goo blog サービス終了のお知らせ 

幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

練習は家でしてください

2025-03-24 23:59:24 | 音楽
 ストリートピアノを弾くというのはハードルが高いです。僕はピアノを習って14年になりますが、とてもじゃないですけどストリートピアノを弾く腕も勇気はありません。あれは腕自慢コンクールの装置となっていて、「誰もが自由に弾けるピアノ」とは言い難いからです。もちろん、腕前を上げていつかストリートピアノを弾いてみたいという気持ちはゼロではないですが、多分このままなら一生弾くことはないと思います。

 大阪市の大型商業施設ATCシーサイドテラス内にあるストリートピアノの公式X「南港ストリートピアノ」が先日、利用者に対して注意喚起を行ったことで物議を醸しています。「ストリートピアノ演奏者の方へ」「練習は家でしてください。練習を重ねてつっかえずに弾けるようになってから、ここで発表して頂けたら幸いです」などとつづり、たださえ高いハードルをさらに上げるようなことをして大炎上しています。 

 確かに練習のピアノを聞かされるのは苦痛だと感じる人もいるでしょう。公共の場所なのですから、練習は家でしろよ、という気持ちはわかります。だから僕もとてもじゃないけれどもストリートピアノに触る気がしないのですから。ただコンサート会場ではないのですから、ストリートピアノに高い芸術性やエンターテイメント性を求めるのも間違っていると思います。音楽を楽しむための機会を増やすために置かれているのがストリートピアノなのに、敢えてその機会を閉ざすような主張をするのは矛盾しています。

 またピアノを駅とかではなく商業施設に置く場合は集客狙いがあると思います。それは演奏フィーを払わなくても良いプレイヤーに弾かせて商業的な利益を得ようとしているわけですから「ズルい」と思います。もちろん弾く方も承認欲求を満たすために弾いているわけですし、なんならYouTubeに動画をアップして儲けようとしている人も多いので、ウィンウィンなのかも知れませんが、そんなストリートピアノは本来の意味のストリートピアノとは違うものだと思います。

 今回の南港ピアノはそういう利益を得る目的のためのピアノなので、こうした注意喚起を行うのも運営としては当然ということなのかも知れません。ただ、それならストリートピアノと名乗るのはやめて「腕自慢ピアノ」とかにして欲しいと思います。本来のストリートピアノは、素晴らしい演奏には大きな拍手を送り、拙い演奏にも暖かい拍手を送るものです。そういう心優しいストリートピアノが増えることを願っています。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ああ、高安 | トップ | ストリートピアノ番組 »
最新の画像もっと見る

音楽」カテゴリの最新記事