岩手の桜はもう少しの辛抱。
庭には老妻が丹精込めた花々が咲き競う
年明け早々の胡四王神社から始まる蘇民祭は江刺の伊出、五大堂・・・全国的に知られた黒石寺そして岡山西大寺会陽を経て3月、早池峰神社でシーズンを終える。
蘇民祭を経験したした人はこの時期いくつになっても血が騒ぐと言う。
蘇民袋の争奪は寒中にふんどし一つで、時には冷水を浴びせられながら上になり下になり、雪や泥にまみれて傷だらけになっても取主になって福を得ようと蘇民袋にしがみつく、体力、気力、の根性勝負。
そんな男くさい祭りに近所のお祭り好きが、2ヶ所で連続して取主(優勝)となった。
1シーズンで2ヶ所で取主になった例は聞いたことがない。
2ヶ所もの蘇民祭で得た大きな大きな福は一人では重すぎるだろうと「福のおすそ分けをねだる会」を近くのレストランで開いたら予定を上回る沢山の人々が参加してくれた。
取主一人だけしか手にできない親札(親コマ)や優勝旗を拝ませてもらった。
昔、親札をもって夜の飲み屋街に繰り出すと見せただけでその夜の飲み食い代はただだったと言われる。
その夜の出席者はこの先一年の福、息災を分けてもらった。
獲った福がでかいだけに祝賀会はすでに数回、桜の季節にはさらにまだ予定されているという。
「福のおすそ分け」 は続く。
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