最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

ルールとモラル違反

2005年09月29日 | 感じること
 今朝は少し早く家を出て、いつもの通り学園前駅まで、バスに乗り
ました。そのバスはノンステップ型で、前方の左側横長の4席は優先
座席でした。
 ところが通勤・通学の時間のせいか、どの優先座席も若い人、4人
のうち2人は駅に近いT学園の男子高校生でした。老人がもしも乗っ
て来たら席を譲るかも知れませんが、(私は老人には見えないのでし
ょう)、恐らく始発のバス停に近いところから乗りやすい降りやすい
その位置に座ったものと思います。
 学校では、「他に席があいておれば、優先座席にはなるべく座らな
いように」といった指導など、やってはいないのしょう。
 近鉄のこの時間帯の快速急行は混むので、準急に乗りました。4人
掛けの優先座席にゆったり3人が座っていました。前に立っていたら、
幸い2つ目の東生駒で1人が降りたので座れました。少し詰めれば女
性ならもう1人は座れます。
 中年の男性が前に立ちいましたが、その人は座ろうとしません。次
の生駒から中高年の女性が乗ってきましたので、少しつめて座っても
らいました。
 ところで生駒駅から乗ってきた20歳台の男がわれわれの前に立ち、
いきなりケータイを出してピコピコやりだしたのです。目の前の窓ガ
ラスには「優先座席付近では形態電話の電源をお切り下さい」、と赤
い紙の表示があり、車内アナウンスもあったのですが、その若い男は
止めません。
 「注意しようかな」とも思ったのですが、朝から小言をいうと、こ
ちらも気分がよくないので、今朝は止めました。向かいの優先座席で
は若者がコミック誌に夢中でした。ここで化粧をする若い女性が少な
くありません。
 優先席でのケータイの使用に、私は以前はよく注意をしたものです。
最近はルール違反が多少減りましたが、圧倒的に若い女性に多いよう
です。
 ある日、家に帰ってこのことを言いましたら、「あんたも朝のウオ
ーキングで赤信号でも道を渡っているではないの?」と返されました。
 押しボタン式の信号機を、たった一人の横断のために、信号が青に
なるまでバスや車を待てすのは、どうも気の毒でなりません。交通量
の多くない早朝の2車線、左右をみて、車が来ていなければ、自己責
任で渡ってもよいのではないか?と、勝手な解釈をしているのです。
 どこまでが社会のルールで、どこまでが許容されるモラルか、今日
一日考えましたが、結論には至りませんでした。でも、他人様に迷惑
をかけない、不快な気分を与えないことが最低限の基準であることは
確かなようです。
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