「We Are The World」が発売されたのが1985年。今からちょうど40年前のことです。もうそんなに昔のことなのかと今さらながら驚いてしまいます。この年に会社の同僚とコスプレ(というほどの完成度ではなく、それっぽい感じ)でステージに上がり、なんと3回ほどいろいろな場所でこの曲を披露したことがあります。僕はスティービー・ワンダーになって登場しましたが、歌ではスティービーだけではなく、ウィリー・ネルソンやボブ・ディラン、レイ・チャールズなど出演者の何人かの物真似もしました。一番得意だったのがボブ・ディランの物真似で、難しかったのがレイ・チャールズでした。

当時レイ・チャールズはすでにあの豪華アーティスト揃いの「USAフォー・アフリカ」の中でも別格扱いの大物で、逆に言えばまだ20代半ばだった僕にはバリバリ現役のマイケル・ジャクソンやブルース・スプリングスティーン、ビリー・ジョエルらと違って、世代的にそれほど馴染みのないアーティストでした。ひたすら曲を聞いてレイ・チャールズの真似をしようとしましたが、独特過ぎて物真似をやっていることはわかっても、似ているかと言われたらかなり微妙な出来でした。
そのレイ・チャールズのヒット曲として知られるのが「Georgia on My Mind(我が心のジョージア)」です。6月のサックスの発表会で吹くつもりでずっと練習中ですが、サックスの最後に歌もついでに歌ってみようというサックスの先生の悪ノリ提案に乗ることにしてボーカルの先生に相談し、今日のボーカルのレッスンでじゃあ7月のボーカルの発表会でも歌おうという話になりました。
単に歌うだけなら単純で短い曲なので何とかなるのですが、この曲はレイ・チャールズのイメージが強くて、そのまま歌ったらまた下手な物真似をしているような感じになってしまいそうです。ボーカルの先生からは「まずレイ・チャールズを聴いて練習して、徐々に自分のものになってきたら歌って気持ち良いように自分なりに変えていけば良いから」と言われました。所詮どう足掻いたところでレイ・チャールズにはなれないのですから、そうするしかないかと腹を括ったので、これから7月の発表会まで40年ぶりにレイ・チャールズ先生の下で修業するつもりで練習します。






