | スポーツ
 ラグビーの母国であるスコットランドが、いくら開催国だからと言っても日本ごときに遅れをとることは許されない、そんな重圧がかかっていたはずです。日本がアイルランドに勝ったのは誤算でしたが、対ロシア、対サモアの結果からしても、スコットランドの方が強いという自信はありました。自分たちのラグビーをすれば日本に勝てないはずはありません。

 ただスコットランドとして厳しいのは単に勝つだけではなく、ボーナスポイントの差を埋めないとならないこと。自分たちが4トライを奪う、もしくは8点差以上をつけても良い。逆に日本に4トライを奪われたら、それは8点差以上つけるのも困難の戦いということになります。ただ勝つだけなら自在に展開できますが、日本の攻撃を防ぎ、なおかつトライ数を多くしようとすると攻撃のオプションが限られます。だからこそ、常に先手を取って優位に試合を進めることが肝心でした。

 その計算通り、スコットランドは司令塔のラッセルの個人技で前半6分にトライを奪います。トライで先手を取る理想的な展開です。後はこの優位を保ちながら点差を開いていき、8点差以上ついたらトライを狙っていくもよし、さらに点差を広げるもよしという主導権を握ったラグビーができるはずです。

 しかし日本は想像以上にしぶとかった。タックルは速く正確で、反則も少なく、なかなかボールを奪えません。ポゼッションで日本に圧倒されているうちに、前半17分、警戒していた日本の俊足ウィング、福岡からのオフロードパスで松島に抜け出されてトライを奪われてしまいました。キックが不調そうな田村のコンバージョンもギリギリで決まって同点に追いつかれてしまいました。

 さらに日本のスピードのある展開が続きます。前半22分にまたも松島に自陣深くまで侵入されると、そこからフォワード陣がオフロードパスを4人もつないで、最後は稲垣が中央にトライ。フォワードにあれだけ見事に決められてしまったら、どちらがラグビー強国なのかわかりません。

 日本の勢いはさらに増して前半終了間際の39分に田村の裏を突くキックを福岡に拾われてトライを許してしまいます。なんと21-7と圧倒的に日本優位な展開になってしまいました。スコットランドはポゼッションで完全に日本にやられてしまい、先手をとってリードして試合を支配するという計算はガタガタに崩れたまま前半が終了となってしまいました。

 そして決定的だったのは後半開始直後の2分。またもや福岡。今度はタックルからボールを奪われてしまい、そのまま独走を許してトライを献上してしまいました。これで日本が先に4トライを奪いました。スコットランドはどうしても4トライを挙げなおかつ8点差以上の差をつけて勝たなければなりません。つまり後半残り時間で3トライ&29得点以上が必須条件となったのです。

 必死になったスコットランドは守勢に回った日本を相手によりアグレッシブに攻撃をかけます。明らかに前半よりもラフプレーが目立つようになりましたが、その荒々しさが功を奏したのか後半9分にラックを刻んでトライを奪うと、さらに選手を一挙に入れ替えて後半14分にもトライ。これで3トライ、そして7点差まで詰め寄りました。残り時間は25分。あと最低1つのトライ、そして15点を奪わなければなりません。

 日本はすっかり疲れからか動きが鈍くなってきました。攻めるよりも耐えるラグビーになっています。しかしスコットランドとしては日本が守勢に回ったことで逆に隙がなくなってきてなかなか前進できなくなってきました。勝つだけならペナルティゴールを狙う選択もありましたが、トライを奪うためには攻めるしかありません。時間だけが刻々と過ぎていきます。最後はボールを奪われてしまい、必死に日本のフォワードがボールを死守して逃げ切られてしまいました。21-28。終わってみればスコットランドの完敗です。

 なにより前半に大きなリードを奪われてしまったことがスコットランドの敗因でした。自分たちのやりたかったゲームプランを日本にやられてしまっては勝てません。油断はありませんでした。しかし重圧はあったし疲れも焦りもあった。母国スコットランドのラグビーファンは温かく彼らを迎えてくれるのでしょうか?サッカーならわかりませんが、ラグビーファンはきっと「よくやった」と迎えてくれるはず。それがラグビーのスピリットだから。
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上海マスターズ4強を若手が独占

2019-10-12 23:04:36 | テニス
 台風で発表会も中止になり、何もできずに家に籠っています。名古屋はそれほど大きな被害はなかったようですが、静岡以東では大変なことになっているようで心配です。

 仕方ないのでテレビを見たりネットを見たりしているのですが、上海で行われているテニスのマスターズ大会で男子のベスト4が決まりました。メドベージェフvsチチパス、ズベレフvsベレッティーニという組み合わせです。メドベージェフとベレッティーニが23歳、チチパスとズベレフは21歳。久しぶりに若手だけで大きな大会の上位を独占しました。

 しかもチチパスはジョコビッチを、メドベージェフはフェデラーを倒しての準決勝進出です。長らく続いた3(+1)強時代がとうとう崩れ始めたと言っても良いでしょう。もちろん、まだグランドスラムでは若手は3強を倒してはいませんが、2020年にはその壁も崩されるかも知れません。

 なによりこれらの若手は3強に対して恐れを抱いていません。対戦成績もほぼ互角です。3強より少し年下の錦織世代との違いは、そこにあります。長年、徹底して痛めつけられてきた錦織世代は、心のどこかでやっぱり「敵わない」という尊敬と畏怖を重ねた気持ちを抱いているのではないかと思います。

 上海からパリのマスターズ、そしてツアーファイナルと続く中で、ますます3強と若手の戦いは激しくなっていくことでしょう。日本人目線では錦織がその狭間で埋没していってしまう心配はありますが、俯瞰して見れば面白くなってきました。
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