[ブログ内検索]・[牛・丑・うし・ウシ(漢字の語源・成り立ち)] | 牛に関する熟語について 辞書を引けば、「牛」に関する熟語は少なくないことがわかる。 ◆牛衣 ◆牛飲馬食 ◆牛券 ◆牛車 ◆牛酒 ◆牛女 ◆牛郎 ◆牛斗 ◆牛心炙 ◆牛馬走 ◆牛歩 ◆牛毛 ◆牛喘 ◆牛溲 ・・・ ほほーう (^^; ◆牛驥同竜 などなど、「牛」があたまにくるものだけでも枚挙にいとまがない。 牛鼎烹鶏(ギュウテイホウケイ) というのがあった。 牛鼎(ギュウテイ)にて鶏(ケイ・にわとり)を烹(に)る。 すぐれた才能・能力を持つ人物は、つまらぬ事をやるのには適しない。牛を入れて煮るような大きな器で鶏を煮るようなもので、役不足だということ。 ⇒ 割鶏焉用牛刀(鶏をさくになんぞ牛刀を用いんや) 『荘子』内篇の素読 をつづけているが、荘子ならこんな不平は言わない。それどころか、国王からの招聘をさらりとことわっているのだ。かっこいーい! (用意されたポストでは役不足だと不平を言ったのではなく、どんなに厚遇されたとしても、世間的な名誉になんか興味なし、まっぴらごめんだよ ということ) ⇒ [荘子、濮水に釣す(荘子・秋水篇)] 牛に関する熟語や故事は、他にもまだまだありそうだ。 |
※招聘(ショウヘイ)
しかるべきポストを用意して招く。厚遇を約束して雇用すること。
つまり、国王の「師」として招くこと。
本来は、外部の人を一日講師として招くような時には「招聘」などとは言わない。これは便利使いしているだけ。礼を尽くして、下にも置かぬ待遇で雇い入れることが「招聘」である。
「彼は、学長として招聘された」 というような使い方をする。
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